真ん中を射てしまうのは怖くて 少しズレてる自分を装う/其の一          
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菜の花に降りしきる雨車窓より眺めつ向かうデイケア施設
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「ジャガイモの芽出た?」「三本な」楽しげな会話を聞きつエアロバイク漕ぐ
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足跡を波に消されて抱き寄せた君は海より深くはかなき
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園庭に雪柳の弧 風にゆれ輪へといざなふ影のやわらか
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冬を越え朝の陽光暖かく咲き誇るビオラ今日も元気に
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適温のお湯に緑茶の蒸す待ちの束の間思う君への朝日   「今日は君と」
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球音がカキーンと響き弧を描き光をキャッチ勝ち負けはなし
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美しき短歌うた 詠もうと構えたその瞬間 言の葉消えゆき 無味な文字並ぶ
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霧の朝これはミストかフォッグかと鴉が鳴いて嗚呼サイレント
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土に舞ふ花弁さへも溝口の定まるところを知るがごとくに
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近所では憑き物の家と言われてますでも資産家です嫁に来なさい
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コート脱ぎちょっと早足街歩き春も駆け足すぐに追いつく
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目に見えぬ 手の届かぬ 淋しさと 移れば変わるは 浮世の習い
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光陰は 移り行くとも 言われても  君の前だけ 歩くスピードで
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過ぎ去った後悔 不安な未来に 挟まれて今 握るペンソー
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いつかまた会いましょう冥王星とか遠いところで
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もぐらでる もぐらがでない もぐらでる もぐらがでたら もぐらをたたく
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コロナ終え元に戻った生活が違って見えるそれだけの事
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紫と 黄金の混じる あわいには 黄昏どきの 夢か現の お題「あわい」
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目に見えない感情だって見たいから犬のしっぽが生えますように
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でぃすこみゅにーけしょん!ふわふわして頭おかしくなるまで散歩をした日
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俺だけが 知らなかった 治一郎 有名じゃんか 息子も知らんな
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何しても何も意味ない何故ならば 3秒後には死にたがってる
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俺の前で俺よりバズるな俺はまだバズってないぞふざけるなよな
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もう何が起きても良いよ人生は私を排斥しに来てるから
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「猫飼いたい」猫アレルギーの先輩の、スマホの待受、AIの猫。
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なぜだろう 俺が押したの 冷た〜い 出てきたヤツは 温か〜い
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元嫁と 会社休んで デートする どうかしてると 俺も思うよ
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付き合って って言ったとしたら どう思う ハッキリ言えよ キミが好きだと
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