Utakata
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水中都
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アイコンはAIさん作です。マジですげぇな最近の生成AI。
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くまぜみにすだく小蟻のなりわいを 黙し みまもり向日葵は立つ
24
ラジオからひかるいのちの甲子園 澄みてはるけきそらにひぐらし
20
訪
(
おとな
)
へる人の語らひ蝉しぐれ 盆の
軒端
(
のきは
)
にかげはあらねど
18
朝ぼらけ人もまばらの墓掃除 秋は
囀
(
さえず
)
る雨と風とに
20
閉づまなこ 思ひ出画廊 蝉のこゑ
閾
(
しきい
)
のかなた 白き
昔日
(
せきじつ
)
24
ゆうなずみ 柘植にやすめるしじみ蝶 秋思う風 羽根にそよそよ
23
山の
端
(
は
)
に夕陽を抱く
雲入道
(
くもにゅうどう
)
ランタンいろのものかなしさに
20
ごみ出しの朝に覚悟の蝉しぐれ 聞こえよがしに大暑大暑と
24
人の世の夏の早さに間に合わずようやく今朝の蝉しぐれかな
22
人の世に引き比べ恥づ
稚
(
わか
)
き
樹
(
き
)
を護るごとくにすだく
落葉
(
らくよう
)
17
狐狸妖怪 ゆうれいまでも近年は 暑さを避けて家に居るらん
17
枝揺らす風見て歓喜 出てみれば 蒸したタオルで顔覆う如
18
瀝青を割りて出づ草 往きみどり 帰りの道に見ればきいろに
16
体温を越える午後二時歩くのは 痩せた猫 蟻 わが他に無し
25
ひさびさにあう
屋敷蜘蛛
(
やしきくも
)
ふくよかに 「ごくろうさま」と声かける朝
26
夕の
陽
(
ひ
)
の刻める影の鋭さは 黙して示す 又の日の熱
22
おや今日は芒種一粒万倍日 買い物メモに書き足したクジ
22
風に立ち波に
揺蕩
(
たゆた
)
う
若稲
(
わかいな
)
は内緒話のこどもらに似て
22
この竹は定めたらんや空の
涯
(
はて
)
駆け昇るさま ただひたすらに
23
ふる雨に風に乾きに
慄
(
おのの
)
きに いや
況
(
ま
)
してあるかの竹の青
17
三十一
(
みそひと
)
にせまる
陽気
(
ようき
)
の
夕餉
(
ゆうげ
)
なる
冷奴
(
ひややっこ
)
これ
百薬
(
ひゃくやく
)
の
長
(
ちょう
)
24
人の世を暮れの
昏
(
くら
)
きにくらぶれば 今は足もとのみぞたよりに
21
台所
(
だいどこ
)
の
布巾
(
ふきん
)
を換えに箱開けて母の字を見て時を失う
21
降る雨にしかめ面して人の波 われ鼻炎もちひそやかに笑む
18
一矢
(
いっし
)
では
報
(
むく
)
えぬならば
二矢
(
にし
)
三矢
(
さんし
)
三
(
み
)
つ
束
(
たば
)
ねれば
易
(
やす
)
く折れまい
15
車窓
(
しゃそう
)
抜く空の青さと菜の花と目もと化粧のひよどりは
紅
(
べに
)
20
気の早き
穀雨
(
こくう
)
の庭を耕せる みみずの跡にわれほころべり
19
人の世は
汀
(
みぎわ
)
に築く砂の城
浚
(
さら
)
える波もやがて
泡沫
(
うたかた
)
24
よろづなる
悲喜交々
(
ひきこもごも
)
や春の
陽
(
ひ
)
の照る
階
(
きざはし
)
を駆けて舞へ舞へ
18
朝ぼらけ
祖
(
そ
)
の
石塔
(
せきとう
)
に香を焚く西へ去りゆく月を背にして
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