孫達の 創意工夫に 感心す おむつの箱も 車に変える
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頭上からロータリー車の唸る音雪の量さえ見ぬ引きこもり
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てきとうに書けというからてきとうに書いた答えでバツもらうとは
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もう何も いらないと思う その次にアレ欲しこれ欲し 波間におぼる / 思秋期
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空洞のある老木なれどポツポツと白梅咲けりぬくき日差しに
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セーターにくっついてきた愛猫の白い毛取らず一緒に連れてく
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ひとり飲む酒のしずかな熱(ほとぼ)りよ 蕎麦屋の隅に歌の芽を待つ
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小豆煮て区切りを付けて初午はつうまと節分そして春を待つだけ
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肉まんとピザまんどちら 食べますか おっさん二人 真剣悩む
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不登校のぼくの心に軟膏が浸みてくような祖父の雑談
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幼き日祖母に教わるご飯炊き冬はぬくいが夏はかなわぬ/かまどにて
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庭草が 残雪被り 朝陽浴び 寒風に揺れ 厳しさ伝え
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ぐるぐると回る座椅子は義母の席 こっくりこっくり影もゆらめき
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庭先の吊篭つりかごに 輪切りのみかん ついばむメジロ 冴ゆる冬空
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傷ものの果実は 甘く甘くなる 傷ついたひとが 強くなるごと
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雪道で三倍かかった通勤も口角あげて無事故無遅刻
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親よりも 頑張る事が 子の努め 二代目継いだ 君の格言
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つまのいぬ夜ははやばや湯たんぽを布団に入れる わたしのために
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ミチーガゆう おばちゃんみたいな 名の注射 普通とり戻す 痒くない日々 / 医療の進歩ありがとう😭も少し安くして😂
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闇に目を慣らし 眺む冬の星座 さき星々 煌めく昴
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居るだけで役に立ってる植物にあこがれを抱く今日はそんな日
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在りし日の 伝記漫画の 啄木たくぼくを ブタキと読みぬ少年 可笑をか
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病床の吾を想いて厚き文 友の笑顔が飛び出し舞ひぬ
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テーブルの 花瓶にいけた 小枝から 梅が一輪 春の息吹が
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忘れゆく父の瞳の澄みゆきて幼子のごとき父を抱きしむ
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チビ猫が 夕焼けみてる 黄昏時 うしろすがたを 写真とりたい
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今は無き仕事は「写植」子育て期 追い立てられし日々の懐かし
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「わたしのお母さんはおばあちゃんです」ちょっと恥ずかし次女の作文
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日々追われ中途半端な子育てもははの愛にて子等健やかに
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大切な 君が生まれた 今日の日は 私の心 暖かくする
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