寒い朝 エンジン凍る バッテリー 交換ですね JAFの兄ちゃん
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バッテリー あっという間に 交換し 頑張ってるね オートバックス
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老人よ 醜く笑う その顔の 皺が人生 物語るから
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人生を 背負いて登る ゴルゴタの 丘は目の前 うなだれるなよ
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吐く息が 白息はくいきになり 季移ろふ
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朝の友 赤らむ耳や 寒椿
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アドベント 残りと期待 反比例
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幸せな人の気持ちが愛ならば 僕の想いは恋にすぎない
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年号は 例の話レイノハナシ と 言うけれど 隣国文句 兵のせい
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そんな事言わないで わかってる。痛っ
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ポンコツで、運動音痴で、小さくて でもそこが
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流れゆく 三途の川の 河原にて 閻魔と石積み いろは帰すまで
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奪いたい 長い指先 白い肌 妻子いる友 僕見つめるのみ
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今はただ 番の客見ゆ 深夜更け 炊煙上がらず 売上も上がらじ
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死ぬのが怖い君は自殺をした どうせ死ぬからって言ってた
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君ってさ 存在感が 薄いねと 我を一瞥 ふと笑う人
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‪ペコペコか‬ ‪ヘロヘロなのか‬ ‪わからない‬ ‪ペコヘロなのか‬ ‪ヘロペコなのか‬
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最後まで 下の名前で 呼べなかった キミは俺の 所有物じゃない
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カミオカンデカミオカンデ繰り返す呪文でいつか神を噛んでよ
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人間は 自然に綺麗に 去ってゆく 時間と共に 誰もが消える
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「三連覇取らせてください」 経理部の斎藤さんが言ってた 良いよ
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地獄から 来た、と言うだけその人は 特別嘘はついてなかった
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綺麗よりも美しいよりもかわいいが似合う貴方
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どうしても 青い鳥を 見たくって メガネも買って 色眼鏡で見る
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裏切りを経たと言うのに好きなのよ脳はあなたに溶かされたのよ
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大好きな声もいつしか忘れゆく 貴女にずっとそばにいてほしい 
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枯れ枝の空見上げれば吉兆か 彩雲ありし通院途中
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君が居ぬ こころの穴の 大きさに 別れて気づく 君のツラさを
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朝靄の中に光の染み入りて白木蓮の蕾ふくらむ
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残月の光冷たき広場からほぼ貸し切りの路線バスに乗る
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