Utakata
登録
Login
りっとう ゆき
フォロー
61
フォロワー
70
投稿数
401
2024年12月中旬に『りっとう ゆき 歌集 こぼれ落ちた夢がすこし燃えてる』をAmazonとBOOTHで販売予定です。(税込1000円+送料)
よろしくお願いいたします。
« 最初
‹ 前
…
5
6
7
8
9
10
11
12
13
…
次 ›
最後 »
会いたいけど誰に会いたいんだろうな つぎつぎこぼれるイルミネーション・
3
で、だから?それで?と迫る北風にフードを深くかぶり走った・
7
行かないで そんな悲しい色の蝶追ったら遭難してしまうから・
2
もうやだ、と神が言われた。すると闇があった。心地よい闇だった。・
6
黒いって思うあいだはぜったいに見つけられないブラックホール・
2
内側から鍵をかけてたはずなのにこっちが世界だったなんて・
5
ああこんなとこにポケットあったのか 使わなかった言葉をしまう・
2
崩れると分かってたから最初から崩しておいたケーキ、みたいな・
5
運命ときみが言うから追いかけてみたけど黒いのらねこだった・
0
結論を言うときみとはわかりあえないけど月夜だし歩こうか・
3
冬服のきみはきみじゃないみたいに冴えた目で「ネブカドネザル2世」と・
0
ぼくだけがカメラ目線で鳥たちもカムパネルラも永遠を見てた・
1
行けたら行く そう言ったとき胸にまた咲かないままの睡蓮ひとつ・
6
「ごらんなさい、みんなが静かになるまでにこんなに冬になってしまって」・
4
廃校のベートーヴェンやショパンらが奏でてるオルタナティブロック・
2
「分かるならちゃんと分かれよ」そう言ってあの人は星空をバイクで・
0
砂浜を掘っていったら愛されたり愛されなかったりした日々が・
2
百日紅かも知れないし違うかも知れない ぜんぶ嘘かも知れない・
6
誰もいないプラネタリウム ぼくたちがつぶやけなかった想いばかりの・
2
ユニコーンは記録係が書き忘れたから存在しないことになった・
3
秋雨が変なリズムで窓を打つから降りそこねてバスは前世へ・
2
予感ばかりだった真夏は過ぎ去って空気の抜けた浮き輪がひとつ・
2
ハイヒール脱ぎ捨てて闇を叩いてるあの子が欲しいのはその愛じゃない・
2
あの子が着てる
Ꭲ
シャツのロゴ調べたらわりと前向きな意味だったな・
4
あの人はゴッホが描いた向日葵を一本持ってどこに行くのか・
11
メリーゴーランドの馬が夕立のなか駆け出した きみの町まで
2
嘘みたいに真っ赤な林檎差し出されて噛ってしまう もう戻れない・
4
叫んでも走ってみても海は海 ぼくがひとりで思ってるだけ・
8
いっさいは過ぎていきます繰り返し目覚めるうちにもう朝顔が・
2
窓ガラスが割れて輝き出すようにあの子は泣いた なんかよかった・
1
« 最初
‹ 前
…
5
6
7
8
9
10
11
12
13
…
次 ›
最後 »