Utakata
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三宅
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言葉の練習帳
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残暑かな熱帯夜続く秋の入り口 ひんやりマットを
君
(
あいびょう
)
へ
8
痛いほど暑い残暑や 自然だけ秋に染まり色を変えてゆく
7
微睡か現か知れぬ吉報が 季節乗り越え本当になり
9
夏の色脱ぎ捨て秋へ変われども 居座り帰らぬ夏の夜よ
10
通勤路 君と行くなら大丈夫 最強の札がこの手の中 (ウチの子のけだまだまに感謝)
8
ミルク色日焼た皮を毛羽立たせ 小麦に染まらぬ吾の身の痛み
9
目が醒めて手に取るスマホ 午前四時 朝マックの算段付け
6
夏野菜煮るとなんだかオシャレ飯 メニュー名は『なんか煮たやつ』
10
同じ場所の写真を日々届ける 今朝の花は昨日にない景色
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夏空の墓へ挨拶 そちらへ行ったあのこは怖がりだから
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耳栓で知るは風の音ごうごうと 見えぬ手揺らす知らぬ周波数
8
明け方に薄ぼんやりと過ぎゆく刻や 静かに朝へ染めて
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蝉よ鳴け騒々しくも燦々と 無音は静かな注意報
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無茶をしてブーストかけたこの体 反動はいつぞと身構え日々日々そろり行く
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微睡見つめる君は今 夢の中の喧嘩相手に目覚めて威嚇
8
命賭け創る世界よ輝いてくれ この手を離れひとり翔びゆけ
8
締め切り後 溜まった負債倍になり 吾の身を襲う眠気と不調
5
ゆめうつつ キャンバスへ向ける狂気は日常を濡らし
5
いつだって君は自由だ 頬触る足先柔く長くなる猫
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自分の絵が好きと云う少女 眩い星に目が眩む
8
行方知れず遠くへ行けと急くこころ 誰も知らないわたしに羽化し
10
ざわめき 物音 スピーカーのホワイトノイズ 音の重さ識る
10
三角耳 きみと添い寝する夜の「おやすみ」を言う時間愛し
8
錆びてなお回る歯車 新品のお前今はどこで銭投げか
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スリーセブンと並ぶ数 次は螺鈿構造だと笑うハハハ
4
朝ごはん ニャーニャー急かされ用意して 食べる顔見て二度寝忘る
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自家製と手渡されたプチトマト おまけに青虫 君はだれ
7
日差し浴び白肌眩し細脚の揺れる身体と 老爺の日課
11
謳歌したか命の合唱 蝉黙る夏沈黙に囁く冷風
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可愛いの瞬間最大風速更新中 無敵の
猫
(
アイドル
)
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