竹内すい
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投稿数
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円盤に針を降ろしてメロディを待つ今 はじけて遠のく平日
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発話さえできずに包まれるタオルケットは子宮の体温
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落雷が杜の鐘打ち篠突く雨 安寧の下神様と我
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一本のまぶたの線が命なのつねってぶってこすってけして
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ラベンダー芽の幼きを見せられる人のいること背中あたたか
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脈打ってすべてを乗っ取る心臓を投げ捨てたなら沈んでゆくかな
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君の曲忘れたままならよかったな酩酊の頬をしかくで冷ます
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2223分バス停でセリフをすべる指先頼る
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精神科帰りにひとりレモンタルト 希望の黄色は視界に浮いて
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作業員集うベンチの笑い声 きんもくせいが揺れて賑やか
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三分間急行列車通過待ち秋風ふけば澄んでゆく車両
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憧れのルビーの指輪のイラストを机に貼ってる今が好きだよ
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ほどいてく指を左右にふりながら小さくばいばいは帰っていった
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野良猫が裂かれるように鳴く闇夜 届かせると疑わずに泣く
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私たちずっと変わらずいるかもね そうかもねじゃあまた明日ね
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マグ底にとごるココアを傾けて起き上がらないならそっとしておく
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あてもなく迷い込む野のベンチには肩幅分のわたしの景色
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張りつめた心が崩れてくように塔の鐘鳴る 花街は雨
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焦燥で湿ったインナー抜け殻は現代美術の名もなきオブジェ
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くるくるとアイスコーヒー回すほど一緒にいられる25時すぎ
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まばたきをゆっくりすれば会えそうなまつ毛の先の太陽の粒
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恋人が持ち寄る桃色ハンガーをグレーと交互に風に並べつ
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一日の果てのひととき私にあげようフェイスパックのひたひたの愛
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亡き祖母の開かずの部屋の戸を引けば 埃きらめく毛糸の峰々
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何度でも茜の夕日に見とれてる いつか許せるときがくるかな
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こりもせず読めぬ冊数抱えてる腕がうれしいからまた借りる
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もう二度と会えないような満月だ 初風だけは知ってるのだろう
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公園でホタルのように座す男 ブルーライトより安らかな闇
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古き名と自動変換で再会し にじみ浮かんだ名前のない午後
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スコールでロビーに避難した人はみんな遠くの晴れ空見ている
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