りっとう ゆき
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Twitter や うたの日などで詠んだ作品を置かせてもらってます。

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『こぼれ落ちた夢がすこし燃えてる』
未発表作品39首と、NHK短歌・新聞歌壇・『短歌ください』採用作品を含む278首収録。
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階段を下りてるはずがのぼってて 出逢えちゃったね、ぼくら 空中
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カーテンの奥のカーテンのその奥のカーテンの奥にいてほしい人
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星々の言葉をきみは意訳してひとりで泣いたり光ったりして
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考えておくわと言ったきり曼珠沙華は鳥になり飛び去った
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返信ができないうちにカルピスの賞味期限が切れてしまった
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「秋らしくない天気っていうことが秋だね」ときみは傘回しつつ
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秋 散ってゆくようで手を伸ばすけどまだここになく、もうここにない
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きみが見る ぼくが見る ひとびとが見る なにも泳いでいない水槽
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「これじゃなきゃだめです、なぜならやさしくて…」夜中に書いた商品レビュー
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隣りいいですかと聞かれてうなずくとダリアが座り花を咲かせた
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くだものグミ全種類買う 将来の夢は「ふつうのおとな」だった
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この曲を聞くたびきみを思い出すけどきみはこの曲を知らない
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ほの明るいオレンジ色の窓並ぶ 帰りたいけどぼくの家じゃない
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きみはきみのだいじなサメのぬいぐるみを栞代わりに詩集にはさむ
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「地球産有機レモンは彗星になりえるでしょうか」「場合によっては」
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輝いてばかりいないでぼくの話すこしは聞いて、ビニール傘
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前任者が残していったロボットが泣き出したが止め方がわからない
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「要するに」と言いつつずっと語ってるきみの思いのたけ 天の河
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どのイルカ見ればいいのかわからなくてきみが見ているイルカを見ていた
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「通信障害だから今メールできない」とメールくれたきみ 時空
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きみの場合、道って進む前提じゃないから急に踊ったりする
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猫の手も借りたいよって言ってるから貸したらめっちゃ遊んでる よき
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黙秘権行使するほど燃え上がる曼珠沙華 あの人のためだと
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黒板にうずまきかいたら飛んできたもんしろ蝶が吸いこまれてゆく
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「なんか変、これは心?」と人形が人形にたずねる熱帯夜
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ふたり 地球 着地もせずにしゃべってはきらめきふわふわ笑って眠る
10
フォーク振り愛だ愛だと騒いでるあの子のシャツがワインに染まる
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「そこまで」と試験監督の声がして顔を上げると秋の始まり
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ぐにゃぐにゃに曲がったきみのiPhoneが映し出す新しいパラダイム
9
いつ化石になってもいいよう麗しい形でねむる二輪の夜顔
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