恋煩い泣き叫ぶより歌で鳴く仄かな愛が消え入った夜
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鼻かんで ぼっこと鳴った 左耳 なんか聞こえが よくなったかな
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年明けに 急な豪雪 いとおかし 「本気出すなよ、冬将軍」
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彼女も角が取れもうそろそろ良い人と出会っても良いんじゃない
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赤子皆生まれる日時ときを選ぶのかならば選ぶは生きるそのもの
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目覚めてゐる 目は閉ぢたまま 土曜の朝
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かようにも 心持たざる 絡繰に 心躍るは いかなカラクリ
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苦を楽と するは楽しむ 心意気 好きものとする 数寄者であれ
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手習いに 勤しむ我が子 見つめれば 師の苦心する 様を哀れむ
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昆虫は 人の子供に 捕まりて おもちゃにされる 恐れもなくて
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関西の 女子はおしゃべり うまくって 政治家向きと 誰もが思う
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プレバトの 夏井先生 恐るべし 俳句でなくて よかっ短歌
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高齢者 増えて困ると 言われても 熊鹿でなし 駆除もできない
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冬の暮れ 帰り道の香 街ビュッフェ
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とりあえず LINEの交換 したけれど リストに残る 友だち100人
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AIの作るダジャレが笑壺に老若男女がこんにゃくなんよ
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神さへもこの手にかける 宵闇で君が見つむる神話と成らん
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下の名で 俺を呼ぶのは 親だけで 他の奴らは 苗字にさん付け
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のんびりと 趣味に明け暮れ ああ呑気 暮らしていれば 時間の浪費
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銀河に投げた愛が流れ星になって私の網膜を彩るまで
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◯×の絵文字に想いを溶け込ませ、モールス符号で「好き」を吐き出す。
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歯磨きを したかしないか 忘れれば 一回ぐらい どうでもいいか
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組み立てに、必ず二人用意して。ネジを締めたら戻れないから。
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人は皆 知らぬを恐るる わけでなし 知り覆る 今を遅るる
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停止した爺の蠢くパンチパーマ博物誌へと寄稿したまで
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流れ星!あれって流れ星ですよね!?テレビで見るより大人しいですね!
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母殺し 売女と嘲笑ひし御前さん 刃を研ぎ澄み小夜の中山
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誰々が美人シャンで好いと貴方は笑ふ わたくしの方を見ることもなく
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コンテナを船から降ろすガントリークレーンはさながらUFOキャッチャー
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日本人 右向け右の 性格は 親から子へと コピペーされる
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