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真昼から明るい日差しに涙してピンクの色の花束を買う
4
あなただけ季節の香り盗り去った 春の匂いを悔しく嗅いだ
4
失敗か そうでないか 不明だが 嘘はつけない それだけのこと
4
空いてる日 聞こうとする指 止まるのは わからないから 自分のことも
4
出勤の迎への車に妻とのりランチの相談も楽しからずや
4
ケンカして 「でも」と言い訳 見苦しさ 素直にあやまればいいのに
4
県知事が
局長
(
こんどう
)
ならば副知事は
副長
(
ひじかた
)
務め県民守る
4
春雨の マックでランチ 窓流れ 落ちる雨粒 目で追いながら
4
人々を 不幸にする ビジネスを するべからぬ 続くべからず
4
生きること 喜びあえる山めざす 道の左右に 駒草咲いて
42
初鳴きのウグイス聞きつつ朝散歩 雪の富士にも春はすぐそこ
49
人の世と 猫の世つなぐ 縁側で 冬用毛布をたたんで くしゃみ
45
半分はどこへやったの?上弦の 月に問ふてる夜風はうらら
32
春めきて微睡む縁側 そよ風に清き鈴の音 季節を忘れ
24
気を抜いた背中の写る一枚にどこの老婆と目を疑いし
35
チグハグな今日のダメ押し 牛乳が余ってタマゴ買い忘れてる
25
原爆忌から敗戦忌へ傾るおほきみに籠る聲の玉音
21
我が家には
愛猫
(
きみ
)
が定めし序列あり 猫様一番
下僕
(
しもべ
)
は二番
23
吾の奥の 影を認めて 撫でてやる 筆を手となし そっと書きおり
12
あなたとこなたその隙間 埋めるもの 言葉であるか それともなにか
8
春色に染めたネイルの手の甲は幼き日に見た祖母と同じ手
33
盃に 身は冴え冴えと 蒼く燃ゆ
内裏
(
だいり
)
に似たる 君と差し向き
29
さうかもう、下の子だけと行く園のヤマアカガエルのひとみはつぶら
19
こちらへと色あざやかに菜の花が 春を招くよ川辺の小道
28
美味いもん 食ってナンボの 人生と わが狸腹 肯定してみる
33
痩せなきゃと 言いつポテチに 食らいつく この習性が 修正不能
30
堂々と宣言していた君の夢 成否たづねることも
能
(
あた
)
わず /2025.02.02
18
もうずっと
天袋
(
てんぶくろ
)
から出さぬまま雨降りだとて桜餅をと/
天袋
(
てんぶくろ
)
(押入れの上の棚)
21
表裏 裏の表のまた裏と 聞きたい事だけ耳を
欹
(
そばだ
)
て
15
雛壇の人形は
雨声
(
うせい
)
を聞きつ しづかに宴
氷雨
(
ひさめ
)
の弥生
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