Utakata
登録
Login
サイトのご案内
マンモス
フォロー
82
フォロワー
84
投稿数
3045
懐メロと妻子と友と時事ネタと仕事と酒と少しの孤独
« 最初
‹ 前
1
2
3
4
5
6
7
8
…
次 ›
最後 »
遺言を聴ひていたのかひび割れたスマートフォンは蛍のひかり
15
うたを語りうたを愛せし剃髪は正岡子規に似たるよこがほ
16
入滅は昨年だつたと知つた日のこたへあはせのようなスワイプ
14
満月が右上にゐる信号を左折でむかふ夜明けの世界
17
だれと呑むなにを呑むかと如月のじゃんけんぽんが木魂する居間
13
北陸の友をおもひて北陸の酒呑む夜のこころの旅路
16
黄巾の乱をおもはすオレンジのジャンパー羽織り手をふる若人
15
『最強王』ホッキョクグマの子殺しの慟哭に泣く児の誕生日
14
「かっこいい名前」と云ひて掲示板パート女性の指さす『龍二』
11
まだ抱つこできるといふか持ち上げる十年
一日
(
ひとひ
)
といふこともなく
11
呑んだとき「旨い」と云つた酒の名を刻むで求む義父誕生日
14
出稼ぎや単身赴任や戦場でかぞくをおもふ男をおもふ
16
有るものをつなぐ西から東へと俺は営業ひとのなか生く
20
震えてる場合じゃないな同病が昇段審査を受けると聞けば
11
芳醇な高級パンの香が満ちてポールのあまい歌声と合ふ
16
イエローサブマリン描かれたエコバッグパンより先にディスプレイ見ゆ
13
アビーロード歩く四人のシルエット看板語るオーナーの好き
11
ビートルズのナンバー流れ宇都宮セレブパン屋に寄る同行日
10
だれもゐない朝の工場闊歩するおのれひとりの冬であらねど
19
好きな子がくれた塗り絵を
吾
(
あ
)
に寄こす「きらわれたくないからもらつた」
14
我が妻ををんなとおもふ寒の入り夜のとばりの窓をうつ風
18
悪名が無名に勝る民主主義五十二
%
(
パー
)
は無関心にて
14
声変わりかもしれないね十年後なにを語ろう成人の日に
15
踊らされ踊りつかれた前橋のインター横で食ふカップそば
17
子どもらのひとあし先に期が変わり一月決算出会いと別れ
9
口元が映し出される手鏡に夕影は濃く濃くなりし髭
11
口開けて良かつた歌を思ひだしこそぎ落され歯垢とともに
12
即興で下ネタにして子は笑う「読み聞かせ」とはちがうな、これは
14
読み違え一太歯ぎしり足元で小川ながれるせせら笑って
11
先輩は遠き道ゆき年賀状ぼくの世界の中心はここ
10
« 最初
‹ 前
1
2
3
4
5
6
7
8
…
次 ›
最後 »