現実を 受け入れるより 酒を飲み 夢に焦がれて 一生終える
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平日の 眼科診療 行って見な 老人ばかり 亡霊のよう
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大病院 小児科に行く 少年は 知り合いだった お互い秘密
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積もっても すぐ飛ばされて ゆくような きみの心は パウダースノウ
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地球儀の下についてる天球儀てんきゅうぎ さんかく座とか誰が名付けた
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ハマり台 天井までと ハイエナし 明日の当たりが 出るかも知れぬ
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偶然を紡いで一つの糸にしようそしたらそれを運命と呼ぼう
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表にいるのが生きていること それなら裏はしんでいること?
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「原発」は 瀕死の中で 叫びたる 「皆逃げろ!」 「さっさと逃げろ!」と
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突然の 奇襲の如き 衆院選 「1941」 思い出したる
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熱狂が 苦悩を超える 人達の 蜜啜りたる 息が絶えても
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永遠に 同じ空間 過ごしたい 塵になりたる 命なれども
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国のため 自分のために 生きる世に 人の未来は 消えてありなむ
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夢見てた? ニヤニヤ寝言 言ってたよ へぇそうなんだ なんて言ってた?
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まじまじと 俺の顔見て キミが言う まつ毛が長い 事実確認?
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残雪の遠くかすむは夢の中 球宴いまかと ふとテレビを見る
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凍てついて 開きそびれた 花蕾 言葉にすれば 強く儚げ
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にんにくを丸ごと揚げて台所に靴下履かず立っていました独身。
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遺伝とは 高眼圧に 悩まされ 生きてゆくのが 息子と同じ
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出ていけと言うならここに留まろう 死ねと言うなら生きてていこう
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美しく 優雅にうたう その姿 あなたはずっと 私のかみさま
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肥大化す 五輪の行方 日常と 人と自然の 先にあり
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ゆれながら春を待つだけ来年の君を知など知らぬTシャツを干す
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ホッカイロ、わたしの温度で待たせてる あとで捨てるよかいろはかいろ
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目も耳も E判定で この先も 雇ってくれる 保証はないな
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大声を出す出さないに関わらず結果は同じそこな御仁よ
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あの夏に未練を持って積もる雪新たな夏が近づいてきた
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誰のせいでもありゃしないみんなおいらが悪いのさとあの選挙結果
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音もなく輝き出した八月に マヌケな顔で会釈しました
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そないにかっかなさるなまあ座れと熱き渋茶を先ず勧めけり
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