朝陽射す 垣根しなだれ 朝顔の  陽背負いその影 薄れ消えゆく 儚さよ
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喪失の痛みに揺れるおとがいを砂糖にまみれた両手で撫でる
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のめりこむ 良い事や悪い事でも あとで後悔 ゆっくりさせてや
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あんたって 人質になっても 楽しそう わたしもいつか そうなれるかな
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蒼天に奇っ怪なる構造物並び 発電騙り宇宙と交信するや
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片足を あげて孔雀の 凜と立つ 一鳳(いっぽう )の図は 薔薇をあしらう /森一鳳筆孔雀図
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空と海 どっちもダイブしたいから 想像力が間違ってくる
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リクエスト 2回スルーし 2ヶ月後 2曲目に歌う ずっと好きだった
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五線譜を黒く染めゆくペン握る 右手は剥げた鍍金めっきの緑青
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薄墨流し 山の端おぼろ 桜散る 春を惜しみて 雁帰る
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片付けて 片付いてから 散らかして また片付けて もう散らかして 
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雨の夜は小説めくり別世界木のざわめきも背景と成り
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不機嫌なクラスメイトのジュースだけそのままにして海へ行こうか/折句・フクジュソウ
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横顔の 影を見ながら 飲み干した ソーダ水の中 弾ける「またね」
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夕雲に染まるカラスの燃え尽きて君の恋しひ自転車の旅
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駅降りて 人々は散る それぞれを 待つ暖かな 灯りを求めて
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君が去り空白ばかりのひと日には花の下にてひとりで歌おう
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普段なら歩きもしない堤防に我を誘ういざなう桜の力
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朝採れの 菜花、スナップエンドウの たっぷりパスタ 春きらめきて
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満開の桜が告げる新年度 気分一新それぞれの春
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レコードになったことない作詞家の夢レコードを聴くプレーヤー
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昨晩のぶんまで見よという月か今宵十六夜煌々として
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桜花に負けじと枝の下にあり艶めき萌えるたんぽぽの花
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新しきパスワード使いログインす投稿した短歌うたすべてが0ゼロ
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山の端にゆるゆるのぼる月ありて花明かりもさす私の住む町
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くうと云う変化の法則ありがたし時は過ぎ行く固まること無く
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過信せず 予断許さず 生きるすべ 守り破りて いとし人間
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無人にて 朝採れ野菜に 手を伸ばす 本日きょうの健康 手に入れたり
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春雨を吸ひて つぼみの膨らみぬ隣家の藤は 初夏への準備
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疲労感 深夜の国道 山岡家 明日の力に 豚骨パワーを
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