Utakata
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りっとう ゆき
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2024年12月中旬に『りっとう ゆき 歌集 こぼれ落ちた夢がすこし燃えてる』をAmazonとBOOTHで販売予定です。(税込1000円+送料)
よろしくお願いいたします。
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夜、パスタ茹でる鍋からふつふつと追憶あふれ出て火を止めた・
10
FRISKをポケットに入れて歩くたびからから鳴って自意識のよう・
6
留守電に入ってたのは信号のパッポー それと風の音だけ・
6
流星じゃなかったあれは毎秒5
mm
で孤独に進む点P・
5
スマートフォン忘れて走る こんな時ついて来なくていいのに月は・
5
嘘にも真実にもなりそうなメロンパン一つかばんに入れる・
6
横浜で乗り換えなかったぼくたちは片道切符でメビウスの輪に・
7
きみの町も雨かな
U
F
O
キャッチャーのぬいぐるみたちひどくざわめく
7
冷えきった小惑星のコンビニでピザまんを分け合ってるふたり・
4
黒ねこが星を一粒のみこんですうっと二足歩行になった・
10
マンボウやイワシの群れが泳いでる待合室でぽつんとひとり・
5
QRコード読んだらスマホごと震えてぼくはあの冬にいた・
3
草原の風力発電機が火星語をとらえたが誰も気づかない・
3
ひさかたの光の速さで三百万年かかるのに会える気がした・
3
【せつなさは分解されて新しい銀河にリサイクルされます。】
5
すい、きん、ち、か、もく、どっ、てん、かい」って落ちないようにとべたら叶う・
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百円で動くパンダの背に乗ってどこまでもどこまでもどこま・
2
夜明け前 夢とうつつの境界でクジラが海を復元してる
3
また力まかせに開けてあふれ出すHARIBOグミとか希望とか夢・
4
おばけなんてないさうそさとうたってるあいつがほんとのおばけだなんて・
4
帰りたいひとも帰りたくないひともみんな光になる、東京の
6
首都高速湾岸線ベイブリッジ付近でひかり集める天使・
3
江ノ島の空に海月が舞いきみはぼくを好きだと勘違いした・
3
空欄をうめよ。710年に( だれかが月を見て泣いていた )・
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エンドレストーク放てる銃口に甘い桜桃ぎゅっとつめこむ
4
小さくて統計上は数に入らない こんなに美しいのに・
2
お返しのお返しのお返しとしてもらったみどり色の鉱石・
3
風あざみ ぼくがまだはっきりぼくじゃないころから手に取れずに、今も・
1
雨がやむのもきみからの返信がくるのも同じ仕組みなのかも
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そりゃぼくにだって情熱はあるよ、って彼は静かに炎をはいた・
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