りっとう ゆき
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Twitter や うたの日などで詠んだ作品を置かせてもらってます。

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『こぼれ落ちた夢がすこし燃えてる』
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もうずっと空っぽのスーツケースから朝顔のびて雲をつきぬけた
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考えて考えすぎて密林が茂り蜥蜴が恐竜になる
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きみがカメラ向けてる空のその先の想いをすべて知りたくなった
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ですよね、ときみはひとりでさっきからワイングラスに相づちを打つ
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道なりに行くだけなのにそれていてきつねの像の前に立っていた
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もしかしてもしかしなくて夕暮れの電車はきみの駅を通過する
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転校生の透明バッグに入ってる透明ポーチの中の隕石
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【犬】のシールだらけの門の向こうには犬はいなくて向日葵が咲く
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遠くまで行こうと山手線乗ってもぐるぐる ゲートウェイ? get away?
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でたらめにロック歌えばそれっぽくきみがハモって、これだから夏は
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真夜中にチャイムが鳴って先生が「未来が来るぞ!」と廊下を走る
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「Eureka!」と吠えながら犬が駆けてゆく、それがすべての始まりだった
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うさぎ うさぎ うさぎ うさぎ うさぎ かえる うさぎ うさぎ 工事現場の
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新東名高速道路のトンネルのLED浴びて 変身…
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その百合は美しい嘘をついた後うつむいてただの百合になった
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だれもいない深夜の空港さっきからきみの名前が呼び出されてる
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「星とって」「どの星?」「そこの」「これ?」「そう」「あ、これ星じゃない、なんか、感傷」
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夏雲を追ってるきみを追ってたらふっと新たな地平に立ってた
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深夜 ぼくを待ってたように動き出すエスカレーター内部を想う
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いつかまた会うならお互いまちがえて持って帰った半月持って
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時間差でねむるアルタイルとベガの夢の底でうずまく青い川
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クレジットカード惑星間決済過去三回払いでギター買う
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そっか、夏 頼んでないのにつぎつぎと冷やし中華が運ばれてきて
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ラジオから懐かしい歌流れてきて泣いた 歯医者で口開けたまま
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美術館監視員すっと立ち上がり両手を広げオブジェになった
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あの夜に百年分の満月を撮ったのにまだ足りなかったね
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つきつぎと変換履歴に現れたきみへのメッセージが夜空へと
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「あの人が好きな曲は?」とパスワード忘れて秘密の質問される
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地の果ての駅事務所まで網棚に忘れた向日葵を取りにゆく
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並ぶ人いないのに長い長いロープ張られたATM 月面の
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