Utakata
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水中都
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アイコンはAIさん作です。マジですげぇな最近の生成AI。
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春嵐
(
しゅんらん
)
にその名も知らず去りし君 のこり香のみぞよすがとなりぬ
13
路
(
みち
)
に風 うつぎ散り果つ春の雪 誘はれの蝶 舞ひ踊り消ゆ
14
『
案山子
(
かかし
)
』聴き「父の日」耳にする月夜 河の向こうにさがす おもかげ
20
春の日の路傍にぽつり枯れた蝶 風に吹かれて羽ばたくがごと
13
夕なずみ
陽
(
ひ
)
を追う
誰
(
たれ
)
の背のかげも 喜怒哀楽のいろとりどりに
20
除草剤手にする吾を
怯
(
ひる
)
ませり ひとすぢ立てる雨まつスギナ
19
産まれの夜 吾を照らした 夕月よ つゆのさだめの夜も 照らしませ
12
宙
(
そら
)
の果て 目にはさやかに見えねども 果てを自在に
観
(
かん
)
ずれば
如意
(
にょい
)
11
薫風よ さらば浪花のモーツァルト 世をゆけば聴く そこにかしこに
18
おやと子も 花のいろほどさまざまに 星のうみほど深く静かに
22
身じろぎを取り沙汰されし太陽も 幾つの母子 見て今あるや
14
老いた背を小さくまるめ朝マック ふたつトレイを持つ子の来たる
17
夕闇の雲を
鉋
(
かんな
)
に音
削
(
そ
)
げば 今宵
禽獣
(
きんじう
)
息ぞ絶へなむ
15
夕ぐれに点けっぱなしのラジオから野球中継 不意に父の
香
(
か
)
24
新月に 波を乱さる宵ラジオ 声もこごえし ビリー オネスティ
12
晴れの日を五つ数えてからすの子 煙りて消える西は山の端
14
(あほなこと しとぅとあんた あほなんにぃ) 遺影の笑みに 母おもう午後
19
立夏やてェ? そんなんぜったい嘘やんか~ 今葉月やろ? 葉月やゆうてぇ…
10
かねてあるあやめも今朝は露となり けだし子らの手には紫
11
青空に不意の
東風
(
こち
)
吹き黒揚羽 また逢うたなと貴婦人ぞ笑む
11
妄執の我が我追ふ黒き森 指に触れては消ゆ ダフネの座
8
『拙
蝶
(
てふ
)
も舞ふに
理
(
ことはり
)
求めざる
汝
(
いまし
)
が舞ふに 何ぞ
理
(
ことはり
)
』
7
みちゆきに
同行
(
どうぎやう
)
の人なかりせば
己
(
おの
)
が
終
(
つひ
)
さへいかで知るらむ
12
独り行く路傍に
去年
(
こぞ
)
の花と蝶 あくる年にぞ あはじと思ふ
12
市場
(
いちば
)
なる
媼
(
おうな
)
に母を思ほゆれ やがてつつじも雨に染むらむ
14
雨音も月の光も往く雲も海もわれらも生きつ滅びつ
26
雨音を数ふるうちに産まれ生き老いて病み果てまた産まれ来る
13
人は無く やがて来りて仰ぎ見て また来ずなりて 月のみぞある
8
雲の来つ 月を泳がせ 雲の去る 永劫の夜 永劫の海
8
月に染むこころの
裡
(
うち
)
に琵琶の君
無間
(
むけん
)
が
淵
(
ふち
)
に
謡
(
うた
)
ふ
青衣
(
しょうえ
)
の
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