Utakata
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甲糸寿
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君が好き来世へ託す恋心儚く消えるわたしは人魚
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ひさかたの
雨鼓
(
あまつづみ
)
聞くも
雲居路
(
くもいじ
)
を君とふたりで歩調合わせむ
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ほんとうのさいわいはなんだろう銀河鉄道乗換案内
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遠花火君が育てた
T
シャツに穴あきジーンズよく似合っている
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十八時祭囃子は鳴り響き 夏の終わりの始まりを告ぐ
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雨籠り君持て余しチューハイの琉球
玻璃
(
はり
)
の物寂しき色
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わたしまだ昨日を生きていたくって帰れないふたり月は消えゆく
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寂しくて君のうちまでペダル漕ぐ一方その頃海王星では
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愛情=僕の体重
×二人の体温
×気候変動 熱量を保存
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光の紗は緑葉の屋根をつたいゆく猫は小走りに暗渠を進む
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雷鳴のリズムをベースにライムする雨音と蝉のMCバトル
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始発まで夜通し騒いで撮ってみたプリクラ全員青白い顔
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体重が乗っていない言葉を自由帳の余白に殴り書く
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立秋や炎夏の午后は中華屋で炒飯食らう君に見惚れる
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みうらじゅん いとうせいこう もたいまさこ ぐっとくるひと めがねとひらがな
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コンビニで 買ったばかりの 自由帳 余白に挟む 夏景色かな
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素麺は
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分茹でれば すぐ増える 飼育が楽な 生物です
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音楽が 胸のスイッチ 入れ替えて 悲しみだけを そっとミュート
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夏座敷 吾隙あらば 猫を吸い 猫隙あらば 逃げを張りらむ
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君は大丈夫と云い 僕は大丈夫じゃないと訳す
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夏至白夜 牛乳抱えし ジョバンニに わが影重ね 星を巡れり
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朝涼や 剣山見紛う 紅花を 蜜蜂のため 一花遺す
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