りっとう ゆき
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Twitter や うたの日などで詠んだ作品を置かせてもらってます。

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『こぼれ落ちた夢がすこし燃えてる』
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日直の仕事 黒板消し・花の水やり・天使に揚げパン配る
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「モテ期だ」ときみは真っ赤なリップ塗る 古い雑誌の占いを見て
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暇そうに見えるあの子の頭では彗星びゅんびゅんまわる まばゆい
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えっあれが勝利の女神?よく見たら負けた人にも微笑んでたな
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怪獣が海でオカリナ鳴らす夜 こだわりすぎてたことに気づいた
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あて所不明で戻ってきた手紙 送られなくてよかった手紙
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ご用の際はこのピアノでソナタを弾いてください。係がまいります。
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知恵の輪を楽器のように鳴らしてる あの子はあの子のやり方として
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不在ってこんなに存在 空っぽの観覧車ずっと回ってる夜
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真夜中にチャイムが鳴って五限目の終わりに気づくが問いはさらに増えて
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旧校舎裏庭にだけ降る雨はたぶん木蓮たちの追憶
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運命から逃げようとするときこんな高く飛べるんだなにんげんは
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本館はどこにもなくて別館が無数にあった きみの夢には
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コンビニで電気料金支払って牛乳買った宇宙服の人
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「心配ある事情」と教師が赤チョーク投げればあの子が「ふ」と吹き飛ばす
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雲間からつかんだ星座は不完全でこれは白昼夢だと気づいた
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呼んだけどこないまま千年がたちとつぜん甘えて膝にのる犬
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常世ではドリンクもWiFiも無料だがこのドアを開けてはならない
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宵 からだ震わせてわすれな草が叫ぶけどそよ風になるだけ
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さくら花はさんだページに書いてある「告る/告るとき/ 告れば/告れ」
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南からの湿った空気でぼくたちは変な踊りを踊ってしまった
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サメと薔薇を比べるようなものだって言えばどっちが薔薇?ってきみは
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でも行かねばという義務感だけはあり三段階右折して行った
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「描かけません」と言ったあの子の筆洗いバケツに泳ぐ深紅の金魚
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年一度だけしか着ないカーディガン着たので今日から春とみなした
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乗客はぼくだけになり地下鉄はさらに地下へと答えをさがしに.
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デジャヴってきみは言うけどこの街のこの港まえに来たじゃん、酔って
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予約した席にはクロッカス咲き乱れぼくは蜜蜂になるしかなかった
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ペンギンが江ノ島の橋を渡る夜きみが電話をかけてくるはず
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ひさびさに見たあの人は数え切れないほどのチュッパチャプス抱えて
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