Utakata
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水中都
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最近体調不良でいいねお返しできていません。ごめんなさい。
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世の中を
離
(
か
)
れて桜の盛りには 思ひ消ちてよ 風の迷ひ路
8
花に風 散らす
後朝
(
きぬぎぬ
)
なかりせば 春の心はのどけからまし
12
誰彼
(
たれかれ
)
が望む
不易
(
ふえき
)
も
転変
(
てんぺん
)
も ただひたむきに そしてけなげに
12
異動の辞 アナウンサーの泣き笑顔 差し伸ぶ葉蔭 庭の柏樹
10
父母と おとうと私 買い物の夢に 出てきてくれてありがとう
16
お天道様
(
おひさま
)
を浴びて伸びする木の家の
欠伸声
(
あくびごえ
)
聞き 知る春もあり
14
風の
音
(
ね
)
は
誰
(
た
)
そ 吾が手
牽
(
ひ
)
き 志摩わたり 夢の
裡
(
うち
)
にも波のまにまに
11
盛る樹も 青葉脱ぎ捨て冬に逢う 顧みてこそ 吾もまたなむ
8
群青の湯呑 琥珀のウィスキー 白銀の月 溶かせいざ酔え
14
薫香
(
くんこう
)
は
籠
(
かご
)
の目逃れ
當麻
(
たいま
)
なる
曼荼羅
(
まんだら
)
の姫
来迎
(
らいごう
)
の雲
10
青蓮寺
(
せいれんじ
)
出でて
西方
(
さいほう
)
當麻寺
(
たいまでら
)
二上山
(
ふたかみやま
)
に雲はたつらむ
11
今宮の いつきと問へる
承如法
(
しょうにょほう
)
ゆかしは歌のみちか真木の戸か
7
カーラジオ かなた師匠の名を聞けば 必死で真顔 春嵐の日
7
天露
(
あまつゆ
)
を
享
(
う
)
けて舞う君 春の草 垣間見し吾 今日の裏庭
7
彼岸より此岸へ戻る道すがら
『ラストショー』
(
さよなら、ボンネットを叩く雨
)
をふと口ずさむ
6
朝ぼらけ独り墓参の道すがら
『あした』の歌詞
(
土砂降りの一車線の人生
)
を思いもぞする
8
三途河
(
そうずが
)
に吾が両脚は石となり みをつくしなお 五官去らずと
4
父母よ もはや孤独もくるしみも ありませぬよな いま春彼岸
17
さだめ舟
父母
(
ちちはは
)
腕を櫂として 導きの恩 海より深き
10
運命に櫂なき舟ぞ人なれど 沈まぬもまた 人の愛しさ
8
泣きながら想いでを剥ぎ人は征く 己の山のその頂へ
5
コロナ下に父母の遺影を描きし
箱
(
私のパソコン
)
いざ初期化せん 春彼岸故
8
風流顔 キメて今宵に仰ぐ月 そしてくしゃみで全部台無し
8
白銀
(
しろかね
)
の月は黄泉路の君が
御髪
(
くし
)
吾
(
あ
)
が口つたふ
紅
(
べに
)
に染めまし
7
鳥は舞い 風立ち 花は艶やかに 言祝ぎし夜を ひとりかも寝む
7
どっこいしょ はぁどっこいしょお どっこいしょ 妙に笑える お疲れモード
8
宵闇に ゆるりゆびさき振り出せば 星海を往くそらふねに似て
13
独り寝の壁のむこうに星月夜 発つとも可也 今宵の みそら
6
深奥にたぎる埋火 言の葉は いましに宿る蒼古の謡ひ
8
遠き日に読み耽りたる 万葉の みたまに橋を架ける言の葉
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