水中都
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最近体調不良でいいねお返しできていません。ごめんなさい。

この空の蒼の重さと夏の陽(ひ)に おろしたシャツの白で抗う
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明くる日は夏ぞたちなむ おのづから風にかしわ手ハレに高らか 
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木綿針(もめんばり)かがる山の端つつじいろ ひこうき雲と春のたそかれ
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かしわ手のおのづわきたつこころなれば 暗夜(あんや)ゆく身のみちびきとせむ
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草刈りてひとりの庭に佇めば 羽根欠けてなお空を見る蝶
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三つ折りに焚(た)かれ燃え居(を)る線香も うちのひとつぞ独(ひと)り尽くらめ
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無花果の枝の武骨にそよそよと水仙の白 病める身の春
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仏壇の蔭に身を寄す蜘蛛の子よ まわれ右する掃除機の先
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風の音(ね)にひとの声聴き肩越しの白詰草に春告げる陽は
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かすむ名を召しあげとかす今日の青 胸をつらぬく三月のそら
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やはらかに きぬのあめふる わが庵の 杉の戸たたく 春のいなづま 
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春の陽(ひ)にホコリも跳ねて舞い踊り ぱっとこよみに書く「オオソウジ」
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夕月夜 なれにし袖の梅の香を標とぞせむ 夢の通ひ路
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つちの戸をたたき春告ぐきぬの雨 うんと伸びする草の子の朝
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み吉野に われ問ふ鳥の来たりなば 袖振り示し給べ 山桜
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刻み給(た)へ 君よ吾(あ)が身に 常世なる 不毀(ふき)の夜桜 散るをしらねば
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風禿(かぜかむろ)けふは雪夜を触れ往(ゆ)けど まろき袂(たもと)に匂ふ梅の香(か)
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ひなたにて読む新聞のインクの香(か) 邯鄲(かんたん)の夢(ゆめ) 遠き正月
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苦にいたみ 嘆きの雨はやまずとも ただきみの背に 悲(ひ)は傘を架(か)く
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苦は楽に 痛みは鎮め 嘆き已(や)め ただひとときは このひとときは
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月に雪 尽きぬ夜の雪 みちゆきに ことのはの靱(ゆき) うつせみのはて
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ひさかたの光さざめく波間にも 君が御髪(おぐし)を手繰(たぐ)れ我が櫂(かい)
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年の瀬に文(ふみ)のあてさきかぞへつつ 薄墨いろの白菊(しらぎく)を見る
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ひさかたの光しづけき垣(かき)にふる雪は山茶花(さざんか) 大雪(たいせつ)の朝
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彼(か)の岸(きし)のふたおやの声おもはする こはるひよりのやはらかな朝
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染めたまへ きみが訪ひまつ肌の はまゆうの花からくれなゐに
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しもつきの雨もあふるる花の碧 濡羽も宿せひるがおの君
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奥津城(おくつき)のきぬぎぬにすそふむ人の 常世(とこよ)にかへす波はあらじと
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くもらせて雨を降らすも人ならば 晴らせて照らす故も人なり
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ゆく秋の硝子を透かすしづけさと 色づく柿に落つる涙と
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