連休が 明けた雨の朝 憂鬱を 一手に引き受け クリスマスローズ
10
国であれ 人がする事 愛憎も 駆け引きもあり 何処に落とすか
17
参られる側にお前ももうすぐになるんだという墓からの声
12
慌てずに指紋を消して血を拭いてあとは凶器とホトケの始末
10
春分ける四温の風のふうわりと臆病一枚脱ぎ捨ててみる
23
転々と 君を追いかけ 春の中 今点々と 咲くシバザクラ
12
春眠は 「起きたくない」が 入ってる ねこたちの顔 みたくておきる
26
さくら貝ひろえぬ朝に砕かれしPETの残滓砂にひかりぬ
13
生きづらさネットのせいにするあいだ 網の隙間を烏は探り
17
赤触手 身を委ねるは 愚かな 嬌声響く 苗床の部屋
6
抗うに 嗤う豚にも 睨むなら 蓋し少女よ 人間であれ
8
伸びる雲 夕日隠して 広がるは 十五の頃に 見た青い空
10
「カップ麺食べると早死にしちゃうのよ」言いながらカップ麺すする先輩。
14
なまぬるい涙にまみれ目を開ける夢のつづきはもうみたくない
7
劇薬の ごとく広がる 憎しみは 甘い蜜より 早く脈打つ
10
優しさが 沈殿するのを 待てぬほど 呪詛の一滴、心に滲む
9
目は大事にと 眼医者になる息子に諭す 母心
6
月が綺麗って誰にも言いたいyou (広義) 僕らがどうより綺麗なだけじゃん
5
「ち」だけでも 無声音「k」だけだって 作れば意味に飲み込まれてる
5
嫌な人 消えてなくなれ たちまちに いなくなるとは 末恐ろしき
4
争いを 避けて通れば ぼこぼこに されても今や 笑っています
4
少年に ひどく叱られ 苦笑い 舐められすぎて どこまでゆくの
4
仁愛と 慈悲と慈愛 どれもそう 愛慈しみ 赦し合うべし
4
切り株に 躓きこける 危険あり 土をかぶせて コーンの代わり
4
悪しき人 関わらぬよう 注意して 朗らかにして 穏やかにして
4
ちょいお待ち いま席ひとつ つくるから ごぶさたじゃない 元気にしてた?
4
いつまでも 入ってないで 出なさいよ 子と風呂入り 髪を乾かす
4
俺参上 なに言ってんのよ ふざけ過ぎ まぁ落ち着けって 困ってんだろ?
4
いざ新弾鋏は唸り指も踊り開け終わってはムニキシタゼロ
4
バターが無いのでワセリンで代用 フライパン無く素手で炒める
4