朝イチの美しき声はキミだった! ひょいと現る小さなコオロギ
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蒼き蝶フジバカマ咲く山里へひらりと降りて羽を休めむ
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野っ原はススキと野菊に覆われてアキアカネ待つ頃となりけり
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練習し できたところを みせようと するが慌てて 上手く決まらず
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甘物と 塩味が交互に 欲しくなり こうするうちに 五キロ太った
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人間は考えるあしの意味知らず 調べつ歩く葦の水辺を
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思い切り 個性を生かす 木目あり 技に感動 家具工場にて
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満面の笑顔でミスドのドーナッツ たまにはいいネ ママひとりじめ
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十六夜に空見上げれば燦然と光る星あり名は知らねども
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石畳 打ち水かかり 非日常 木陰の苔が 彩り添えて
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隠れ里 そんな世界に いるような 苔むす庭に 日常忘れ
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薄紙で すっと指先切りしごと 時折疼く古き後悔
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涼しくて 過ごしやすくて 良いはずが 夏の終わりに 暑さ恋しい
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虫の鳴く まだ明け切らぬ 早朝に 煎茶を淹れて 今日を開けり
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窓からの 木々と苔の 映える庭 見つつお茶飲む 時止まる日
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甥からの宅急便はカボスなり夕餉の卓に香るふるさと
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晩夏には百日紅サルスベリの花遅れ咲きつくつく法師の鳴き声あはれ
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大粒の 雨が一気に 降ってきた ああ、家の窓 開けてきちゃった
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歩きたし白川郷の秋の道 右膝小僧の注射針見つ思ふ
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夕焼けと ピアノ流れる 古民家で 苔のむす庭 紅茶と眺め
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久方の 木々と苔庭 映えるカフェ 貴女の笑顔と 優しい音色
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見返りも 求めず無垢に 咲く花は 色とりどりに 四季を教へむ
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手間なれどカボスのジャムに初トライせわしき日々は思いもよらず
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会議場 百日紅で 彩って 説明を聞く 参加者の笑み
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読ナみゾ方機さ能え も縦知中ら横なをか使っいたたのい
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柿の実をつけしままにて枝飾る古民家カフェのレジ橫の秋
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3ヶ月 メロンを家庭 菜園で 挑戦したが かじられ終わる 
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最終の 新幹線で ハイボール 夜景に酔って 大阪に着く
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目が覚めて 旅先にでも 来たような 空気涼しく 空は明るく
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足元でカエルが跳ねる雨後の庭 か細き声のツクツクボウシ
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