Utakata
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りっとう ゆき
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2024年12月中旬に『りっとう ゆき 歌集 こぼれ落ちた夢がすこし燃えてる』をAmazonとBOOTHで販売予定です。(税込1000円+送料)
よろしくお願いいたします。
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「運転手さん、あの車を追ってくれ、おれの夢が乗ってるっぽいので」
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しゃべってしゃべってしゃべって彼女は言う「よけいなお世話だったらごめん」
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全人類南極付近に集合せよ、地軸のずれを修正すべく
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『友だち』になってくれたらクーポンをあげるとドラッグストアのうさぎ
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曼珠沙華 大っ嫌いと言われるのも大好きと言われるのも怖い
8
めちゃくちゃなブラインドタッチできみは並行世界へのツイートを
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一ミリも話の合わない子とジェットコースター乗る 世界がずれる
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百億の珊瑚のどれも傷つけぬようにひっそり生きてる人魚
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炒めてるうちに気持ちは変わるでしょう きみがきみではなくなるでしょう
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コンビニでSuica残高足りなくて欲しくもなかったバナナを返す
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アルコールランプたおれて青い炎広がるよけいなことをしたから
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顔(ぼくがこんな気持ちでいることにはまったく気づかないで)認証
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また一人消えたところで本を閉じてドリンクバーのコーラ注いだ
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「ほら、これが約五千万年前のクジラの化石。翼があった。」
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見せないで隠したはずの感情が手品師のポケットから出てきた
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もうなにをしてもしなくてもいい夜にひとりでラジオ体操第二
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「意味ないよ」ってねこが言う恐竜が言うみんな言う そんな歌です
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「LOVE」って書かれた
Ꭲ
シャツ脱ぎ捨てて天使たちが踊りまくる熱帯夜
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悩みなどないと言い切るあの人の口からとめどなく夕焼けが
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宵越しのペットボトルに残ってた感情論をシンクに流す
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いま海を見てる自分をいつの日か思い出すときたぶん逆光
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ふとぼくとだれかの記憶が重なった夜のスクランブル交差点
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カーナビの知らない道をカーナビはライ麦畑走ってる気で
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おれたちの若気の至りが稲妻になって真夏の夜空穿った
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熱っぽい世界に立ってた 辛そうと言われ初めて辛いと気づいた
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テーブルの上の未踏のモンブラン 夢見るための時間を下さい
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「なんかこれ、青春だね」「うん、そうだね」ってパジャマのままで宇宙遊泳
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夕暮れのペデストリアンデッキには無数の約束こぼれて消える
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POPでもROCKでもない魂が夏の渋谷を彷徨っている
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「そ、ん、な、も、の、こ、わ、し、て、し、ま、え、」少年が漫画雑誌を音読してる
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