飼い猫やおまえもおれのかごの鳥 幸せにして哀しきものを
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当確の打ち間違えをお詫びするそれを見たくて夜更かしをする
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日曜につい手を伸ばしたバーボンは いつもは気づかぬ苦味が強く
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ベランダの手摺に積もる雪を見て溶け行く雪もただ眺めてた
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日曜日 働く歩兵に雪朗報 月休テレビで愛馬応援 (競馬順延)
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「キャラ重視」 「二者択一」が 通る今 日本の課題 先送りされ
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きょう一日のやなことぜんぶ押し込んで  ミキサーにかけ忘れてしまおう
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大敗をきした昨日はもう過去だオジサンじゃない気持ちは二十歳
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朝五時の 下弦の月が 照らす雪 風が遊びて 吾の頬叩く
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朝ごはん 富士山望むリビングに ちょっと優雅な気分に浸りて
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いつの日か風になる日がきたならば君のうえではやさしく舞うよ
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肌と肌触れ合うことの滑らかな心地の中で夜溶けてゆく
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簡単にクレゲで獲ったぬいよりも掴みきれないわたしのハート
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連綿と続くや月の満ち欠けは 幾人詠みたり今宵の月を
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仕事場の 窓から聴こえる 清志郎 あわせて鼻歌 うたう休憩
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冬枯れの 木にも命が 脈々と 枝を払いて 春を待ち侘び
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O脚とむくみ解消一分のおしり筋トレまだ若いから
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母の背を追ひ越し時ぞ誓ひけり 嵐の日こそ傘をさすらめ
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にゃあと鳴き たまに現れ すっと消え  気ままに見えて 思慮深き君
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冬越せぬ 花のむくろを 土に埋め 来春にまた 逢はむと願う
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優しさを 持ち合わせたる 君の目に 映る未来を 共に生きたし
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食べ切れぬ ぽんかん貰い 有り難く  次に何をか じいさまの為
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恋よりも生活苦やら介護やら若さは強いと老いみておもう
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抱きあうはなくなりしこの年月を越えて息子の目はあたたかし
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白米の 湯気に鰹節舞い踊る 鼻腔に満る醤油の香り 
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終電を逃す友連れ 山茶花の散りぬ小径を夜半よわ 家路に就く
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雪にさす 朝陽あさひの色は 生成り色 忘却の彼方かなた 竹を編む人
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曇天と 墨汁なぞる アスファルト 雪衣着て 緑待ちわぶ
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繁盛を願ってお揚げで混ぜずしを生姜人参全て有り合わせ/仕込みを明日初午
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邦土ほうどにて 百年越しに開花せし リュウゼツランの跡地に新芽/一昨年の夏の開花騒動以来
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