ブーケトス この花束は右端の機械仕掛けの神に投げるの
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文字化けに潜んだ真意の鏡文字にわか雨には虹が似合う
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明日には明日の向かい風が吹く「ケ・セラ・セラ」って幻想じゃない?
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読みかけの本に栞を挟まずに閉じる、そこには希釈された死
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化野に 風は吹かねど 北山は 月に近しと 剣冴え渡る
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神楽月花の植え替え時期だよと土だけ残る畑見せられ
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「選べよ」と声を大にして言ってくれ あなたを選ぶ準備はできてる
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楽観ポジティブ」を教えてくれた君だから大好きだって思っちゃうんだ
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とりどりの しめ飾りあり 「まだ早い」 思いながらも品定めする
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いつの日も 必ず見上げた まんまるの お月さん あと何回見れる
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面白く 可笑しく生きる はずなのに 真面目実直 普通の男
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子供にも 事情がありて 正直に 生きることなど できぬ相談
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あの先に 何があるかも 知らなかった あの日あの時 十三の夜
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五日ぶりアルコールandアンドカフェインが脳髄直撃、代償は何
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小党首 甘く見てたな伏魔殿 老獪な罠嵌って真っ青
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小党首 罠に嵌った小動物 メディアは煽る嫉妬とサディズム
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ドライブで道を間違え着いたのは川が流れる工場前
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生きるために生きている日々とりあえず、とりあえずでごまかしている日々
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忘れ物流石に多くて叱ろうと 思っていたことさえ我忘れ
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叫ぶ夜もしもオオカミだったなら返事がもらえるかもしれないね
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波濤はとう荒れ波飛沫なみしぶきつ岩頭に立ちしあなたの慈眼じがん目映まばゆ
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次の世であなたの尊姿拝むのは金波銀波きんぱぎんぱの海辺でしょうね
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是非を捨て髪をほどいて来なさいねジャングルジムのてっぺんまでね
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往昔にキミは扉を開けたよね記憶に滲むジャン・クリストフ
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各県の観光大使って センセの愛人ポストなのかな 下衆の勘ぐり
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憎しげな百条委員の糾弾が 返って県民の反感を買い
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嬉しげに百条委員の肩を持つ メディアも維新も面目つぶれ
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別れはいつも、さびしいかな、新たな出会いも、また楽しみのひとつ
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キーボード叩く君の手見ているとおっとりしている仕草嘘なの
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騙されて また騙されてを 繰り返し 惑わされぬ日 いづれ来るのか
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