コーチらが 小さな子らを 手懐けて 調教ですか フィギュアスケート
3
パソコンの マウスが効かぬ ようになり 困り困った 手も足も出ず
3
‪ぶたがふた‬ ‪ごまがこまって‬ ‪ガムをカム‬ ‪ざるがさるなら‬ ‪ギターがキター‬
3
あどけなきかほを見せつつ足下あしもとはわがものとせし悪茄子かな
3
月は銀 太陽は金で 銅は金星 やっとわかった バイメタルなきみ
3
我という者消え彼になる演技者に まだまだ青き哉「我」
3
洗濯物 どこに隠して 溜まりたる 任して下さい 息子です
3
絶え間なくきらめく愛が本物か 問えば問うほどわたしは歪む
3
キリストは 嘲られても 驚かず 侮蔑されても 怒らなかった
3
法事でも 家族に会える 幸せは 格別でして ワクワク待つわれ
3
宰相は軍拡狂女と謗られど 笑みで返せる肚を据えたり
3
文学の過剰摂取は眠剤を飲んだあの夜と一緒だから。
5
炭酸の泡みたいには上がれない。貴方の腕にしがみついても。
10
頼まれて買物提げて娘来しシンクの汚れを見かねて磨けり
21
雨の日の黄シグナルは寂しかろう心の岐路にひっそりと立つ
19
動かざる思ひ知りたる雨の歌ひとり受けたしあゆみ静かに
30
こたびこそ根雪ならむと思ひしに三度目みたびめの雪もはや融けにけり
14
便りあり支えなき父歩けぬと冬柿の枝さぞ細かろう
32
いよいよに小さなアパート二人だけ 新婚生活戻ったようで
45
朝ごはん 富士山望むリビングに ちょっと優雅な気分に浸りて
46
愛犬の骨壷を抱く 嗚呼キミもここに一緒に来たかったよね \ 新居に移りました
54
友達なんていないのに、食べやすいからってパーティー開けのポテチ
10
朝焼けのビル立ち並ぶベランダで嗅覚動く猫の眼哀し
18
陽だまりの丘を目指して駆け登るただひたすらにヒラメ筋トレ
20
勉強に しがみつくのは 辛いけど 手を離しても 行く場所はない
32
繋ぐ手を 失い探す闇のなか 立ち尽くしては 無可思に逝きる 
21
ウイルスは稀に網膜惑わして街のカラスが青く見えたり
21
いつもなら隠さず物言う賢人の言わぬ本音に優しさを見る
51
白き鬼 心に飼いたる 哀しみに 豆つぶて打つ 明日あすは立春
29
最期まで ごはんを炊いて 味噌汁を つくって食べる 老いさらばえても / 立春の朝
45