りっとう ゆき
65
78
投稿数
257

Twitter や うたの日などで詠んだ作品を置かせてもらってます。

◆ 歌集発売のお知らせ ◆
『こぼれ落ちた夢がすこし燃えてる』
未発表作品39首と、NHK短歌・新聞歌壇・『短歌ください』採用作品を含む278首収録。
税込1000円+送料
↓よりご注文いただけます。
どうぞよろしくお願いします。
BOOTH
http://ritto-yuki.booth.pm/items/6326559
Amazon
http://amzn.asia/d/44KzGlL

「そんなに仕事仕事って言うなら仕事になっちゃえばいい」と犬が
9
いっさいは過ぎていきます繰り返し目覚めるうちにもう朝顔が
14
「じゃあね、家こっちだから」とそのひとは天文台へと歩いていった
15
タッパーに入った星の砂糖漬けがまた回ってきた 終わらない会議中
7
ドアの鍵みんな違ってよかったね 秘密を抱えてカレーなど食べて
12
買ってきてと頼んだものはなにもかも忘れてカヌレ買ってきてくれた
10
ぱーりーなぴーぽーたちが手を振って…これぼくの走馬灯じゃないな?
6
なにげない"I LOVE YOU"が歌になり、星になり、もう取り返しつかない
8
ゆっくりと回るマンション 五号室のきみと目が合うのは午前ニ時
8
泣きながら笑ってにくまん食べるきみに  *。゜*゜花びら*。゜*゜     *。゜*゜ひらひら*。゜*゜   *。゜*゜ひらひら*。゜*゜       *。゜*゜ひらひら*。゜*゜
12
「まえ言ったかも知れないけど万物は…」「きみが造った?」「ぜんぜんちがう」
8
今日が四月という壮大な嘘をつくのはきみとぼく以外のすべて
6
急停車して動かない電車から広場のフォークダンスを見ていた
11
企画書を企画書らしく作る午後、春が来そうで来なくって、来た
8
グラスの中でずっと眠っていた星をいともたやすくきみが光らす
14
しゃべっては笑い続ける人形の背の配線が切れかけている
16
雨の日に傘をささずに晴れた日にさしてたあの子さいきん見ない
12
あの人は言葉に詰まると目薬を点すからずっと泣いてるみたい
9
アンドロメダ銀河のことを語ってるきみの息白くって白くって
9
夜に笛吹いたら蛇が飛び出して「ここじゃない」って空へと消えた
8
雪やこんこん あられやこんこん さっきからきみのマフラーくすぐったいな
9
月食の日にだけオルガン弾きに来るあの人を好きになってはいけない
8
煮込みつつきみがシチューに聴かせているアイネ・クライネ・ナハトムジーク
16
ふがいない果実をかじり夜を行けば足音だけが存在証明
12
「がーーっと言われるともう、わーーっとなってだめ」って、飛べない天使が
10
きみがぼくにくれるえねるぎー ぼくがきみにあげるえねるぎー きろくした ぴぽぱ
11
砂だらけの校舎をはだしで歩きながらまちがった九九唱え続けた
12
雨音が草の匂いが春の概念に変換されている朝の
11
流れ星じゃないって あれは秒速5キロで進むしかない点P
9
ありえない角度で雨を眺めてるマネキンは泣き方を知らない
13