成久敦也
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二十八歳資格浪人生

いつ見ても 清流 せいりゅうにして三篠川みささがわ我が心にも派川はせんたま
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夢に見ゆ愛しの人の面影は明くる朝には露に消えにし
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待ち人よ待たれる人は今何処いずこ雪積もる道足跡も無く
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いにしえさかえし村も今はただ雨降り溝に水が流るる
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祇園から望む闇夜の三滝山照らす後光ごこうは街の灯りか
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みやびやか川面かわもに踊る大鷺おおさぎの群れには音も波も立たざる
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嘆かせし藤の枝垂しだれに涙落ち紅雨こううの空は我が心似て
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花冷えてかすみころも待ちぬれど白粉おしろいつける初春の朝
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紅葉落ち枯葉も朽ちて似たり咲くかえでの色は春の兆しか
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幻か水面に浮かぶ鳥居とて潮が引ければそれうつつかな
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