Utakata
登録
Login
サイトのご案内
一秋
フォロー
0
フォロワー
12
投稿数
214
初心者です。よろしくお願いいたします。
« 最初
‹ 前
1
2
3
4
5
6
7
…
次 ›
最後 »
ポックリと 逝くが理想と 妻は言い ときおり寝顔 覗かれしこと
6
また今度 隔てる窓に 呟いて 白く曇る さよなら哀し
6
小魚が うららの
陽光
(
ひかり
)
受け キラリ跳ねた側溝に
小
(
ち
)
さき春よ来い
6
傘重く 雪の交差点 それぞれの 孤独が無口で 渡りおり
6
降る雪に
頭
(
こうべ
)
垂れゆく 菜花ゆれ 呼ぶ声絶えて 綿雪の里
9
あと幾度 年を越せるかと 澄む夜空 家族と見上げる 冬月の夜
9
東雲
(
しののめ
)
の 遠き山なみ 町のひと 冬ざれのいまに 朝の粉雪
6
約束の
夫
(
つま
)
はもう居ずに 待ちわびて 心が消えた そのひとの冬
5
花壇にも 降り積む淡雪 真白にて 赤きシクラメン 鮮血のごとく
3
おはようと 霜柱踏む 朝の声 冷たき冬田の 空へ澄み渡る
10
魂魄の 時雨しづかに 降り続き 白き星になる やがて雪の夜
7
猫が来て 人を見上げたとき 生き物の 孤独を想う 路地裏の冬
7
車椅子 押す冬家族 日だまりに 病院の空は 雲ひとつなく
15
一月の 町はよるの雨 闇の中 息しろく流れ 人声聞けず
5
霜しろく 平野に降りて 朝日差し 冬空に踊る
寒雀
(
かんすずめ
)
ふたつ
12
真夜中に 雪を踏む音 遠ざかり そのあと永く 残るしづけさ
18
この雪は 冬の帽子と 笑う子に 何あろうとも 生きてと願う
10
カルタ取り 取れずに泣く 弟に そっと指さす 幼き姉よ
33
寝たきりに なる夢をみた
慄き
(
おのの
)
は
深々
(
しんしん
)
と積リ はや根雪となりぬ
6
老妻の おせち獲り合う 孫達に ずっと健やかにと 祈る新年
14
暮れなずむ 急ぎし町の 賑わいも 雪にはならず 冬の
群雨
(
むらさめ
)
10
戦場に 泣く児の姿 映してをり 孫抱き寄せる 穏やかさも苦く
11
陽だまりの シャッター通り 声はなく 冷たき風が語らう 暮れの町
4
過ぎし日の ブーベの恋人よ 昭和のまま 死んでしまいたい そんな日もある
6
来る冬の 凍てつく心 暖めたく 晩秋の日向 両手に溜める
10
星屑の 流れ落ちゆく 年の瀬に 胸に数える われの残月
12
冬ざれの 道の草叢に 麦わらが 落ちていて風に 少し動いてをり
8
映画館 出ると通りは 雨の中 時雨の町で こころは震え
6
顔寄せて あれは夢だと 囁けり 冷たき頬に 外は雪の朝
3
陽弱まり 暮れていく町 息白く かじかむ指に 雪虫ふわり
9
« 最初
‹ 前
1
2
3
4
5
6
7
…
次 ›
最後 »