またひとつ また消えてった 好きな場所  変わらぬものなど ないと知りつつも 
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また歌集出すの?!やめてよ!ねえあなた退職金が底尽きそうよ
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東京の双子パンダの帰りゆく「人寄せパンダ」と辞書に遺して  [題詠 東京]
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オシメする間ももどかしく季ちがいの木瓜ぼけも咲いてる俳句の会へ
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親元を 離れて暮らし 半月か  悠悠自適 実家帰りたい😭
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ダフネの灯 永遠に繋いで勝利者へアポロン捧ぐ月桂樹の輪
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ピーヒョロロ 蒼天飛び交い 弦描き 狙い定めて 低空飛行
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浅ましき 痴情のもつれ またかいと 目を開けし猫 やがて目を閉づ /『吾輩は猫~』
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天空に 遠く散らばふ 星統(す)ぶる シリウスの如く お歌輝く
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からまった イヤホン解(ほど)くも もどかしく 繰り返し聞く 留守電の聲
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我なくも 一人生きよと 目を見つめ 残さる少女に 与えし文具
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神様は欲しがりだから 桜と君を 風と雨で運んでいってしまうんだな
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憶測と 興味本位が 際立ちて 「SNS 」は 反面教師
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気が付けば 口ずさんでた 春の歌 庭を染め付け 春色の花
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あの時の 同期の気持ちが わからへん 歓迎会で 包丁一本… ♪
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温もりを 感謝を込めて 返したい 我を輝かせる セロトニンの君
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来るまでは遊ぶを知らず狭い箱 うまく遊べぬきみが恋しい
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襟足の 粋(いき)きわ立たせ 春の陽を 浴びて煌めく 髱(たぶ)の真珠(しらたま)
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三頭の ひしと抱き合い 目を見張る 極寒の猿 口髭を持つ /地獄谷野猿公苑
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ひたすらに歩数と歩幅ととのえて助走の先へ身を放るだけ
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ふわふわの 春の光と コラボって  眩しいほどに ハッピーイエロー
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坂ふもと「帰っちゃうよ」と母が言い「帰ればいいさ」子が言い放ち
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阿片アヘンなり 砂糖まぶせし落花生 ほうけ喰む我 止める術なく
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寂しさも寂しさのまま老いてゆく死にゆく人を見守るように
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膏薬を貼ってる腕はまくれずに長袖シャツの散歩は暑い
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葉桜の桃と緑を眺めつつおだんごかじる餅色の雲
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この鰭を止めたら沈んでしまうから泳ぎ続けるまぐろのように
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抱擁を 思いおこせる 抑揚に ヴェヌスの丘は 誰待ち望む
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黒猫の 小さき瞳に 映り込む 月の光は 吉か凶か
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我が庭の 咲きほこる花美しき 美を残すため リースに丸む
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