マンモス
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懐メロと妻子と友と時事ネタと仕事と酒と少しの孤独

『改憲をはじめてやった総理の名』孫はテストで問われるだろう
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文句あるなら選挙行けベランダの垂れた氷柱は親指のよう
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都合のよい民意ばかりが宙をとび忖度政治ははじまっており
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きれい事ばかりを聴いて日はのぼり轢死者みたいな残雪をふむ
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「なぜデモにいかない?」「コスパわるいから」全共闘のうたは泡沫
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ぼくたちは悲しきASIAN BOYかな ほら、女神さま銃を構えて
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ぼくたちは一本道を突きすすむ令和時代にもう「もし」はない
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妻と子の夕餉をきいて餃子焼き独りよがりは蓋をして蒸す
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夕間暮れ明日はなに色不登校の子を詠んだうた読む家にひとり
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日曜に子はべつべつの家へゆきサイズアウトの長靴すてる
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ノンアルのビールでつまむお好み焼き妻子迎へるまでの二時間
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新雪をちひさくあるき長靴を雪合戦のまへに取りゆく
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休日の積雪なんてプレゼント 子が起きるまで読む俵万智
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はつ雪のふりだしさうな空色の子の上靴の粘土をあらふ
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「ヤー」「トォー」と日本剣道形おしへ倉庫に友が訪ねくる暮れ
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フェイクありエログロもありひかりありプラットフォーム資本主義の世
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付け焼きば理念と宗教混じりあひ右も左もまん中もなく
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高市の大まくしなり雪原を青く染め上げこの國のさき
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震災で数千枚が灰になりそれでも訳し『源氏物語』
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「戦争は野蛮時代の遺物と見、軍備の撤廃未来の理想」
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質の悪い初期のうたほど膾炙かいしゃして晶子は「常に悲しむ」と云ふ
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熱情の与謝野晶子は十一人子をそだてうたを五万首も詠み
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生命いのちとは熱きものにてたらちねの母子はわれを父親にせし
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腹裂きて産まれ出づ子を抱かされる「これが生命いのち」としる雪の朝
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剣をとれば一期一会の友うかぶコンクリートに靴履きでさへ
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温度計プラスをさして立春の辻立ちよりもはやい旗振り
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髪しばり「早くいくよ」といふ母に「ママ、かわいい」をぶち込む次男
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ボンドロも麻辣湯マーラータンもメイドイン中国チャイナが流行りパンダはゐない
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慣れてゆく忘れてゆくよ空蝉を生きてゐるから生きてゆくから
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死の床をおもひうかべて(まだなにもわかつていないじやないか)と叫ぶ
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