水中都
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アイコンはAIさん作です。マジですげぇな最近の生成AI。

覚めてはや霞む微睡み 吹く風よ連れてかないで おもいだすから
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鬼灯ほおずきに 彼岸此岸あっちこっちの混ざりゆき 手をとり踊り別れゆく夏
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夢は夏 似たまちかどの数知れど の日のまちにある人はなく
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ジージージ シャーシャシャ ミーミンミン 時の翼となついろシャワー
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タオル手に歩んで停まりまた一歩 日暮れおうなの背に 母をみる
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今朝のいろ あおのひかりと蝉のこえ 梅雨もあけたか 寝起きの耳に
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転んでもただでは起きぬ 歌にする 凶器だろこれ「あんかけの餡」
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雨去りて朝の空き家の庭先に鳩のつがいの楽しげに居る
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雨のに光る蔦をば伝い見て至れる空に鳥ぞわれ見る
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太陽が昼の営みむように 月と星とは夜を労わる
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死をゆいに 人は歴史を紡ぎ来る 目は塞がれどゆいに触れ 知る
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来る日さへ知らずを知りてなほ 「生きる」 人が人たる尊きひかり
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誰彼たれかれついを知ることなかりせば 祇園精舎ぎおんしょうじゃかねたのしむ」
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この雨に河のほとりの紫の華奢な花さへ折れざりけるに
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伸べれども触れ得ぬ望み 月鏡 身こそ傷まば気もぞ病むべし
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ストリートビューにぼんやり ありし日の姿ぞ見えて呼ぶ 「おかあさん!」
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飯を食い風呂に入れば忘れ去る その虚しさもまた吾のとが
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許されよ 至らぬわれを許されよ 雨に叫べど答えなどなく
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不肖には 闇に答えを探るほか 何ぞ途などありませなんだ
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悔恨のつるぎを胸に突き立てる おのれ自身を愚かと知れど
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あといくつ胸のつるぎを抜き去れば われはわが身の明日を望める
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父母ちちははおも哀切あいせつ 割れ硝子がらす 触れては裂ける 五年いつとせ経ても
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地にかへる かげな追ひそと雨ぞ打つ かれはく者 くる者
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八戸はちのへたて』知るわれ海鷲うみわしの父宿りしか 不意の落涙
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ウサギの目 アデノウィルス はや七日 なにこれあかんめっちゃしんどい
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東雲しののめに月を見送る白無垢しろむくよ 星のしたたる百合の花弁はなびら
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蝶さそふ黄檗きはだあいらし金魚草きんぎょそう 触れては知らめ 雨の訪れ
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春嵐しゅんらんにその名も知らず去りし君 のこり香のみぞよすがとなりぬ
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みちに風 うつぎ散り果つ春の雪 誘はれの蝶 舞ひ踊り消ゆ
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案山子かかし』聴き「父の日」耳にする月夜 河の向こうにさがす おもかげ
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