Utakata
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水中都
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アイコンはAIさん作です。マジですげぇな最近の生成AI。
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三十一
(
みそひと
)
にせまる
陽気
(
ようき
)
の
夕餉
(
ゆうげ
)
なる
冷奴
(
ひややっこ
)
これ
百薬
(
ひゃくやく
)
の
長
(
ちょう
)
19
人の世を暮れの
昏
(
くら
)
きにくらぶれば 今は足もとのみぞたよりに
18
台所
(
だいどこ
)
の
布巾
(
ふきん
)
を換えに箱開けて母の字を見て時を失う
18
降る雨にしかめ面して人の波 われ鼻炎もちひそやかに笑む
16
一矢
(
いっし
)
では
報
(
むく
)
えぬならば
二矢
(
にし
)
三矢
(
さんし
)
三
(
み
)
つ
束
(
たば
)
ねれば
易
(
やす
)
く折れまい
12
車窓
(
しゃそう
)
抜く空の青さと菜の花と目もと化粧のひよどりは
紅
(
べに
)
20
気の早き
穀雨
(
こくう
)
の庭を耕せる みみずの跡にわれほころべり
18
人の世は
汀
(
みぎわ
)
に築く砂の城
浚
(
さら
)
える波もやがて
泡沫
(
うたかた
)
23
よろづなる
悲喜交々
(
ひきこもごも
)
や春の
陽
(
ひ
)
の照る
階
(
きざはし
)
を駆けて舞へ舞へ
17
朝ぼらけ
祖
(
そ
)
の
石塔
(
せきとう
)
に香を焚く西へ去りゆく月を背にして
25
なりわいのいたづらなりぬともがらを 慰みのぼれ花待ちの月
21
としつきに かさねかさねて いたみては はるけきうみに けふあめのふる
21
うつせみの身を追い立てし春の
陽
(
ひ
)
に彼岸のつとめ思い出し
居
(
を
)
る
16
わが
霊
(
たま
)
は
幾度
(
いくど
)
冬の背 見送れど 凍え篭もりて知らず啓蟄
11
眩
(
まばゆ
)
ける車窓に揺れる虹の糸 蜘蛛の啓蟄
羨
(
うらや
)
みて
午
(
ひる
)
14
かの年
(
二〇一一
)
は草も知りてか
生
(
お
)
ひ
来
(
こ
)
ねば 土押す若芽みつけホッとす
15
来る春を如何で知るらむ花の子よ 虫と土との言ふを聞けるや
18
冬の
檻
(
おり
)
御霊
(
みたま
)
囚
(
とら
)
はる
父母
(
ふぼ
)
しあれば われ置き
去
(
さ
)
りてゆけ花の風
15
この空の青の碧さを伝へたき人も無ければ開く口閉づ
13
よう晴れた! たれ〇んだ干そ
帳
(
とばり
)
開け即座に
翳
(
かげ
)
る …知ってたんやに?
5
雪害
(
せつがい
)
のラジオ聞きつつ
炊事場
(
すいじば
)
は水の
温
(
ぬる
)
みに
春
(
はる
)
思
(
おも
)
はする
15
人の世はものと事とを織りなして名はのこさねど人はありけり
13
夢を知り夢に夢見て夢惜しみ夢を
埋
(
うず
)
めて夢を
遺
(
のこ
)
して
7
重ねても手ぶらで逝くが人のみち 賽の河原の石積みと知る
11
ぽつねんとわが二十歳との相似形 足掻けば沈む 漂うが佳し
12
雪と雪 谷間の春を知らざれば明くる日の朝嘆かぬものを
17
東より迫る魔性の円き月 見てはならねど瞳逸らせぬ
13
街並みの
縁
(
へり
)
を踏み切り月は跳ぶ今宵狂宴ワイルドハント
6
陽炎
(
かぎろひ
)
に
円
(
まる
)
く燃え立て
紅
(
あか
)
の月
二重
(
ふたえ
)
の
輪舞
(
ロンド
)
笑
(
え
)
みて
啼
(
な
)
く
吾
(
あ
)
の
11
往き往きて果てなきユメは桜山 醒めて散りなば醒めずあらまし
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