忌寸宿禰
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今日の出来事や思ったこと、今までの思い出を短歌として自由に読む、二十四歳の男性です。

月の色も うつりにけりな いたづらに 袖の白露 落ちしまにまに
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花の色はうつりにけりな緑色あをいろに卯月よにふるながめせしまに
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散ることもいとはぬ花の心もて世を尽くしてむ命なりせば
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咲く花のちりぬる前の静けさや我らの前に杭は立たずや
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手向くるは強酒ストロングゼロの空き缶や笑ひし夜をここに偲びて
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果つるまぎ見つるは離るるやすけさか 黄泉よみへの道に惑ひぢかは
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ひらひらと また一葉ひとひらと 己が手で散りぬる花を すくふべくもなし
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学び舎に 桜踏み分け 行く児等こらの 背を見る時ぞ いとほしきかな
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問ひし間にこぼるる想ひ一文字を書き留めてまし今日の夕暮れ
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たづねきて胸に芽吹きし一枝ひとえだを 春の夕焼ゆふやけ そっと染めゆく
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言の葉は霞の向かふに隠るとも 同じ夕映ゆふばえ心に留めむ
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今はただ詠めぬ想ひを胸に問ひ 言の葉たづぬ春の夕焼け
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見抜いても 騙されてやる 春の夜は 嘘でもいいから 繋いでいたい
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「うそなのか(笑)」 笑顔張り付く 泣き顔で 期待募らせた 自分を恨んで
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「うそだよ」と 言われたあとの 余白ブランクを 笑顔で埋めて 一人に帰る
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「うそだよ」と 笑う瞳の 奥にある 震える熱を 暴けずにいる
5
盾ごしに 聞こえる声が 本物と 知ってて騙される ふりをする
6
嘘でしか 言えない本音 日が暮れば 心の在処は 座敷牢
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嘘ならば 本音を言える 気がしてる エイプリルフール 弱虫の盾
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飲み込んだ 「好き」の形に 喉が鳴る 嘘でかぶせて 今日の夕暮れ
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「うそだよ(笑)」と 本音を嘘に 擬態させ 君に差し出す エイプリルフール
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街明かり 薄れてなおも 夜の桜 静かなる火を 枝に宿して
11
都会まちの風 受けて揺らめく 花の色 ビルの合間に 春を繋ぎて
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風乗りて ビルを背に舞う 花吹雪 あかき光に 酔いて更けゆく
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ビル影に 揺れる提灯 連なりて 橙の灯が 煽る夜桜
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音もなく 月明かりのみ 照らす町 単車の音に 明かり灯る
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闇深き 二駅先の 最寄り駅 門をくぐれば 息絶えし町
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加古川の沿ひ行く機械の音声こゑの中虚しきを据ゑる青き座席
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たらちねの南の山は白みつつカラスの声に母は身支度
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漆黒の町の中一つ白い灯と共に周るカブの音
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