放物線。ダイヤモンドを 駆け回まわる 宇宙のような 素粒子のよな / 野球
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手習えばなんでも匠かの人に追ひつけぬまま秋のかたすみ
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初雁の遅れ啼く聲かれがれに蓬老いたれみそらもろとも
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散歩道やしろに聳える大楠に手を添え話す遠地の友を
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犬あびる「かわいい~」の声めぐりゆき「幸せ」きっと、そに還らん
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テレヴィのなかの日の丸にほほゑめる首脳に光差す優生卵
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三十一の文字は牢獄ならずと舎にいへ蒸し焼かる牝鶏
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列王に名を遺すてふみづからの榮代の後までいくさせむ
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治世淘汰のいきさつを感極まるに「Great State Great Again,」
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一人では旅など無理と思いしが末のと行く秋の湯めぐり
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退勤後フードコートに集合でみんなで食べるラーメン旨し
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袋ちぎる赤箱石けん母との湯間ゆのまふと立ちのぼる
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桜葉さくらば 一葉ひとはのこらず 落ち果てて 届かぬ手紙 どどと着くよに
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金魚妻 わたしの鉢はちいさくて 今は自由に游いでいるか
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遅まきの誕生祝いと次男の誘い紅葉の下の足湯に浸かる
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生着せし樹齢二千年オリーブにスペインの風しずかにまとう「ナガシマフアーム」 
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隠された職人のわざ用の美に思考の奥行き今に息づく
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おまえのな 出来ないことと行けぬとこ 我独り往く 共通おもいではない
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まっ暗な海であなたが迷わぬよう、明かりを灯すわたしでありたい。
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三毛猫の頭を撫でて願います、君の一日幸せであれ。
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誰かという人に優しくされるたび生きてるうちに借りかえしたい
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世の中の ザクたち世界廻してる ガンダムよりも偉いよ僕ら
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よわいもの ころしてつかまるくらいなら 命遣り取り熊を殺すさ
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月満ちるはずの夜空を覆いたる いけずな雲に送るため息
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呑み過ぎが因果と承知したるけど 酒なき余命なんぞ愉しや
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秋空の 雲の切れ間に 差す夕陽 レンブラントが 大地を照らす
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明るくて大きな月で立ち止まり見上げてしまう様な月です
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他人ひとを乗せ上り下りを行き交へる 鉄路の音をしとねにて聞く
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バイト先シフト次第で俺以外みんな金髪コールセンター
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茶葉挽いて淹れる粉茶の一服が我が家の冬の健康支え /ビタミンたっぷり
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