Utakata
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ザリガニ
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濡れ乾き 歩みはじめて気づくだろう 晴れたいからと雨が降ること
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栗の花 臭くはないと否定した 臭くても好きと言うべきだった
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燻り吹け君と見たいなこの月を 横にいたなら月など見んか
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木影咲くハナニラ魅入られようとも当の花には肥えにもならず
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夜勤三度目の便所訪問に 豚ラーメンの怨み味わう
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空に寄り きわめて弱く命吹く 月の隣を歩けるかなと
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あなただけ季節の香り盗り去った 春の匂いを悔しく嗅いだ
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井の中の蛙いれたの誰だこら 食われたくないはよ出せこいつ
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旅立ちに君とおんなじ靴を履く こんな惨めで会えない為に
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気取られず 闇が飲み込む 花畑 花を摘みつつ背反りて光
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金探し 埃まみれの棚を開け 祖母の残し物みつけて飾る
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誠実を訳に立ち去る怠慢に それが優しさといってほしい
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袖から気 触れに振れ狂れ降れ雨よ この傘捨てて濡れて歩こう
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夢に成り果てた我が恋 雑魚極め 嗚呼もう君に吹くな春風
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