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真っ白な紙の中から現れし尾っぽを立てて迎え出る猫
12
低く飛び白高ければ黒今朝も白鳥たちの編隊が行く
12
刑事ものデビット伊東出てくればもう犯人はこの人ですよ
12
実家の
猫
(
タヌ
)
ちゅーるも食べぬ朝が来た まだ生きてくれ まだ生きてくれ
12
今日はまた 音もなく雪は おちてくる 軽やかに しかし明らかに地に
46
洗濯機回っているけど洗剤を 入れたかどうか思い出せない/歳なのか、最近の良くあるある…
35
考えて 無になるくらい 悩みつつ 藤沢の海 一人で泣いて
31
花落ちてなおもあとひく椿かな紅溜まり心騒がす
32
「ありがとう」の言葉を添えし春の花 墓前に供えあなたと話す/3月1日夫の命日
24
クッションに頭乗せ 毛布を被り 飼い主の寝姿のよな犬
34
そよぐ風 青空座り 人はなく 新幹線の 通過音聞く
14
テヘランの ハイヤームホテルの 戦禍など 知りたきことを 知る術もなく /2月28日米国・イスラエルのイラン攻撃
13
住んだ街二十年ぶり訪れてまだ在る本屋看板見入る
11
二塁手を睨んで構え半回転!腕の振りなど見せはしないさ
11
トレンドに「戦争とめて来る」とあり卵の殻を
忙
(
せは
)
しく割りぬ
11
弱きものに 力を振るう 横暴を 神は許さじ 回教も耶蘇教も /イラン攻撃
11
市役所のベンチに座ってこれからの人生を思う。外は霧雨
11
炭酸が弾けるような失恋にかすかに傷つく三十路の心臓
11
風受けて 枯れ葉擦れ合う 寒戻り 手袋付けて 多少の暖
11
雨降りの水蓮の花俯いて水面
(
みなも
)
に映り桜並木と
11
宮殿の タイルの虎は 二頭とも 無事かと憂う 爆撃の後/ゴレスタン宮殿被害
11
いつ見ても
清流
(
せいりゅう
)
にして
三篠川
(
みささがわ
)
我が心にも
派川
(
はせん
)
を
給
(
たま
)
へ
11
家もない 居場所もない ホームレス 駅近に空きアパート多数あり
11
愛おしきレモンの日々は遠くなり淡い香りの名残惜しさよ
11
なんとなく残り二十歳と設定しさあてこれから何しようかな
11
志
(
し
)
は募り 始発に乗りて 踏み出すは 夢の続きの 確かな一歩
11
崩れてる姿勢が丸く崩れてるもしや心も崩れてるのか
11
眩しくて目を閉じていても青いまま 影の輪郭黒く濃く浮く
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木漏れ日に 似たやさしさと 笑みだけが 今も私を 閉じ込めている
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憧れは 憧れのまま 遠ざかり 再び行けぬ 「黒の教会」 /ルーマニア ブラショフ黒教会2016年7月
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