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三十一文字
(
みそひともじ
)
をこういう風に分けてみるのも面白いと思って
5
漆黒の闇の先が地獄でもこのままでいい灯りはいらぬ
5
会合で はじめましてと 挨拶し デジャヴを感じる 名刺交換
5
死を知らぬ子は震えながらドクターヘリに「かっこいい」と呟きたり
5
人間を今すぐ辞めたいそんな時二人の生きざま刻んで耐える
5
春風が消えゆく昨今 無情なり想い馳せるは朧雲
5
空高く舞いつつ歌うひばりの声 聴きつつ三振終わりのチャイム
5
現代のオタク 多くが自己中心
他
(
た
)
の心見ぬ 村八分社会
5
みどり濃き 深山陽射して 秋の暮れ 鐘の音ね響き 雁泣きしたたる
5
「表現の自由」で他害正当化 自由ではなく心ないだけ
5
半袖に一枚羽織ってちょうどいい 空気に混じる湿り気と青
5
ご理解をお偉い人ら望んだって私らご理解しんよ出来んよ
5
創作の世界も露悪・暴力を称えて 愛と正義を
嘲
(
あざけ
)
る
5
満足に介護もさせてくれなかったね きみの愛だと きっと愛だと
5
「ぼんじりが美味しいですね」 告白か?告白なのか?告白なのか?
5
異国語で 聞きし嵐の 訪れに おびえし腹のわが子さすりて
5
創作に夢見た平和砕け散り 残忍許す荒野と化して
5
林道の端の湧き水に瑠璃鳥の青さよ今も我が胸に萌ゆ
5
雪景色 君への想い 降り積もる 春の訪れ まだ先にあり
26
ぱらぱらと雫は頬に傘以外のものならぜんぶ持っているのに
27
お互いに 云いたいことをぶつけ合い 吐き出してもう赤の他人さ。
20
この世には素敵な言葉が多すぎる 修了式でもらう手紙に
16
桜映ゆ 水面に憩ふ 鴨たちも ふと花見とや はしゃぎゐるらむ
15
花散らし 頬を撫でるあの風を 僕の手中に収めたくなり
16
ひい孫が零れ桜の通学路嬉々として行くのどかなる朝
48
どんな
風
(
ふ
)
なメロディだろか春風に揺れるネモフィラ奏でる音は
47
わたくしの 椿のような 恋心 終わった時に 「落ちた」と呟く
16
私はソメイヨシノと声上げる高速道路の
雑木
(
ぞうき
)
の中で
27
ハナミズキ 晴天の下 花開く 白やピンクに 空を染め上げ
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夫の笑み思いつ供ふ桜餅 春茜見つお下がりを食む
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