甲糸寿
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初心者 

可愛げは自宅のトイレに流してきました水道代はそちら持ちで
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文豪の用紙のマス目踏み越えて万年筆は縦につらつら
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潮騒や雀は秋の波間にて蛤となり潮香しおかに溶ける
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地下鉄の色なき風ぞ吹き枯らす終点の赤く滲めり
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跳ね上がる枝を見入りたり初紅葉水晶体も瑞々しく燃ゆ
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見つめ合う君と私の行間を・・・てんてんてん点は繋いで道を作るよ
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言はば彼女薄荷煙草の香まとひ清涼漂いて鎮静を誘ふ
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君の前を小籠包が通過する πパイ を求めて回る円卓
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捨てられた買物袋は猫に見えSh*tと呟き幸せを乞う
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定員二名のキッチンで「袖めくって」シャボンだらけの君の手を取る
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星時計ひと粒落ちてひかり消ゆ幾千光年夢のまた夢
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芸術も音楽・映画も君とゆく私の心金色に継ぐ
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国籍や性別不問本の旅時にさすらうタイムトラベラー
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寝違えるということに躊躇なく幸せを感じる君と過ごす日
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元カレの残像拳ざんぞうけんはしぶとくて気配をかわす修行の日々よ
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青空と宇宙のはざまで漂いし「ビーフ・オア・チキン?」耳はキーンと
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朝顔の色水に夢中小さき日今藍水と戯れる日々
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19時半くれない色の地下鉄のファルコンに乗る私は少年
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コーヒーに 虚無の欠片を溶け合わす指で回して刹那に飲み干す
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メンソールリップクリーム塗ってキス瞬きもせず冬の訪れ
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真っ白なNIKEを履いて目指すは君 私は走る月も走る
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「君の名はぜんぶ自然界にあるんだね」初恋の君にいずみとよばれて
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逆さまの針穴はりあな写真ピント甘く空と海との境目は溶け
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ライトしてリライトしてまたリライトしてリライトさせてできたものでして
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皆既する赤から黒へ裏返るオセロみたいな月を見ている
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あゝ朝かコピーロボットあればなあ寝転びポテチ漫画読むのに
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もう一回君に会いたい二度寝する猫パンチされ夢のまた夢
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すねこすり夢のまにまに寄る気配逝った猫かもあやしあやかし
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四つ脚の君の名前の花手向け秋涼しくて 水 白湯にかえ
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次のシーンキャプチャー3は猛暑の秋四季という名のムービーは続く
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