通りすがりに素顔を知られる回転寿司屋の通路
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素なるかな、頭二つで歯も二倍 島を襲いし双頭の鮫/映画『ダブルヘッド・ジョーズ』
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持ってる弱さも抱えて海へと続く道 泥付きのサンダルは白くなって
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ダウンの袖がラメでキラキラ!早く死にたい
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午前から外へ出かけて髪を切る午後の予定は特にない
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ならべよ国道134号線 鎌倉はディズニーかよ
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パクチーのよう 他の人に嫌われても 君だけは
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何か湧いた 指でなぞったら湿った 普通だね (笑)
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さよなら、しあわせになれよ、しあわせになれよ、これが僕から君への呪い
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ここは地球だから、飛び降りる君より僕の方が先にゴールするさ
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おまえを太陽として、オレはおまえ中心の世界を生きるから!
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下の子の 右目の下の 黒子見て あなたのことを 思い出してる
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霏々ひひとして降る雨の永訣えいけつよスノードロップと穏やかな顔
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八戸ノ里やえのさと 季節はずれの温い日に 司馬の書斎の小庭を歩く(司馬遼太郎記念館)
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スマホから指を離してひらがなの「やすみ」を飲み干す土曜のひかり
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ゴーグルをつけて 信号待ちの子ら  すれちがう人の表情ゆるみ
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傘持たぬ人しょんぼりと佇ませ赤信号の悠々と光る
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吾が友の踏みつけられている人の自由訴う筆頼もしき
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此岸から 御祖(みおや)を送る 稚児橋の 灯りの糸は 絶えることなく
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年表の どこかに線を 引くならば コロナの前か コロナの後か
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見つめてた ソースの着いた うすい唇 今ではなぜか 思い出せない
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桃の香が ページをめくる 7月の 僕の歳時記 夏が来たなと
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玉音、もはや手後れなる日本に響き――、無条件降伏の八十年 後
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夏休み 強者どもが 夢のあと ソファの下に トリケラトプス
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惚れそうに なるのを止める 臆病で 失恋すらも 出来ぬ身だから
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乳歯抜け 前歯にガーゼ 当てた君 時を戻して ハグしたかった
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1と僕だったら割り切れる孤独 素数は素敵 1は君です
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ひげと毛と 小瓶に入れた 小さな骨 そのうちいくよ 会えたら会おう
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誰からも あてにされない この感じ 自分がまいた 種なんですね
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幼子と 言葉を交わし ふと気付く 離れていても 愛は続くと
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