田倉マイ
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投稿数
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君は生きてくださいいつまでも生きてくださいそれだけでいいから
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私がいなくても生きていけるなんて許せないっていうのは嘘
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最近はよく咳をする ただの風邪じゃないといいな そう思います
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今日こそは死のうと思いドア開けてあくびをしたら全部忘れた
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あの夜は月が二つもあったから僕ら何度も間違いをした
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重なって乱れた髪に櫛入れる君を見つめた月のある夜
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冷えた手を僕のほっぺに押し当てて君が笑って僕も笑った
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寂しいといつも私をくすぐった 君は小悪魔 やさしい悪魔
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青空と同じ色した封筒を涙堪えてポストに入れた
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昨日まで世界は色に溢れてた 今日は全部が灰色だけど
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昨日まで見えてたはずの色彩が今日はなんだかモノクロみたい
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学問を叩く勇気がありませぬ 僕はあまりに無学ですから
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寂しさはいつか消えると知っている だから今だけ君を想うよ
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ありふれた言葉でさえも言えなくてただ君のこと抱きしめていた
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勢いで言ってしまった「グッド・バイ」さよならだけが人生なんだ
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エアコンの作った空気が苦しくて冬の夜風に消えたくなった
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庭先のレモンは黄色に色づいて僕のほっぺは赤くなってた
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「愛してる」を道具にしたくなかった でも言わなくちゃ消えちゃいそうで
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秋の夜に震える僕の鳥肌をさすってくれた君の手のひら
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さらさらと降り続けてる秋雨に干した洋服揺れる幽霊
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窓外の鈴虫の音や満月が夏の終わりを教えてくれた
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ジャガイモに気付けば若芽生えていて僕らはきっと終わりなんだな (アジカンのソラニンを聴いて)
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ハイライトブルーが宇宙そらに溶け込んで僕は昨日の君を見つけた
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僕たちの夏の終わりの窓外はゴッホの油彩みたいな景色
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独りでもやっていけると息巻いて独りになるとやっぱ寂しい
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爪を研ぎ君の不正に耳澄ます僕に一発デコピンしてよ
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百円の造花を一輪手に取って青い花びらじっと見つめた
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四ツ谷駅ノルウェイの森読みながら君を待つのは今日で二回目
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夕空を懸命に飛ぶ蝶々に夏の終わりを教えられない
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夕立の音がかき消す啜り泣きバレないように起こさぬように
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