Utakata
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一秋
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初心者です。よろしくお願いいたします。
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うたた寝の 縁側に
陽
(
ひ
)
は こそばゆく 押し当てられる
背中
(
せな
)
に
小
(
ち
)
さな手
12
窓からの 寝たきりの空 肺病みの 熱に
朧
(
おぼろ
)
も 冬の層雲
12
雪の花 舞いこぼれゆき 年明けて 垣根に灯る 南天の
真っ赤
(
まっか
)
15
師走来る
齢
(
よわい
)
またひとつ 降り積みて 鏡に写りし 長き眉そっと
剪
(
き
)
る
8
風冷えて 畑の空に
細雪
(
ささめゆき
)
蕪
(
かぶら
)
も
埋
(
うず
)
み やがて雪野原
13
粉雪の 向こうに消ゆる 老いし
背中
(
せな
)
残りし
刻
(
とき
)
を いずこへ友よ
11
垣根越え
山茶花
(
さざんか
)
の花
紅
(
べに
)
さして
含羞
(
はにか
)
むごとく 路地にこぼれおち
13
孤雲浮く 深き青空 愛おしく ああいつか死ぬのかと 身震いひとつ
8
花白く 展示の卓に 秋気吸い
凍
(
い
)
て鶴のごと 寒蘭立てり
11
息白く 終日の雨 山煙る 老いの縁側 ただ秋霖に暮れて
11
淋しかった? 「ううん」とほんのり 笑う子の 祖母の帰りを 待ちし秋の日
11
寒さ知り ただ鳴けずして
時鳥
(
ほととぎす
)
晩秋の
陽光
(
ひかり
)
夢幻
(
ゆめまぼろし
)
を飛ぶ
10
友の庭 一輪の桔梗立ち 深紫 冷気混じりの 細雨に濡れて
15
赫々
(
あかあか
)
と ニュータウンの空 入り日映え 家並み暮れかけ 行く秋静か
7
軒の下 銀糸切れそな 虫ひとつ 秋風に負けるな おれの蜘蛛の糸
7
風揺
(
かざゆ
)
らの 季節忘れし 青い花 今頃やっと 秋の朝顔
12
秋障子 畳の
縁
(
へり
)
に 日は落ちて 凜冷の風 素足をなでる
19
残光の 黄昏に下る 坂道に
薄
(
すすき
)
揺らす風 はや秋を知る
11
今何て? 耳寄せて聞く 老妻の 暗き耳の奥 跳ねゆく
木霊
(
こだま
)
よ
9
終の夏 濡れそぼる羊歯 かき分ける 雨音だけの森 水の
惑星
(
ほし
)
ゆく
6
カーブミラーに 陽炎ゆらぐ 草の道 蝉の
亡骸
(
なきがら
)
ひとつ
静寂
(
しじま
)
に落ちて
9
揺れさやぐ 垣根の風に 朝顔の 夏空
映
(
うつ
)
す 青のひとひら
9
ひぐらしが ただひとしきり 夕暮れて 山の忘れられし 草の墓しずか
9
老母逝き 置いてゆかれたと 泣く妻の 背
撫
(
な
)
づる
孫よ 焼場の空は澄み
7
濡れ燕 狂おしく翔ぶ 雨上がり
茜
(
あかね
)
に染まる 夕暮の森しずか
7
落日の 寺に
茜
(
あかね
)
差し 桔梗染む 行き交う人々 逆光に
滲
(
にじ
)
みおり
6
孫去りて 玩具ひとつが 転がりぬ 誰も居ぬ庭 短き蝉の夏
15
軒の端に 夏の
夕雨
(
ゆふさめ
)
降りかかり 待つこころだけ 雨音に冷え
12
水生園 雨煙に紫の 菖蒲群 池面叩く驟雨、 濡れるよ
形而下
(
なにもかも
)
8
空は滝 降水帯の午後 側溝に 凄まじき
水流
(
みず
)
ふっと呑まれおり
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