Utakata
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マンモス
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懐メロと妻子と友と時事ネタと仕事と酒と少しの孤独
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朝の庭長めの蛇が踊りうねりグレーチングの隙間へ消ゆる
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鏡像のをのこ見返す鮮血の朝の買い置き歯ブラシ大き
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ママ友は友だちじゃない嚙み合わぬ妻のいらだち噛みしめて寝る
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しっぽ立て猫は一匹東ゆく二学期はじまる朝を迎へに
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おもひでの燕三条中華そば夏ふりかえるカウンターにて
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月末の締めの最中友旅行グルメ調べてこころ富山へ
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となり町九月上旬夏祭り我が町下旬秋祭りなり
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お金とは感謝の見える化、数値化で何も持たずに人は生まれた
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マンキーと言へばモンキー言ひ返し四度目で君マンキーものにす
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昼日中とどむ三十八度線朝な夕なに虫は鳴ひても
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先週はきみと歌ったスナックのテナントで食う朝のラーメン
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来年の話をすれば妻笑ふ魅惑金沢友待つ弥生
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剣道は『美しさだ』と最強の先輩明かす強さの極意
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まつすぐな瞳で君は先輩の立候補した理由を聞きて
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それぞれの感謝思ひ出貼る色紙恩師を囲む一期のいち
笑
(
えい
)
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笑ひ合ふ旧友再会酒うまし青藍のあを青春のアオ
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人生に二度目はないしまう中年一人も欠けずまた会えた夏
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きれいごと言いつづけやうあちこちで出来ますやうに終戦記念日
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大量の砂の土産を持ち帰り洗う翌日甲子園かよ
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早朝の船出見送る露天風呂港の風と頭皮うつ雨
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真夜中の漁船の灯りは煌々と寝ずの番かな瞬きもせず
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たのしさは上書きされて窓辺立つ水平線の夕日見る子と
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しょっぱさも砂の不快もそれが海説明もせず戯れる波
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見慣れない縦に並んだ信号機雪の重みをおもう夏の日
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田園の景色ひろがる新潟の米語り合ふ君は助手席
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昼食は子らの残したものを食む父のお腹は地球への愛
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親になり葛藤重ね読む葉月 向田邦子『字のないはがき』
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刺し身買ひワサビ切らして隣家でひと練りもらふたのし距離感
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更衣室トンネルの先子が問へばプールは一緒銭湯はべつ
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歌は遺りなまなましさは胸えぐる正田篠枝の大小の骨
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