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のんびりと 趣味に明け暮れ ああ呑気 暮らしていれば 時間の浪費
4
◯×の絵文字に想いを溶け込ませ、モールス符号で「好き」を吐き出す。
4
歯磨きを したかしないか 忘れれば 一回ぐらい どうでもいいか
4
ポテサラと涙のにおいで満ちる部屋
4
組み立てに、必ず二人用意して。ネジを締めたら戻れないから。
4
人は皆 知らぬを恐るる わけでなし 知り覆る 今を遅るる
4
停止した爺の蠢くパンチパーマ博物誌へと寄稿したまで
4
流れゆく 木の葉に重ねて 云う君と ほらほらああして 僕らは出逢った
4
永久
(
とこしえ
)
に口を噤みし紅玉のマスカレヰドは夜明けを夢む
4
父扮する 青鬼追いつ 幼き子らの 笑い声響き 春呼び込む夜
4
すべすべに 衣を剥いだ サルスベリ 猿はツルッと 我が目はピタリ
4
身をかがめ電車乗り込む青年の視界の広さ感じてみたい
4
各駅で旗立てビラ撒き選挙戦勝利の女神誰に微笑む
4
やんわりと 季節を分ける 陽ざしかな しっぺ返しあれど きょうを楽しむ
4
淹れたての コーヒーの香りは 僕をまた 君へといざなう 飲み終えるまで
4
春風はトリガーとなり丁寧にかけたカーテン雑にめくって
4
有り余る人とものとに囲繞され今日もつぶやく自然法爾と
4
来なかった死と同じくし生もまた用心深く私を避けた
4
もう五分わんわん泣く子抱き上げた 甘えるでもなく辺りを見てる
4
「
A
I
も人恋しくなるのか」と推しとかじゃない
A
I
に聞く
4
着いたよと
山頂
(
やまいただき
)
に歓喜する死がそのようでありますように
4
ミスタッチ
R
と
T
は近くて遠く けれど町会 仲良く了解
4
感情
(
こころ
)
なき ボーカロイドの 機械音 こころの
詩
(
うた
)
で 肉声となれ
4
橙
(
だいだい
)
の小さき花から漂う
香
(
か
)
その
芳
(
かぐわ
)
しさに胸膨らませ
21
父さんの
お母さん
(
おばあちゃん
)
から僕の子へ繋がっている眉毛のアーチ
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この上なく 遠いお空に 下弦の月 むせび泣くよう
寒夜
(
かんや
)
に揺れて
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思い出が まだ とんがっていて入れない 部屋の中にも 午後のお日さま
51
同じ家の並んだ街を寒風と過ぎれば暮るる人参畑
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薄幸の パウダースノーに 積もられて 子を待つ雪の ダルマがポツン
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真冬日の道の駅には人けなく我ら二人のコーヒーも冷め
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