Utakata
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松本直哉
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復唱のこゑくきやかに交換手オはオランダのオでございますね
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霧深き比叡の寺のともしびのたえざるごとくわがこころもゆ
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雨女(自称)のひとと経めぐれば廃園にふる雨音しづか
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「あたたかくしておやすみください」告ぐる声猫のもどらぬ夜のしじまに
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ただありあけの月ののこれる独り寝を誰がためとてやまんじりとせぬ
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たへかねて鳴りいだすらむわが心うつろとなれば琴さながらに
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吹き消せばくらやみのなか手さぐりにさがしもとむるやはらかきもの
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漠としてとらへどころのなき夢のかけらをひとつ召しあがれ獏
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ぬばたまの闇につまびくアルペッジョものや思ふとひとのとふまで
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花も人も深くねむれる五月闇ふいにひとこゑほととぎす啼く
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さくさくと鋏の音の聞こえきて下を通れば青き香の立つ
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思ひわび身はぬけ殻となりにけりひとすぢつづく初蟬のこゑ
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籠あけてかなりあ一羽ときはなつ 空たかく飛べ歌な忘れそ
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宙空にからだひねりしのちはただ落ちてゆくのみ夏の校庭
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あかねさす紫にほふぶどう酒を酌み交してぞ亡きひとしのぶ
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君かへす朝の鋪石すこしづつすりへらしゆく酸性の雨
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鐘つきて余韻の長くきゆるまでたたずみをれば木に鳥の啼く
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花も人も深くねむれる五月闇不意にひとこゑほととぎす啼く
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所有することのかなしみ 賭け金も尽きてたたずむ夢の切岸
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晩鐘のなりをはるまで腕のなかこの温もりを身にきざむため
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たれひとり解かれぬ字もてかはす文ひとに知らゆな燃ゆる思ひを
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背のびしてツリーに星をともす子のポニーテールの髪のゆれつつ
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横抱きにまた縦抱きに抱きなほしつつみどりごあやすあけがた三時
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ふかしいもふたつにわればふうはりと湯気立ちのぼるふゆのはじまり
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母音のみからなるきみの名を呼べばあかるき風のふくここちする
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マフラーに顔をうづめてかへる子の髪かきやれば冬のにほひす
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陸上部書道選択少年の墨濃く書きし文字「絶好跳」
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頬ずりをさせてくださいわたしのいのちよりながくここに立つ樹よ
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子をやどすひとの象形と知りしより身といふ文字をつつしみて書く
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ちひさな子おひざのうへにのせましてゆあーんゆよーんゆるるぶらんこ
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