りっとう ゆき
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Twitter や うたの日などで詠んだ作品を置かせてもらってます。

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『こぼれ落ちた夢がすこし燃えてる』
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「まえ言ったかも知れないけど万物は…」「きみが造った?」「ぜんぜんちがう」
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今日が四月という壮大な嘘をつくのはきみとぼく以外のすべて
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急停車して動かない電車から広場のフォークダンスを見ていた
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企画書を企画書らしく作る午後、春が来そうで来なくって、来た
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グラスの中でずっと眠っていた星をいともたやすくきみが光らす
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しゃべっては笑い続ける人形の背の配線が切れかけている
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雨の日に傘をささずに晴れた日にさしてたあの子さいきん見ない
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あの人は言葉に詰まると目薬を点すからずっと泣いてるみたい
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アンドロメダ銀河のことを語ってるきみの息白くって白くって
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夜に笛吹いたら蛇が飛び出して「ここじゃない」って空へと消えた
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雪やこんこん あられやこんこん さっきからきみのマフラーくすぐったいな
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月食の日にだけオルガン弾きに来るあの人を好きになってはいけない
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煮込みつつきみがシチューに聴かせているアイネ・クライネ・ナハトムジーク
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ふがいない果実をかじり夜を行けば足音だけが存在証明
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「がーーっと言われるともう、わーーっとなってだめ」って、飛べない天使が
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きみがぼくにくれるえねるぎー ぼくがきみにあげるえねるぎー きろくした ぴぽぱ
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砂だらけの校舎をはだしで歩きながらまちがった九九唱え続けた
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雨音が草の匂いが春の概念に変換されている朝の
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流れ星じゃないって あれは秒速5キロで進むしかない点P
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ありえない角度で雨を眺めてるマネキンは泣き方を知らない
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メリーゴーランドの馬が夕立のなか駆け出した きみの町まで
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「咲きたいよ」「咲きたくないよ」靄の中ざわめく桜たちの熱量
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白妙の無印良品店内で静かなぼくが静かに暮らす
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強風の中「走るより歩くほうがはやいよ」とペコちゃんがささやく
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脛から血 口から椿 手には愛 北風の中走るあなたは
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玄関を開けると無限のリビングであの日のきみがお茶を飲んでる
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シャッター。ぼやけた月やくたびれた街の美しさとか仕方なさ。
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この白い紙には白い字で「白」と書いてあるってだれもが言うが
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連絡をくれたと思えば「ドラえもんの道具で欲しいものはなに?」って
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【星月夜】の絵の中でずっと待っていたきみがきらきら近づいてくる
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