芝桜 台に乗せらる チワワたち 虚なる目を 誰が為に撮る?
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欲しいのさ 小説家並みの 饒舌さ より 喉の灼ける 情熱が
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情熱や夢や正義や何やかや 用量用法お守りください
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皐月晴れ飛行機雲が線を引く魚も追わぬ舟が一艘
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哥らしき 哥は詠めども よき哥ぞ 年経(ふ)るなべに 詠みかたき知る
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目の前は身ぶり手ぶりのエンドレス私は死んだ人と対話す
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ざわざわと四月の雨の冷たきにいたち轢かれし道にそぼ降る
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春風に 舞い立つ心 人々は 浮かれ飛び交う わたげの如く / 新学期
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山吹の枝垂れる様の美しさ丸く刈り込むいもいまいまし
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着飾って 見え方気にする よりずっと 素直なほうが 可愛げあるじゃん?
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新緑に皐月の花の咲きめて青空仰ぐ紅ぞあざやか
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水溜り軽々と超えスニーカー春を探しに橋のむこうへ
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信号が青と気付けど膝痛でダッシュ出来ない吾は老人おいびと
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ヒノキ花粉 喉鼻までも 攻撃す 絶不調のまま 一日終わる
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耳元で振り シャンシャンと 幼時おさなどき 友と鳴らして遊んだなずな
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PTA 会長務める 挨拶で 初顔合わせ 想い伝えて
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体調が すぐれぬ貴女 心配し 改善願い 朝の神社へ
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気がすさむ体きしむをやり過ごす買い出し行ってお勝手立って
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覚ゑたての言葉の余韻噛み締む子 嬉しさうに何度も復唱す
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数独で 脳トレしては 時忘れ 日暮れの時刻 今日は肉じゃが
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剣の葉と 淡きの白と 朱の花の イキシアへ抱く涙と笑顔
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初恋の甘い記憶を呼び戻す青くて丸い小花イベリス
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夜の雨に再び目覚め咲く花は聖者の白きベツレヘムの星
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里山に何も求めず美を徹すままにほほ笑むおきなぐさかな
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孝行の足りず泣いたが紅のカーネーションへ今日から笑う
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温かな母へ感謝の花束にピンクの愛のカーネーションを
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母親の涙思うと耐えられずテレビを消して願う明日の灯
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せせらぎを 泳ぐ花びら 追ひかけて 躊躇ひ覗く 春の望月
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幽霊かお化けか自問繰り返し崩れる岩のアイデンティティー
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五首詠んで語尾の母音が「あいうえお」気分を上げるポーカー気分 (+「ん」)
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