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忌寸宿禰
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今日の出来事や思ったこと、今までの思い出を短歌として自由に読む、二十四歳の男性です。
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明けゆけば面影消ゆる空なれどまた来る夜には月も待つらむ
9
東
(
ひんがし
)
の空白むまで胸のうち消えぬ面影抱きて明かさむ
11
ひさかたの月をながめて待つほどに雲間に見ゆる人の面影
8
かき曇り見えぬ光を
標
(
しるべ
)
にて面影たどる夜や更けぬらむ
9
ひさかたの影入る月に霞立ちながめ降り落ち見るよしもなし
8
思ふらむ人の心もおぼろにて月のみぞ知る袖の白露
11
春の夜の夢の通ひ路たどるまで濡れにし袖は風に任せよ
12
霞みたつ空の月さえ隔てねど同じ心に袖や濡らさむ
11
春の夜のかすみの空に月出でて君を思へば袖ぞ濡れける
8
あかあかと照らす光を道連れにふるさとの夜をともに明かさむ
8
影清き月の下にて語らはむ忘れぬ土の草の香までも
7
まつ人の心も月のごとくにて曇りなき地へよくぞ帰りし
6
ひさかたのふるさとの地を踏みぬれば月夜をかくす雲もなきかな
9
おなじ空ながむる我もかき暮れて心ひとつに惑ひぬるかな
10
道まよふ行く末ならば我が袖を引きて導かむ暗き宵をも
6
風待ちて雲の晴れなむのちの世はさやかに照らす月を見るらむ
8
宵の空 雲立ちわたり月かくれ行く末さへもおぼつかなきかな
6
学び舎の師の声に舞う花の雨 友と別れを暫し惜しむらむ
10
波過ぎて日々来にけらし
深緋
(
こきあけ
)
の
絨毯
(
もうせん
)
干すてう秋の栗駒
8
地は震え 刹那に
毀
(
こぼ
)
つ 幾年の
現
(
うつつ
)
に生きし 営みを 海は揺り立ち 波を連れ
陸奥
(
みちのく
)
を攻む 幾年の 募る想いを 我がものにして
5
波に落ち波に消えにし人々の生くべかりし日々夢のまた夢
11
波に落ち波に消えにし人々の安らかなるを祈るほかなし
14
オリオンの猛きを見ゆる天の原乙女の祈りに身ぞ冷えにける
8
冬の夜はまだ昼ながら暮れぬるを空のいづこに陽宿るらむ
8
すみの江のふるさとへかへる客船や な忘れそ我を乗せゆけ
6
書きかけの言葉の脇に茶も冷えていつよりここに我ありしかな
9
液晶の青き光に浮かびしは誰が指の跡ぞ名もなき塵か
7
一夜にて大地を覆いて地を築き
幾世
(
いくよ
)
幾歩
(
いくほ
)
に減る
土瀝青
(
アスファルト
)
9
君がためクレーンゲームにお金積むボタン押す指に期待ふりつつ
5
「このたびは・・・」心とりあえず会見でうわ言連ねる紙のまにまに
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