Utakata
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水中都
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最近体調不良でいいねお返しできていません。ごめんなさい。
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『拙
蝶
(
てふ
)
も舞ふに
理
(
ことはり
)
求めざる
汝
(
いまし
)
が舞ふに 何ぞ
理
(
ことはり
)
』
6
みちゆきに
同行
(
どうぎやう
)
の人なかりせば
己
(
おの
)
が
終
(
つひ
)
さへいかで知るらむ
11
独り行く路傍に
去年
(
こぞ
)
の花と蝶 あくる年にぞ あはじと思ふ
11
市場
(
いちば
)
なる
媼
(
おうな
)
に母を思ほゆれ やがてつつじも雨に染むらむ
12
雨音も月の光も往く雲も海もわれらも生きつ滅びつ
23
雨音を数ふるうちに産まれ生き老いて病み果てまた産まれ来る
12
人は無く やがて来りて仰ぎ見て また来ずなりて 月のみぞある
7
雲の来つ 月を泳がせ 雲の去る 永劫の夜 永劫の海
7
月に染むこころの
裡
(
うち
)
に琵琶の君
無間
(
むけん
)
が
淵
(
ふち
)
に
謡
(
うた
)
ふ
青衣
(
しょうえ
)
の
7
生滅
(
しょうめつ
)
を歩む重さも
明滅
(
めいめつ
)
の
刹那
(
せつな
)
に
帰
(
き
)
せば
空
(
くう
)
も
空
(
くう
)
とし
6
降る雨よ 明日は
竈
(
かまど
)
となるこの地 瀬織津姫の憐み給ふ
8
泣く子をば父の後生と思はする 擦りあふ袖に
幸
(
さき
)
あれと
祝
(
ほ
)
む
12
指で引く 自治体指定ごみぶくろ 二枚出てきた めっちゃはらたつ
16
われひとりシャツを繕ふ侘びしさも 針で指刺し「んぉ!」と吹き飛ぶ
13
のどけさにうち眠る身をおどろかす 小夜啼鳥ぞ夢か現か
13
父母の手を不意に回顧し立ち竦む 音無き春の遠雷に似て
18
春過ぎて 雲に漕ぎ出づ 上弦の月など食べる 獅子とならまし
16
山に青 振り仰ぎては空に蒼 などわたつみを思はざらんや
14
手術後に初めて草引きする午前 やはりマメ科は伸びるの早い
11
薄明にいななく馬と吾は往け 世界が「点」に化ける刹那へ
8
イグニッション 右の手首で鞭打てば 猛る蹄で踏み鳴らす 馬
7
父母をば見送る
誓約
(
ゲッシュ
)
果てたれば 絡めし鎖 解き駆け出さん
10
ローギアへ落とすつま先忘れじの
鉄馬
(
バイク
)
揶揄
(
からか
)
う「まだ来ねぇのか?」
6
ああしんど もうはよ寝よや かなわんわ はよ夏来てぇや 神経病むわ
11
花冷えよ 逆バンジーで急上昇 春妖精の おもちゃやんウチ
12
タイラー
(
Steven Tyler
)
の声聴き箸の手は停まる
熾火
(
おきび
)
にも似た歌よ
芳
(
かぐは
)
し
9
尾灯
(
びとう
)
切れ 気づかぬものを 気づきしは 父のたすけか ありし日の
如
(
ごと
)
14
そこかしこ 微かな決意 街に咲く星ぼしに似て 日曜の朝
14
花の色は移りにけりな 墨染の袖ぬらす露 憂き世鳥辺野
9
花の名を胡蝶となりて千一夜 君が枕に書きつけ
了
(
をはる
)
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