膝ほどに積もった雪はふわさらで汚れた世界すっぽり隠しぬ
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少しずつ 距離を置こうと してた事 わかっていたよ 今元気かな
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食べてやる林檎無花果、服着るし、肋骨だって誰にもあげない!
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勉強はビリでもいいが弱い子は必ず守れ指切りげんまん
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よしまずは火をおこしてから考えよう酒と肴は君に任せる
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声変わりかもしれないね十年後なにを語ろう成人の日に
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寒中の寝具は重いが常となりそれこそ夏のタオルケットまで
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傷ものの果実は 甘く甘くなる 傷ついたひとが 強くなるごと
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一瞬だけ 全て忘れてみたくって 寝逃げに走る ねこのおやつまで
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五時間目 隣で眠る 君を見る 今日は起きると 言っていたのに
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冬と春繰り返すよに降っちゃ消え降っては消えてこの冬の雪
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四桁の印字されし明細票二つ折りにすれば 足元降るサービス券
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「老化では済まされぬことあり」 バレる 数値で示さる摂生不足
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荒海の君に捧げる澪標みをつくし。頼る島へか、帰る港へ。
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ストーブを消せば静寂が増えるだけ寒さより先に心が冷える
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苦しんで這いつくばって嗚咽して曇ってそれでも立ち上がってね
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ロボットでないことを証明しよう ストーブを消し窓を開けます
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新しい部誌 いつか記される 余白の日々と 君が欲しいと知った午後
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独りじゃない事は知っているけど ここに誰もいないから寂しい
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かが朝で むが冬ならば そが古都で のが徒歩の時 がは奈良だろう
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わからない バレバレのウソ つく意味が へぇそうなんだ それはスゴイね
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光る紅鮭が2切れウネウネのコンクリートジャングルを祈るように泳いで
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分かってる だってずっと歩いてきたの 靴擦れが痛むならお転婆になろ
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薄氷を 割って冬から 覚めゆけり
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撤退か 侵攻するか 悩み抜き とどのつまりが 悪戦苦闘
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グーグルで 街並み覗き 驚けば 行った気になり 便利な気分
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疲れたと 一人相撲に 弱音吐き 泣いたところで どうにもならず
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二度三度 怪我をしたって 好きならば 慣れしまえば 平気の平左
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迷惑を かけてしまば すみません 申し訳ない 余計なお世話
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辞世の句 下の句 造って 〇〇〇〇〇
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