Utakata
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忌寸宿禰
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今日の出来事や思ったこと、今までの思い出を短歌として自由に読む、二十四歳の男性です。
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もう
寝
(
い
)
ぬか 問へど答へず
戯
(
たはぶ
)
れば 笑みに綻ぶ
児
(
ちご
)
の
空寝
(
そらね
)
12
税金で 搾り絞られ 身を削り 明くる日を買う 出涸らしの銭
13
蝶さへも 蜜蜂すらも 吸えぬ蜜 公金裏金 さぞうまからんかし
14
あかねさす 雲の
路
(
みち
)
ゆく つばくらめ 行く末々に 光あれかし
16
古巣より 飛び立ちゆける 燕尾へと 踵返して さよならまたいつか
11
うばたまの 我を咎める 音もなく かたぶくまでの 月を見しかな
11
宵闇に 染めぬらし わが
庵
(
おり
)
は 胸の打ち音なふ 重圧の籠
11
道の
辺
(
へ
)
に
列
(
つら
)
ぬ
柑子
(
こうじ
)
の 街灯の 陰る麓に 五分の魂
11
ハロゲンランプが照らす四車線 橋より眺む 我は何求むらむ
10
分け入れば いとど深くなる
山道
(
やまぢ
)
かな 惑ふは我か しるべなき世か
13
遊歩道 頭上に一つ ユスリカの 夏たてる 雌待ちの蚊柱
10
雌待ちの 蚊柱くぐる 人の群れ いづこより来たりて いづこへと去りぬ
10
月の色も うつりにけりな いたづらに 袖の白露 落ちしまにまに
10
花の色はうつりにけりな
緑色
(
あをいろ
)
に卯月よにふるながめせしまに
9
散ることも
厭
(
いと
)
はぬ花の心もて世を尽くしてむ命なりせば
11
咲く花のちりぬる前の静けさや我らの前に杭は立たずや
9
手向くるは
強酒
(
ストロングゼロ
)
の空き缶や笑ひし夜をここに偲びて
10
果つるまぎ見つるは離るるやすけさか
黄泉
(
よみ
)
への道に惑ひ
怖
(
お
)
ぢかは
6
ひらひらと また
一葉
(
ひとひら
)
と 己が手で散りぬる花を すくふべくもなし
8
学び舎に 桜踏み分け 行く
児等
(
こら
)
の 背を見る時ぞ いとほしきかな
11
問ひし間に
溢
(
こぼ
)
るる想ひ一文字を書き留めてまし今日の夕暮れ
8
尋
(
たづ
)
ねきて胸に芽吹きし
一枝
(
ひとえだ
)
を 春の
夕焼
(
ゆふや
)
け そっと染めゆく
11
言の葉は霞の向かふに隠るとも 同じ
夕映
(
ゆふばえ
)
心に留めむ
11
今はただ詠めぬ想ひを胸に問ひ 言の葉
尋
(
たづ
)
ぬ春の夕焼け
9
見抜いても 騙されてやる 春の夜は 嘘でもいいから 繋いでいたい
7
「うそなのか(笑)」 笑顔張り付く 泣き顔で 期待募らせた 自分を恨んで
5
「うそだよ」と 言われたあとの
余白
(
ブランク
)
を 笑顔で埋めて 一人に帰る
7
「うそだよ」と 笑う瞳の 奥にある 震える熱を 暴けずにいる
5
盾ごしに 聞こえる声が 本物と 知ってて騙される ふりをする
6
嘘でしか 言えない本音 日が暮れば 心の在処は 座敷牢
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