「愛してる」嘘だったことはないけれど 君がほんとにさせてくれない
5
重なって乱れた髪に櫛入れる君を見つめた月のある夜
5
私がいなくても生きていけるなんて許せないっていうのは嘘
5
うっかりと 寝てしまいすぐ 起きたはず バッチリ時間 過ぎてて焦る
5
あなたを想った灰が積もる 恋慕も憎しみも全部が燃えろ
5
君の腕君の手君の目君の声脱ぎっぱなしの白い靴下
5
嘲笑が反響したら壊してね クソ過ぎる馬鹿 過去 コレクション
5
目覚めたら 目の前にキミが 笑ってる 俺は黙って そっと目を閉じ
5
戦闘機 隣のあなたの声も消え だからうつ向き咲くの、白百合
5
ギスギスと 争いばかり していれば 顔も強張り 心も萎える
5
教団に収奪されし国民は 保守するうちに数えざりけり
5
ドーナツの穴を覗いたその先をわたしは知らない。穴はもう、ない。
5
寒そうにほおっと息を吐き出して他人ひとも生きてると思い出す朝
5
あの日々の 君の背ばかり 追い求む そこにあるのに どこにもないの
5
君の名で常に頭はギチギチと試験中は消しゴムの中へ
5
健康に ストレッチして 筋トレも 鍛えていても ポテトチップス
5
期日前 投票手ぶらで 行けた! 経費節減 これからはコレで
5
ガサガサと新聞広げ閲しおる彫刻のごと古老連なり
5
練りに練り 練り切りなどと 呑み込めば 練られた歌の 寝心地のよし
5
父さんのお母さんおばあちゃんから僕の子へ繋がっている眉毛のアーチ
46
いよいよに小さなアパート二人だけ 新婚生活戻ったようで
35
朝ごはん 富士山望むリビングに ちょっと優雅な気分に浸りて
39
愛犬の骨壷を抱く 嗚呼キミもここに一緒に来たかったよね \ 新居に移りました
48
歩くたび抜かしていく人の背に元気だったわたしが見えるよ
35
上階で移動させてる家具の音再び家の建具が開かない
21
「お母さん、ごいりょくってなんの威力?」持ってる全ての語彙でうんちく
31
共テ前 前泊の子らのグループの 楽しげな声に 心で「頑張れ!」
17
嫁してより五十二年を生きし町新たなる地に雪は積もらぬ
36
冬の朝 掬う真水の冷たさに 眠り醒めゆく今日が始まりぬ 
25
ため息をつきて曲がれば白き富士雲を払いて満天の青
35