鮮烈な 甘みは喉を 焼き焦がす わたしの恋は チョコより甘い
19
気のおけぬ 学生時代の 友たちと 苦労話を 笑い飛ばして
32
わが家ではいつしか序列二位となり妻のとなりは二匹の金魚
24
ウォークマン 以降の恋路は BGM付 時代時代の 栞となって
11
また一年よろしくと 手製の本命 つまに贈りぬ 二月十四日
27
スーパーに 百円の春 並びおり ピンクのスイートピー まずは仏壇
18
アイロンのスチームしわを伸ばしてく畳むハンカチ鶴を折ろうか
18
余白だけ 句読点すら ないままに バレンタインに 指先が揺れ
8
貴方がね 少し屈んでくれるから 好きだと囁きそうになる
10
先輩へ 花が綺麗に咲きました 瞳に映る朱色の私
10
諦めろって言ったのに。青い空 雲の形が私を笑う。
10
捨てられたわたしが沈む暗い底 イルカの背に乗り貴方が今
6
あのとき きみに一杯の水を差し出す勇気があれば
12
いつもなら 雪掻き追わるる我が里も ひと山越へれば天国地獄 
17
詠みつかれ往きつきたれば蔓橋月光菩薩ぐぁっこうぼさつは輪廻におわし/折句
16
思いつく ものを歌えば それでよし 浮かばぬ日には 口開けて待つ
12
呼ぶ方も 呼ばれた方も ただ辛い ワンメーターの 通院タクシー
12
息を詰め 体竦めて 時を待つ 合格発表 悲喜こもごも
12
鼻の粉さえ厭わずに口つぐみ羽根こそ狐と君の焼き上げ
12
座席にて 持ち主の無き マフラーは 何処で迷子に 揺らるる車両/降車後に駅員さんへ届けました
26
右脚の弾痕示し戦争を 語りし父の享年を超え
19
一気に春! 「啓蟄」はまだ先なのに 寝てた生き物 ピョンと飛び起き
10
空振りをしない僕らは犠打の神ここなら振れる豪快の先
16
メッセージ 送る割合 3:1 あぁもう絶対 片思いやん💢
7
久しぶり ここのサイトを開いたら 多くのハート 胸が高鳴る
8
憎め今日は自転車もソビエトも泉零時も押しつぶすような 主語「空」を
6
紅葉だの月だの歌う六歌仙よく分からんが愛は感じる
8
ふと母乳吸いたくなる時ありセロテープのゆるみをゆびさきでつつく
5
豆を挽く香りが鼻をくすぐって意識のネジが回り出す今
9
イタリアの ジェントルマンは ミモザの日 大切な人に 感謝を伝う
6