Utakata
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水中都
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最近体調不良でいいねお返しできていません。ごめんなさい。
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ひとり寝に
揺蕩
(
たゆた
)
へる舟 櫂はなく 息吹に編みて呼ばふ名もなく
10
この空の蒼の重さと夏の
陽
(
ひ
)
に おろしたシャツの白で抗う
25
明くる日は夏ぞたちなむ おのづから風にかしわ手ハレに高らか
19
木綿針
(
もめんばり
)
かがる山の端つつじいろ ひこうき雲と春のたそかれ
24
かしわ手のおのづわきたつこころなれば
暗夜
(
あんや
)
ゆく身のみちびきとせむ
17
草刈りてひとりの庭に佇めば 羽根欠けてなお空を見る蝶
28
三つ折りに
焚
(
た
)
かれ燃え
居
(
を
)
る線香も うちのひとつぞ
独
(
ひと
)
り尽くらめ
20
無花果の枝の武骨にそよそよと水仙の白 病める身の春
25
仏壇の蔭に身を寄す蜘蛛の子よ まわれ右する掃除機の先
29
風の
音
(
ね
)
にひとの声聴き肩越しの白詰草に春告げる陽は
28
かすむ名を召しあげとかす今日の青 胸をつらぬく三月のそら
22
やはらかに きぬのあめふる わが庵の 杉の戸たたく 春のいなづま
28
春の
陽
(
ひ
)
にホコリも跳ねて舞い踊り ぱっとこよみに書く「オオソウジ」
16
夕月夜 なれにし袖の梅の香を標とぞせむ 夢の通ひ路
20
つちの戸をたたき春告ぐきぬの雨 うんと伸びする草の子の朝
20
み吉野に われ問ふ鳥の来たりなば 袖振り示し給べ 山桜
26
刻み
給
(
た
)
へ 君よ
吾
(
あ
)
が身に 常世なる
不毀
(
ふき
)
の夜桜 散るをしらねば
21
風禿
(
かぜかむろ
)
けふは雪夜を触れ
往
(
ゆ
)
けど まろき
袂
(
たもと
)
に匂ふ梅の
香
(
か
)
27
ひなたにて読む新聞のインクの
香
(
か
)
邯鄲
(
かんたん
)
の
夢
(
ゆめ
)
遠き正月
24
苦にいたみ 嘆きの雨はやまずとも ただきみの背に
悲
(
ひ
)
は傘を
架
(
か
)
く
17
苦は楽に 痛みは鎮め 嘆き
已
(
や
)
め ただひとときは このひとときは
23
月に雪 尽きぬ夜の雪 みちゆきに ことのはの
靱
(
ゆき
)
うつせみのはて
23
ひさかたの光さざめく波間にも 君が
御髪
(
おぐし
)
を
手繰
(
たぐ
)
れ我が
櫂
(
かい
)
22
年の瀬に
文
(
ふみ
)
のあてさきかぞへつつ 薄墨いろの
白菊
(
しらぎく
)
を見る
27
ひさかたの光しづけき
垣
(
かき
)
にふる雪は
山茶花
(
さざんか
)
大雪
(
たいせつ
)
の朝
23
彼
(
か
)
の
岸
(
きし
)
のふたおやの声おもはする こはるひよりのやはらかな朝
24
染めたまへ きみが訪ひまつ肌の はまゆうの花からくれなゐに
21
しもつきの雨もあふるる花の碧 濡羽も宿せひるがおの君
20
奥津城
(
おくつき
)
のきぬぎぬにすそふむ人の
常世
(
とこよ
)
にかへす波はあらじと
16
くもらせて雨を降らすも人ならば 晴らせて照らす故も人なり
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