Utakata
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マンモス
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懐メロと妻子と友と時事ネタと仕事と酒と少しの孤独
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口開けて良かつた歌を思ひだし削り落され歯垢とともに
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即興で下ネタにして子は笑う「読み聞かせ」とはちがうな、これは
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読み違え一太歯ぎしり足元で小川ながれるせせら笑って
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先輩は遠き道ゆき年賀状ぼくの世界の中心はここ
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落ち込んでゐても平らぐドブ色の朝ラーメンに半ライスつけ
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投函のあとのまつりの息白くこはしたくなる郵便ポスト
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一文字の怖さをおもふ礼状の誤字指摘され電話をかける
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歌はのこり故郷の
香
(
か
)
も初恋も利根とながるる豊受の春
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七草に青春のうた響きをりコントレイルはあをき空ゆく
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街中は不便になれり地方都市スターバックスばかり四つも
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対岸の火事とは云えず強国の誇張の論理ベネズエラ燃ゆ
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きのふの火事の場所を聞かれて答へれば「よかつたねぇ」に少しとまどふ
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年末の華やかさとはほどとほく正月四日の同じスーパー
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きのふ買つたUNOをやらうと初明かり今月十になる吾子が来る
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ゆつくりと挨拶交はし少量の一月三日の納品終へる
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目標は「来年から」と逃げ腰でホントは今からやればいいのに
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中途半端な施しはまういりません指先だけが開いた手袋
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にぎわいの朝ラーメンのお手元に「蟻の思いも天まで届く」
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長嶋もジャンボ尾崎も釜本も昭和がゆつくりとけてゆく冬
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接客がめちゃめちゃ良くて建付けが死ぬほど悪いトイレのコンビニ
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よく寝ればそう、いつだって夜が明けるはがしてみようあの日のかさぶた
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間違いの電話「モチヤマさんですか?」山口県の宇部市近郊
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寝取られた夢みし聖夜あの顔は好きだつた人「ちゃん」で呼ぶ奴
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局アナの切れ味わるい読み比べ毅郎節に後継者なし
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エアコンの下ひところに集まればより一層の家族なる冬
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コストコのピザ切り分けて冷凍す酸いも甘いも結婚十年
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歳末の妻の口調はきつくなりメガネの歪みなおすJINS
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歌よみは咲ひたところが
運命
(
さだめ
)
にてじぶんでじぶんをめでる蒲公英
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ははかたの祖父は学徒動員でちちかたの祖父出征の
時代
(
とき
)
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ルーツとはおもたき言葉拉致されたクンタ・キンテの足を断つ斧
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