こんなにも 便利な世界 楽しめる 娯楽たくさん でも本を読む
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店入らば有名人とのツーショット蕎麦屋の女将のこなれし笑顔
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秋風に花は香れど姿なく遥か頭上に葛は咲き立つ
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やっちゃったクリックひとつで全削除きっとすべては取り返せない
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半袖の 出番が終わり 今日からは 長袖デビュー 急に来た秋
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かなしいな 短歌づくりに没頭し 電車のりこし多摩川を越す
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茜空 夏を見送る 風が吹き 今日が最後の 真夏日なるか
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山のさと水路の鯉に水ぷりん黄金の稲穂に癒さる秋の日
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ひと夏の エモくてメロい ファンタジー 夏は終わった 次行ってみよ!
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曼珠沙華 緋色あざやか 彼岸入り 一目だけでも また会えたなら
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ルービック キューブ揃えた ことがない 今ならできる と猛練習
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三色ペン ふと見りゃ赤が 減り早く ノートを見ると 間違いばかり
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心療内科の扉抜けて風を追う 秋溢るる木々に陽溶け
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街路樹に色なき風の通る朝 記録づくめの夏にさよなら
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ルマツリの 花がさわさわ 揺れる朝 肌で感じる 季節の進み
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赤シートに 慣れた眼、視界は アイスブルー 社会は冷酷 受験は孤独
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観客の いろんな表情 面白い 尻も波打つ スローモーション
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野菜干し天日返しもまた楽し地味な幸せ風に揺れをり
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プロ野球 メジャーリーグも 終盤で 世界陸上 と大忙し
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玄関の ガジュマルを見て たくましく 優しく包む 今日でありたし
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体中 どこも万全 元気って ことはないから 気持ちだけでも
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秋風が 二人へだてて を招く 延びゆく君の 影も届かず 
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欠ける月 いとしい人よ いまもまだ たったひとりでいるのだろうか
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何事も 長続きした ためし無し 今度もだめだ ジムやめまーす
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僅かなる二人暮らしのデータ量 ポチッと済ます国勢調査
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秋の夜に明かり灯せし並木道 どこまでゆくか銀河鉄道
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老いた母に 冷たくした 帰り道 いずれ自分も 行く道なれど
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学校を 休みて母と 飯を食ふ 外の喧騒 茫然と聴く
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本棚の 紙の香りに 秋の陽が 少し混じりて 今日のご褒美
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大切な人を亡くして十年も生きてきたことだけで勲章
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