年末の 夕方の家事 一人聴く 大貫妙子 身体に染み込む
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明日から 四人家族で明後日は 五人家族だ 一週間は
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白いシャツ深めに開けたその首筋君の唇触れるる予感
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新たなる業務内容 記したるメモを眺めつ 食む社食かな
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木蓮の枯葉残れるその枝にれし蕾は春待ち顔の
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AIとコピペの行き交う戦いを ドローンで俯瞰 リモートワーク
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クリスマス一番近くにいないけど一番思い浮かべてるキミ
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瘡蓋を剥がして流血 風呂スルー 明日入れれば のーぷろぶれむ
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揺れていい 立ち止まっても いいじゃない 好きな歩幅で 続け暮らせば
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クリスマス終はれど 深まりゆく冬 夜を彩なす イルミネーション
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都市部でも大粒の雪低迷でらしさ失い明日は大雨
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ライブ衣装 洗濯回し 乾燥に 夢は覚めない 未だここに在る
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年の瀬に市場群がる猛者もさたちを成敗したいこの大根で
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「たまにめちゃ伸びる」といふ孫の背の ほどなく我に並びて抜かん
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体調の良さそうな祖父 血圧の細かい数値気にしなくなり
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白い壁白い布団でみる夢は退院したら髪を染めよう
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落ちた量だけ高くなる砂時計の山も戸惑うわたしの未来も
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歌会で 老老男女短歌うた談議 背筋がピンと齢九十二  /お元気なおばあちゃんも一緒です😊
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「母さんがまちがってたよ、だいじょうぶ」言ってやりたい十五の君に
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長き夜を彩りぬイルミネーション かじかむ両手 カイロ握りぬ
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駐車場なくて訪問介護また到着遅れから重篤化
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題∶「Cafeの一時(ひととき)」 硝子越  凍てつく街を  眺めつつ  ぬくもり灯(とも)る  Cafeの一時 
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白梅の 蕾ほころぶ 師走かな 風はつめたく 肌を撫でてく
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車内にて むずかる幼子をなだむ保護者を 見守る乗客 ぬく
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狼の捕われし聞き安堵する 大禍のなきを祈る年の瀬
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喧騒を 越えて在るのは うつつかな 街灯の先 見える足跡
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打ち合いのいいねは真価証明で転向初戦辛勝に笑み
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おつめきり 台湾ドーナツ(半額)で乾杯す 光一っちゃん 結婚おめでとう㊗️🎊
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日の暮れが遅くなったと車椅子運ばれ帰る母を待つ夕
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迅雷に潜んでうねる竜の目は僕らの魂透かして眺め
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