りっとう ゆき
65
80
投稿数
300

Twitter や うたの日などで詠んだ作品を置かせてもらってます。

◆ 歌集発売のお知らせ ◆
『こぼれ落ちた夢がすこし燃えてる』
未発表作品39首と、NHK短歌・新聞歌壇・『短歌ください』採用作品を含む278首収録。
税込1000円+送料
↓よりご注文いただけます。
どうぞよろしくお願いします。
BOOTH
http://ritto-yuki.booth.pm/items/6326559
Amazon
http://amzn.asia/d/44KzGlL

「秋らしくない天気っていうことが秋だね」ときみは傘回しつつ
10
秋 散ってゆくようで手を伸ばすけどまだここになく、もうここにない
8
きみが見る ぼくが見る ひとびとが見る なにも泳いでいない水槽
9
「これじゃなきゃだめです、なぜならやさしくて…」夜中に書いた商品レビュー
7
隣りいいですかと聞かれてうなずくとダリアが座り花を咲かせた
11
くだものグミ全種類買う 将来の夢は「ふつうのおとな」だった
7
この曲を聞くたびきみを思い出すけどきみはこの曲を知らない
13
ほの明るいオレンジ色の窓並ぶ 帰りたいけどぼくの家じゃない
10
きみはきみのだいじなサメのぬいぐるみを栞代わりに詩集にはさむ
13
「地球産有機レモンは彗星になりえるでしょうか」「場合によっては」
11
輝いてばかりいないでぼくの話すこしは聞いて、ビニール傘
13
前任者が残していったロボットが泣き出したが止め方がわからない
13
「要するに」と言いつつずっと語ってるきみの思いのたけ 天の河
10
どのイルカ見ればいいのかわからなくてきみが見ているイルカを見ていた
16
「通信障害だから今メールできない」とメールくれたきみ 時空
11
きみの場合、道って進む前提じゃないから急に踊ったりする
10
猫の手も借りたいよって言ってるから貸したらめっちゃ遊んでる よき
9
黙秘権行使するほど燃え上がる曼珠沙華 あの人のためだと
10
黒板にうずまきかいたら飛んできたもんしろ蝶が吸いこまれてゆく
16
「なんか変、これは心?」と人形が人形にたずねる熱帯夜
12
ふたり 地球 着地もせずにしゃべってはきらめきふわふわ笑って眠る
10
フォーク振り愛だ愛だと騒いでるあの子のシャツがワインに染まる
9
「そこまで」と試験監督の声がして顔を上げると秋の始まり
21
ぐにゃぐにゃに曲がったきみのiPhoneが映し出す新しいパラダイム
9
いつ化石になってもいいよう麗しい形でねむる二輪の夜顔
9
だめだって言いながらあいつ星まみれで102ポイント獲得、優勝
4
美しい理論を繰り広げるきみの宇宙でイルカがしゅうっと跳ねた
11
生きるとは何?って神にたずねたら「ポテチ食べすぎて後悔すること」
11
[(そっちでも満月きれい?金星は?今度いつ会え▲▲▲おやすみなさい]
7
もうずっと空っぽのスーツケースから朝顔のびて雲をつきぬけた
11