Utakata
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りっとう ゆき
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冷えきった小惑星のコンビニでピザまんを分け合ってるふたり・
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黒ねこが星を一粒のみこんですうっと二足歩行になった・
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マンボウやイワシの群れが泳いでる待合室でぽつんとひとり・
5
QRコード読んだらスマホごと震えてぼくはあの冬にいた・
3
草原の風力発電機が火星語をとらえたが誰も気づかない・
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夕凪のみなもに人魚が顔を出し【存在】とは、と考えている・
3
ひさかたの光の速さで三百万年かかるのに会える気がした・
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【せつなさは分解されて銀河の原料にリサイクルされます。】
5
すい、きん、ち、か、もく、どっ、てん、かい」って落ちないようにとべたら叶う・
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百円で動くパンタの背に乗ってどこまでもどこまでもどこま・
2
夜明け前 夢とうつつの境界でクジラが海を復元してる
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また力まかせに開けてあふれ出すHARIBOグミとか希望とか夢・
4
おばけなんてないさうそさとうたってるあいつがほんとのおばけだなんて・
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帰りたいひとも帰りたくないひともみんな夜景になる、とうきょうの・
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首都高速湾岸線ベイブリッジ付近でひかり集める天使・
3
江ノ島の空に海月が舞いきみはぼくを好きだと勘違いした・
3
空欄をうめよ。710年に( だれかが月を見て泣いていた )・
5
エンドレストーク放てる銃口に甘い桜桃ぎゅっとつめこむ
4
あのころがぼくらが自由が青春がレコードが空回りしてる・
4
小さくて統計上は数に入らない こんなに美しいのに・
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お返しのお返しのお返しとしてもらったみどり色の鉱石・
3
風あざみ ぼくがまだはっきりぼくじゃないころから手に取れずに、今も・
1
雨がやむのもきみからの返信がくるのも同じ仕組みなのかも
4
そりゃぼくにだって情熱はあるよ、って彼は静かに炎をはいた・
3
嘘になりそうで捨てた言葉はこんなにも赤い曼珠沙華・
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ニヒリスト気取ってるきみがパンケーキほおばるときに世界は鮮やか
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情動がうさぎとなって駆け出して転んだときにできたクレーター・
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シャンプーを泡立てている午前二時のアイデンティティが水にとけだす・
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横道にそれていくうち流れ星ひとつと答えをひとつ見つけた
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奇術師はさびしい顔のうさぎたちをつぎつぎ逃して幕を下ろした・
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