忌寸宿禰
11
11
投稿数
259

今日の出来事や思ったこと、今までの思い出を短歌として自由に読む、二十四歳の男性です。

住之江の 波間引き裂く 水飛沫 白き弧をかく モンキーターン 
8
いたづらに わがふる日々の いつしかに 夏に染まりし 世をば見るかな
11
の並木 留まり しいい 鳴く蝉の などて我がかたへ 飛び来るにや
5
燃ゆる日の 光にむせぶ 青葉山 つらき暑さを 添ふる蝉かな
10
薬莢の 如く散りふ この短歌うたは 我が身を穿つ 日々の残り香
14
かげおくり 夏空仰ぐ 影ひとつ 亡き人恋ふる うつしよかな
8
胸の内 雲間すら埋める あまくもを 連れて行かぬかと 風に尋ねて
11
畝傍山 仰げば見ゆる 橿原の 遠き昔の 空の青さよ
20
橿原や 人は変はれど 夏風の 吹く音ばかり 昔なりけり
11
橿原の 野辺の霞に まぎれつつ 帰らぬ春を 惜しむころかな
10
畝傍山 木末こぬれにかかる 朝霞 晴れゆく如に 思ひあらめや
13
橿原の 野辺に立ちゐて 春風の 行方もしらに 人を待つかも
9
雨止みて 涼しき夏の の木陰 なにをか猫の 我に告ぐらむ
23
夏衣なつごろも ひたす磯辺の 車輪梅しゃりんばい 花は散れども 青葉涼しき
15
五月闇さつきやみ 垣根に匂ふ 白妙しろたへの 花は梅かと 見まがひぬべき
9
磐根いわね立つ 木なき里に 生ひ出でて 咲く花の名や 何と言ふらむ
11
土瀝青どれきせい 突き抜け香る 花のごと 憂世うきよの中にも 華開くらむ
11
野良猫を なつけむとてぞ 歩み寄る 早々はやはや逃ぐる 後ろ髪かな
9
野の草に 露を置きつつ 月隠す 霞が末は 明けの空なり
8
おのが田の 実りに足りし 世は過ぎて 他国あだしの舟を 待つばかりなり
11
犬をまだ わんわんと言ひし 幼な日は 人のこころも 近かりしかな
11
さねかづら さ寝つる君の 寝息さへ 稚児ちごのやうにて いとどかなしき
6
鳴かねども 忘るることなき 鶯の 影ひそめたる 緑深しも
7
童歌わらべうた 流るるころは 過ぎにけり 帰らむとなく 時ぞ知らるる
8
いにしへの けぶりの絶えし 名残にか 行く末も見えず 霞む夏かな
7
遠き日の 祖母の家なる 南風ひとつ 畳の上に 身を落として
9
あまくもの たゆたふ空見ゆ 夜もすがら 雲のいづこに 月の宿れる
6
子が子守り 親は電子板スマホに 操られ 怒れど叱れぬ 哀れな大人等こどもら
9
五月夜さつきよ気色けしき音なふ 御簾みすの奥 表衣うへぎぬにひとつ シャネルの五番
7
願はくば 優しく撫づる 御手みてて 留めおかなむ 有明の月
13