Utakata
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マンモス
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懐メロと妻子と友と時事ネタと仕事と酒と少しの孤独
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『改憲をはじめてやった総理の名』孫はテストで問われるだろう
16
文句あるなら選挙行けベランダの垂れた氷柱は親指のよう
15
都合のよい民意ばかりが宙をとび忖度政治ははじまっており
14
きれい事ばかりを聴いて日はのぼり轢死者みたいな残雪をふむ
9
「なぜデモにいかない?」「コスパわるいから」全共闘のうたは泡沫
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ぼくたちは悲しきASIAN BOYかな ほら、女神さま銃を構えて
9
ぼくたちは一本道を突きすすむ令和時代にもう「もし」はない
8
妻と子の夕餉をきいて餃子焼き独りよがりは蓋をして蒸す
12
夕間暮れ明日はなに色不登校の子を詠んだうた読む家にひとり
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日曜に子はべつべつの家へゆきサイズアウトの長靴すてる
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ノンアルのビールでつまむお好み焼き妻子迎へるまでの二時間
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新雪をちひさくあるき長靴を雪合戦のまへに取りゆく
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休日の積雪などはプレゼント子が起きるまで読む俵万智
14
はつ雪のふりだしさうな空色の子の上靴の粘土をあらふ
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「ヤー」「トォー」と日本剣道形おしへ倉庫に友が訪ねくる暮れ
9
フェイクありエログロもありひかりありプラットフォーム資本主義の世
12
付け焼きば理念と宗教混じりあひ右も左もまん中もなく
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高市の大まくしなり雪原を青く染め上げこの國のさき
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震災で数千枚が灰になりそれでも訳し『源氏物語』
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「戦争は野蛮時代の遺物と見、軍備の撤廃未来の理想」
15
質の悪い初期のうたほど
膾炙
(
かいしゃ
)
して晶子は「常に悲しむ」と云ふ
13
熱情の与謝野晶子は十一人子をそだてうたを五万首も詠み
22
生命
(
いのち
)
とは熱きものにてたらちねの母子はわれを父親にせし
20
腹裂きて産まれ出づ子を抱かされる「これが
生命
(
いのち
)
」としる雪の朝
20
剣をとれば一期一会の友うかぶコンクリートに靴履きでさへ
12
温度計プラスをさして立春の辻立ちよりもはやい旗振り
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髪しばり「早くいくよ」といふ母に「ママ、かわいい」をぶち込む次男
24
ボンドロも
麻辣湯
(
マーラータン
)
もメイドイン
中国
(
チャイナ
)
が流行りパンダはゐない
13
慣れてゆく忘れてゆくよ空蝉を生きてゐるから生きてゆくから
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死の床をおもひうかべて(まだなにもわかつていないじやないか)と叫ぶ
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