Utakata
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蛾盲児ゃゐ(微痴)
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人を不快にする歌をわざと詠んでいます。あじさいをふやけた顔で慈しむ人を侮蔑しながら。
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一条の琉球音階そこにあり部屋の四隅は一層暗がり
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頭にや、玻璃玉ふたつ転がして、舌のピアスが凶を引く
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両端に みみずを咥えた むくいぬと 打った平手で 月隠し微笑
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水滴の僕は逆さに笑うのだ。みっともない黄色の裸体。
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わらはんど、べこっこさのすじゃ。まいねよ。まいね。
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碧の目玉をくり抜いて灰の庭に埋めたら瞳孔柄のひまわり咲いた
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天使の頭が壁に生え、音が平面に伝った。腕が生えるのはまだらしい。
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幾千の冷たい手に包まれておんなじ病気で君と死にたい
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掻きむしり真白の頭蓋を空に見せはっきりとした曇りに烏
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町中のいたちの死骸横目に見るが限りちょっと嬉しく
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赤黒くなりゆき白目は緑青老婆の片目蟻の住処に毒を流す
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赤子の脾臓を取り出して壁に投げたならばどれだけ柔らかに膿が飛ぶでしょう。
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雪解けのハエも素通り犬の糞 人糞ならばどれだけ愉快か
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人工的自然美礼賛する阿呆 命にルビ振り馬鹿射精/弘前桜まつり
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とうさん、かあさん、死ぬとこみてて。天皇陛下もみてて。死ぬのみてて。
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――ねこがいた!――いもうともそこにいた――でもぼくはいなかったので0、0、0。
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無脳児や体育館の端にいて小さくこぼす口の泡
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アスファルト踏みしだかれて種を焼き街灯少なし懐暖炉の柏崎
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礫瓦礫焼野ッ原ニ火ヨ灯レ! かくモ明カレド瞑々タルヤ肚ノ底
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ちんちんがかゆかゆなって夏思うかゅぃっあ、猫だかわいい!
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のどかすぎて死ねってなった月曜日 木靴の小人が群れをなしている
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草木を愛でられるほどの幸福を分けずに浸る強欲さ手折ったススキはついに天を仰ぐ
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あなたにはそうしないこともできるのにまたも私を寂しがらせる方を選ぶのだ
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温と情とは名ばかりに己の胸のみ温めてえへらえっへらしているね君は誰より外道だね
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あぶく吹いてインコの死骸に手を合わせ降りたこともない御徒町
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りんごりんごりんごりんご汚く腐れや芥に似たる弘前城
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映画なく盛り場もなし柏崎 思ったよりも寂しいです
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腹の横にある小窓を開けて一つ一つの筋膜剥がしゃ存在しない音が鳴る
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我慢だよ。男は我慢だ。明日、一日、トイレに、いかないブチッ
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いきることいききることききいることとこいるといいきる いきる
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