Utakata
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水中都
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アイコンはAIさん作です。マジですげぇな最近の生成AI。
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東より迫る魔性の円き月 見てはならねど瞳逸らせぬ
12
街並みの
縁
(
へり
)
を踏み切り月は跳ぶ今宵狂宴ワイルドハント
5
陽炎
(
かぎろひ
)
に
円
(
まる
)
く燃え立て
紅
(
あか
)
の月
二重
(
ふたえ
)
の
輪舞
(
ロンド
)
笑
(
え
)
みて
啼
(
な
)
く
吾
(
あ
)
の
10
往き往きて果てなきユメは桜山 醒めて散りなば醒めずあらまし
12
かみとひと生を言祝ぐ巷間を遠巻きに見つみずのなかより
12
国府宮御饌津奉納はれの日よ われはそぐわず籠り居る佳し
13
雪待ちの空高く征くパン袋 風を恃みて旅は何処へ
18
まがつ
色
(
いろ
)
西の山の
端
(
は
)
揺らぐ月 君に語らばしづめ
了
(
お
)
はらむ
17
さむ
空
(
そら
)
に
掲
(
かか
)
ぐ
樹
(
き
)
の
腕
(
うで
)
おとすかげ その
輪郭
(
りんかく
)
に
春
(
はる
)
の
音
(
ね
)
を
見
(
み
)
つ
18
今日こそは氷室ならんか作業場のわが身足どりマリオネットよ
17
遥けき野のぞむわが庵 雪の庭 音もなき夜の山裾の灯は
21
お勝手に給湯器の湯ありがたく母のしもやけ想う小寒
21
アメリカの街路を埋める 赤と青 次の局では 『レ・ミゼラブル』
18
年賀状 しもた!うっかり出し忘れ!どこや!近所や! 届けに走る
19
初売りの店に油断のひなたねこ 吾見てビクリ そそくさと去る
22
元旦を待ちて携帯入れ替える これもあるいは昭和の作法?
17
独り聴くAFNと大晦日 やるせなき世の傍らに立ち
14
ゆき雲のそらに今年を映してはこの木にほとけ彫りて送らむ
12
暁闇
(
ぎょうあん
)
の吹雪の音に父は逝き
四年
(
よとせ
)
経
(
へ
)
つ朝 仏壇を拭く
28
年の瀬に朝駆けの空 墓参り めざめる街に眠たげな月
24
自らの体の機嫌とることを覚えし吾の四十九の冬
20
鳥辺野
(
とりべの
)
に遠く
貴
(
あて
)
なる声を聴く(それでも人は生きていくの)と
15
三十一
(
みそひと
)
ぞあれば世界を
描
(
えが
)
き
得
(
う
)
る
今際
(
いまわ
)
の父の
文
(
ふみ
)
の
道
(
みち
)
ゆき
23
入所中 句歌を綴りし父のメモ 開けぬままに命日が来る
19
之年
(
このとし
)
を語る
言
(
こと
)
の
葉
(
は
)
散りければ ただゆきの
音
(
ね
)
を
慰
(
なぐさ
)
みとせむ
16
出社前 見れば愛車の窓ガラス 氷の
華
(
はな
)
の乱れ咲くなり
25
冬の
陽
(
ひ
)
の贈り物かな
銀杏
(
イチョウ
)
の葉 その
黄金色
(
きんいろ
)
に
寂静
(
じゃくじょう
)
をみる
22
流れゆけ夜に凍える魂へラジオ奏でる『愛燦燦』よ
17
ニットベスト 値引きセールぞ嬉しけれ 帰って吊った(袖あるやんけ…)
16
月に
朱
(
あか
)
襟
(
えり
)
かき合はす影法師 風の
訪
(
おとな
)
ひ
大雪
(
たいせつ
)
の宵
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