孫たちの祭りの土産ういろうを みたまに供えお下がりを食む
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不足なく暮らしていれど時折にふと寂しさの滲む夜のあり
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この街を去りゆく君が乗る電車僕の心も少し揺らして
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病み上がり 外出て見上ぐ 青空は 酷く鮮やかで 眼がぎゅうんとした
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「じゃ、またね」君の最後のメッセージ またねって事はいつか逢えるね
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約束はしないでいつも「じゃ、またね」 あの頃のよにいつか逢えたら
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信号は 同じ景色見 四六時中 働いている 飽きぬのだろうか
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あれってこれみたいだねの繰り返し 例えみたいな人生綴る
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一日に 一首投稿 丸二年 過ぎたことすら 忘れるほどに
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早朝の 九月の風に 秋見つけ 虫の響き ホッとひと息
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小庭にも揚羽舞い来て心浮くそよぐ木立ちにキジバトの声
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雨あがる竿さおしなる程洗ひ物 活きる証が町にはためく
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別れ際 窓際 君の見る方は 僕の知らない 夏の青空/r 
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赤毛のアン まさに今また 読破中 毎夏泊まりし Pプリンスエドワード/猫母CAT様
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コマーシャル この間まで 夏模様 余韻などなく すでに秋冬
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百均の一本百円ボールペン複数本よりオーラ出しをり
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新米と秋刀魚購いささやかな幸かみしめる十三夜かな
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蛇口から水滴ポトンと落ちる音静まる部屋でテストを受ける
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採れたてのさつまいも蔓の手の汚れ束子たわしで擦る皮をむくごと
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まんまるの 月夜の晩に 秋の風 過ぎゆく夏に ラタトューユ煮る
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学んでも 学んでもなお 我が成績 良くはならざり ペンだこを見る
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終盤も 勝ち負けだけに こだわらず 面白ければ と言い聞かして
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週の明け戦ふ人の動き出すせめて涼しき風のあらんと
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日差し避け夕方庭の草引かば頭上飛び交うシオカラトンボ
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買うときが 一番ピーク またしても 積んでしまうの 本やレコード
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気遣いを しようと意識 しなければ 出来ぬさがだから 頑張ってみる
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義父植へし老木なりたるイチジクの小さき実集めジャムにする朝
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蝉たちは 秋の虫へと 次々に バトンを渡し 季節をつなぐ
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朝夕にデイ送迎車行き交えり老い人多き坂道の町
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十六夜に 悲しみのパス蹴り出せば ゴールキーパー彼方より来る
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