教科書の詩より受けし感動は 半世紀経るも薄ることなく /谷川俊太郎『生きる』
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吐く息がゴジラのように白く伸ぶそうかもう今そんな季節か
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幸せにできないやつは飴細工職人なんかになれやしないさ
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葉と書いて紅葉と読む季節なり赤いてぶくろポケットから出す
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タヌ猫の「ぷすぷす」寝息が聞こえてる 暗くて姿は見えぬが 和み
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時間ときてば薄れていくと思ってた 日に日に貴方きみの影は濃くなり
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ぬくき朝もみじ石蕗つわぶき彩れる庭園歩き秋終いとす
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秋の午後 落ち穂探しぬ鳥たちも 何時いつしかねぐらに 戻りて眠る
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冷えたから色んな「寒い」が並ぶかと思うも楽しうたかた開く
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黄色なる道からパッと飛び立ちて スズメ数羽が木からまた木へ
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ユニークな小皿箸置き一目惚れ うてささやか作業所支援
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眺むれば 赤き夕日が沈み行く 山の稜線 赤々と燃ゆる 
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散歩道歩数の都合で遠回り傍から見れば只の不審者
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微妙だな トイレ行く廊下ときだけ寒い 軽い上着を脱いだり着たり
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しめやかな雨が窓辺を濡らす朝に 妃の逝去と昭和時代の終幕
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十六時どこへ急ぐかその落暉大き湖あかあか照らし
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霜月の 凍てつく夜に満月が 青白あおき光が 夜の静寂に 
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金の風 ジブリパークの木々渡る サツキを見たり ドンドコ森で
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目を見張る満艦飾の注連飾りスマホに確かむ今日の日付けを
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検診の 待機時間に短歌うたを詠む 愚作駄作が 次から次と 
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生活に咲く花を摘み歌にするいつかあなたに届くだろうか
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明日から 冬将軍がいらっしゃる ストーブ出しとこ 炬燵も出しとこ
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23℃! 濃いめの水出しアイスティー 飲める気温だ いそいで淹れた(4時間かかる)
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秋夜長あきよなが SASサザンを聴いて 刺し子する 曲に合わせて チクチク進む
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北風が雲を走らせ木々揺らし タートルネックの出番来て 冬。
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寒いねと 友とLINEで言い合って 気をつけてねと 労り合ひて
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『朝のリレー』 筆ペンで書き 壁に貼り 毎朝吾は 希望を貰ひ/谷川俊太郎さん 感謝
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歴史あり博物館を巡り行く先人の技おどろき尽きぬ/鑑賞中なう
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可愛いと強いの二つを持ち合わせウィメン最強武器の搭載
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幼稚園前で神社の看板が今年も寿ことほぎ「祝七五三」
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