忌寸宿禰
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今日の出来事や思ったこと、今までの思い出を短歌として自由に読む、二十四歳の男性です。

死ぬという 人に流るる時はなし されども最期の路とならむ
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陽も落ちて 童子は鹿の子まだらに散る 静寂染み 揺れる鞦韆(ブランコ)残して
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冷や飯に寄せて水温む御御御付 湯気立つ鮭へ散らす波の花
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他人(ひと)の記憶 その日暮れほどの明るさ
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花は散り色は褪せどもそこにをり その花の名を誰ぞ覚えん
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思ひ出(い)ず 眼(まなこ)ににほふ 花細し(はなぐわし) 皆は過ぎ行き 名は宙を舞う
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夕刻に咲く童の声 何ぞやと 思ひて見れば 避球の声
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音持たぬ君へ詠える愛ひとつ 枯れぬ感情に事の実熟れて
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この世をば 誰(た)が世とぞ問ふ 新月の満ちたることも無しと思へば
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腕の内 刻みし溝の痕ありて 苦悩と苦労の年輪と見ゆ
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早春の緋寒桜が咲く頃に、我 悲観して桜散りける
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大海を隔てて見ゆる大橋の 奥にぞ遠き わが故郷かな
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環境が移ろう年の瀬 人は去り 怖じける私を膝が笑う
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クリスマス ケーキが子供の頃より多く感じる  はぁ、取り分け皿も包丁も必要ないか
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短歌とは 字数と我が身を削りつつ 生み落とす首(うた) いとおかしなり
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まず五文字 次に七文字 また五文字 ここで七文字 締めに七文字
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クリスマス いくつも過ぎて お正月 明かりをつけましょ モミの木に
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気が付けば過ぎ行くばかりの年度末 餅で鬼退治 明かりは桜に
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年の差が十五離れた弟と シャボン玉遊び 浮かぶ泡沫(うたかた)
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空気澄み 夜の底白む年の瀬に 花は枯れにし ながめ 降り落ち
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日光が差し込む団地の窓枠に 月光にて咲く やわらかな花
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死後も名を呼ぶ声消えし その時まで 我が身そのまま あり続けんとす
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人の霊(たま) 四十九日と 言うけれど 我を人々 ひとなのか すら・・・
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死を前に着の身着のまま勇み足 我を留(とど)める 文(ふみ)も声なし
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年の瀬に 我送る皆が帰す場所へ されど我を送るは宵闇
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濡れた石踏みて思ひぬ 恋も夢も しけたよ と眺む 夜半の月かな
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幸せを願って 我が身を後退り ただ後ろ手に崖を持ちつつ
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宵の空 月や星が輝けど 私の心の雨は止まじて
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夜が明けて 風も止まりぬ ただ静か 灯を手放して渡る浮橋
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かたちなど なきものながら光差す ただそれだけで よいと思えり
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