Utakata
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三宅
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言葉の練習帳
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目が醒めて手に取るスマホ 午前四時 朝マックの算段付け
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夏野菜煮るとなんだかオシャレ飯 メニュー名は『なんか煮たやつ』
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同じ場所の写真を日々届ける 今朝の花は昨日にない景色
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夏空の墓へ挨拶 そちらへ行ったあのこは怖がりだから
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耳栓で知るは風の音ごうごうと 見えぬ手揺らす知らぬ周波数
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明け方に薄ぼんやりと過ぎゆく刻や 静かに朝へ染めて
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蝉よ鳴け騒々しくも燦々と 無音は静かな注意報
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無茶をしてブーストかけたこの体 反動はいつぞと身構え日々日々そろり行く
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微睡見つめる君は今 夢の中の喧嘩相手に目覚めて威嚇
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命賭け創る世界よ輝いてくれ この手を離れひとり翔びゆけ
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締め切り後 溜まった負債倍になり 吾の身を襲う眠気と不調
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ゆめうつつ キャンバスへ向ける狂気は日常を濡らし
5
いつだって君は自由だ 頬触る足先柔く長くなる猫
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自分の絵が好きと云う少女 眩い星に目が眩む
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行方知れず遠くへ行けと急くこころ 誰も知らないわたしに羽化し
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ざわめき 物音 スピーカーのホワイトノイズ 音の重さ識る
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三角耳 きみと添い寝する夜の「おやすみ」を言う時間愛し
8
錆びてなお回る歯車 新品のお前今はどこで銭投げか
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スリーセブンと並ぶ数 次は螺鈿構造だと笑うハハハ
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朝ごはん ニャーニャー急かされ用意して 食べる顔見て二度寝忘る
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自家製と手渡されたプチトマト おまけに青虫 君はだれ
7
日差し浴び白肌眩し細脚の揺れる身体と 老爺の日課
11
謳歌したか命の合唱 蝉黙る夏沈黙に囁く冷風
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可愛いの瞬間最大風速更新中 無敵の
猫
(
アイドル
)
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不味かろう この身なんぞ選ぶ羽虫 腹がまあるくなったらおゆき
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十月十日後会う君へ この世なんざ美しかねぇと笑い合おうや
5
自転車のお出かけ嬉し 風を浴び向かうはどこだ 数分後に針
7
宇宙人の研究所 吾のラベルは決まらずも薬は減らぬ
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金平糖の口付けよ譲っておくれ その人へ春を贈りたいのです
5
胸に添い 耳をくすぐる呼吸音 愛しさよ見ゆるか 君が吾の
猫
(
カミサマ
)
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