忌寸宿禰
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今日の出来事や思ったこと、今までの思い出を短歌として自由に読む、二十四歳の男性です。

湯けむりに 海原かすみ 暮れゆきて 波の気配の やはらぎにけり
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大雨を 止ませしといふ 白兎しろうさぎ 月を呼びたる 香が残る里
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しらなみは 寄せてはかえるぞ この地にて 波の穿てる 音のみぞする
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東雲しののめの 越前和紙に 千年ちとせの香 書き置く和歌と 影を背に行く
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千載ちとせ経ど 恋路こひぢに惑ふ 心地こそ 昔も今も 変わらざりけれ
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越前の 寝殿造に 入りし時 紫の月 同じく眺むる
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かかはすは 夫婦桜の 連理枝れんりのえだ 鶴や千年ちとせの 糸をあざなふ
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都より 逢坂の関を 越えぬれば 急がば回れと 人は言ふなり
7
このたびは つつがなかれと 住吉の 満てりぬ月の 力添ふかな
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もうぬか 問へど答へず たはぶれば 笑みに綻ぶ ちご空寝そらね
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税金で 搾り絞られ 身を削り 明くる日を買う 出涸らしの銭
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蝶さへも 蜜蜂すらも 吸えぬ蜜 公金裏金 さぞうまからんかし
14
あかねさす 雲のみちゆく つばくらめ 行く末々に 光あれかし
16
古巣より 飛び立ちゆける 燕尾へと 踵返して さよならまたいつか
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うばたまの 我を咎める 音もなく かたぶくまでの 月を見しかな
10
宵闇に 染めぬらし わがおりは 胸の打ち音なふ 重圧の籠
10
道のつら柑子こうじの 街灯の 陰る麓に 五分の魂
10
ハロゲンランプが照らす四車線 橋より眺む 我は何求むらむ
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分け入れば いとど深くなる 山道やまぢかな 惑ふは我か しるべなき世か
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遊歩道 頭上に一つ ユスリカの 夏たてる 雌待ちの蚊柱
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雌待ちの 蚊柱くぐる 人の群れ いづこより来たりて いづこへと去りぬ
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月の色も うつりにけりな いたづらに 袖の白露 落ちしまにまに
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花の色はうつりにけりな緑色あをいろに卯月よにふるながめせしまに
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散ることもいとはぬ花の心もて世を尽くしてむ命なりせば
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咲く花のちりぬる前の静けさや我らの前に杭は立たずや
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手向くるは強酒ストロングゼロの空き缶や笑ひし夜をここに偲びて
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果つるまぎ見つるは離るるやすけさか 黄泉よみへの道に惑ひぢかは
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ひらひらと また一葉ひとひらと 己が手で散りぬる花を すくふべくもなし
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学び舎に 桜踏み分け 行く児等こらの 背を見る時ぞ いとほしきかな
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問ひし間にこぼるる想ひ一文字を書き留めてまし今日の夕暮れ
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