Utakata
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水中都
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アイコンはAIさん作です。マジですげぇな最近の生成AI。
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遥けきはラジオの声と雲の峰 窓より見やる夏の日の父
14
ちちははの往くさき定む一身田 そよと風ふき(うちここがええ)
13
厄備
(
やくぞな
)
え
両親
(
おや
)
の骨壺リストして(また疎開か)と寂しげな声
16
立つ雲の
百年
(
ももとせ
)
すがた変わらぬは 不易を願う人の健気さ
17
「
齢
(
とし
)
ひとつ重ねるほどに戦の日 語る言葉を心にしまう」
16
ぬばたまの夜にねめつく朔の月 水と地 怯えふるえざらんや
15
会う人と「暑いですな」の挨拶を 暑さに慣れた証とぞせむ
16
今日の
業
(
わざ
)
為
(
な
)
し
終
(
お
)
え
庵
(
いお
)
の戸に立てば 鍵穴
昏
(
くら
)
し
微
(
かす
)
かなる秋
21
夏の朝 こころに映す蝉の聲 時の
彌終
(
いやはて
)
まで刻む波
17
隔世
(
かくせい
)
の街を産み出す
人波
(
ひとなみ
)
に
溺
(
おぼ
)
れしわれは
鰭
(
ひれ
)
も無き
魚
(
うお
)
33
蚊は居らず 猫も杓子も犬までも 翳で避けるか陽射しの重さ
17
(だめだこりゃ)外へ出て知る午前九時 かつて無い夏 今日の名古屋よ
16
覚めてはや霞む微睡み 吹く風よ連れてかないで おもいだすから
11
鬼灯
(
ほおずき
)
に
彼岸此岸
(
あっちこっち
)
の混ざりゆき 手をとり踊り別れゆく夏
21
夢は夏 似たまちかどの数知れど
彼
(
か
)
の日のまちにある人はなく
10
ジージージ シャーシャシャ ミーミンミン 時の翼となついろシャワー
11
タオル手に歩んで停まりまた一歩 日暮れ
媼
(
おうな
)
の背に 母をみる
25
今朝のいろ
蒼
(
あお
)
のひかりと蝉のこえ 梅雨もあけたか 寝起きの耳に
15
転んでもただでは起きぬ 歌にする 凶器だろこれ「あんかけの餡」
7
雨去りて朝の空き家の庭先に鳩の
番
(
つがい
)
の楽しげに居る
15
雨の
間
(
ま
)
に光る蔦をば伝い見て至れる空に鳥ぞ
吾
(
われ
)
見る
13
太陽が昼の営み
誉
(
ほ
)
むように 月と星とは夜を労わる
18
死を
結
(
ゆい
)
に 人は歴史を紡ぎ来る 目は塞がれど
結
(
ゆい
)
に触れ 知る
6
来る日さへ知らずを知りて
猶
(
なほ
)
「生きる」 人が人たる尊きひかり
8
「
誰彼
(
たれかれ
)
も
終
(
つい
)
を知ることなかりせば
祇園精舎
(
ぎおんしょうじゃ
)
に
鐘
(
かね
)
を
愉
(
たの
)
しむ」
11
この雨に河のほとりの紫の華奢な花さへ折れざりけるに
13
伸べれども触れ得ぬ望み 月鏡 身こそ傷まば気もぞ病むべし
5
ストリートビューにぼんやり ありし日の姿ぞ見えて呼ぶ 「おかあさん!」
14
飯を食い風呂に入れば忘れ去る その虚しさもまた吾の
咎
(
とが
)
15
許されよ 至らぬわれを許されよ 雨に叫べど答えなどなく
18
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