Utakata
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一秋
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初心者です。よろしくお願いいたします。
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温
(
ぬる
)
みゆく 酷冬の水 洗顔の 指に確かめる 花冷えの朝
10
病院の 空青くして ちぎれ雲 ひと空を見上げ
病
(
やまい
)
へ帰りおり
6
春風に 震え咲きたる
繁縷
(
はこべら
)
の 花びら落ちて 野に白き文字
12
この冬の 雪散りし空 暮れなずみ 家並みの
灯
(
ひ
)
淡く 春待つ夜よ
14
残されし
時間
(
とき
)
をふたりは 愛おしく いつかさよなら、 いまはこのまま
9
雪纒う 冬のシクラメン 寒空に
含羞
(
はにかみ
)
に似た 薄紅
灯
(
とも
)
り
8
曇り窓 息吹きかける 子らの目に
歳月
(
としつき
)
のごと 積もりゆく雪
13
霧に似る
時雨
(
しぐれ
)
滴
(
しずく
)
は 散りゆきて
静寂
(
しじま
)
凍れば やがて雪の宵
7
一面の ぼたん雪の空 その果てに
朱
(
あけ
)
、
淡々
(
あわあわ
)
と 夕陽映りて
12
ボケ防止 クロスワードから 数独へ 進化する妻に 亭主
慄
(
おのの
)
き
12
突風に
灯火
(
ともしび
)
揺らぎ 消ゆる人 老いの
漁火
(
いさりび
)
暗き海に揺れ
10
夕暮れの 電車に消えた さよならを
黄金
(
こがね
)
の冬陽 静かに包み
8
雪道に 小さな手袋 ひとつあり 雪に落とした 家族の
欠片
(
かけら
)
13
庭に降る 雪を見ている 人ひとり
静寂
(
しじま
)
抱えて 暮れゆく夜空
16
廃屋に 粉雪かかる 村外れ 思い出にも 雪は降り積む
9
初雪の 路上を行き交う 人々の 白き息だけ 賑やかに踊り
10
野にも落つ 雨を往く
男
(
ひと
)
の 白い息
生命
(
いのち
)
言の葉 もう冬隣り
6
冬ざれの 棚田にひとつ 背中あり
人世
(
ひとよ
)
など知るかと 晴れ渡る空
9
山裾の 弱き夕陽に 冬の鳥
塒
(
ねぐら
)
探すよに 舞い上がる二羽
14
霜月の 音なき夜に 目覚めれば 夢に
冷え冷え
(
ひえびえ
)
冬が寄り添う
11
秋深い 病院坂の 空青く 揺れ
降
(
くだ
)
るわれは ただ影法師
12
降り掛かる 淡き
紅葉
(
もみじ
)
に 秋時雨 山麓しずかに 色深まり
15
秋雨に
靄
(
もや
)
る棚田に 立つ孤影 きみの風雪を 誰も知らない
11
さる夜道 じっと月見る 秋蛙 繁殖済んで また行き暮れて
10
徒競走 転ぶ孫見て 立て立ってと 叫びつつああ
脆
(
もろ
)
き涙腺
12
水路沿い 曼殊沙華 群生す 夕焼けのなか 燃えるがごとく
7
稲倒れ 畦に
屈
(
かが
)
んだ 田の男 台風過ぎし日 空だけ青く
15
山寺の 風にざわざわ 萩の庭 赤紫に 靡く
初秋
(
はつあき
)
10
台風が 過ぎ去りし朝
蘇
(
よみがえ
)
る 肌に冷たき
初秋
(
はつあき
)
の水
10
風はらむ 晩夏の夕日 杉木立 次第に消えゆく ひぐらしの声
10
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