三十一文字 みそひともじをこういう風に分けてみるのも面白いと思って
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漆黒の闇の先が地獄でもこのままでいい灯りはいらぬ
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会合で はじめましてと 挨拶し デジャヴを感じる 名刺交換
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死を知らぬ子は震えながらドクターヘリに「かっこいい」と呟きたり
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人間を今すぐ辞めたいそんな時二人の生きざま刻んで耐える
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春風が消えゆく昨今 無情なり想い馳せるは朧雲
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空高く舞いつつ歌うひばりの声 聴きつつ三振終わりのチャイム
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現代のオタク 多くが自己中心 の心見ぬ 村八分社会
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みどり濃き 深山陽射して 秋の暮れ  鐘の音ね響き 雁泣きしたたる
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「表現の自由」で他害正当化 自由ではなく心ないだけ
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半袖に一枚羽織ってちょうどいい 空気に混じる湿り気と青
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ご理解をお偉い人ら望んだって私らご理解しんよ出来んよ
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創作の世界も露悪・暴力を称えて 愛と正義をあざけ
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満足に介護もさせてくれなかったね  きみの愛だと きっと愛だと
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「ぼんじりが美味しいですね」 告白か?告白なのか?告白なのか?
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異国語で 聞きし嵐の 訪れに おびえし腹のわが子さすりて
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創作に夢見た平和砕け散り 残忍許す荒野と化して
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林道の端の湧き水に瑠璃鳥の青さよ今も我が胸に萌ゆ
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雪景色 君への想い 降り積もる 春の訪れ まだ先にあり
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ぱらぱらと雫は頬に傘以外のものならぜんぶ持っているのに
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お互いに 云いたいことをぶつけ合い 吐き出してもう赤の他人さ。
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この世には素敵な言葉が多すぎる 修了式でもらう手紙に
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桜映ゆ 水面に憩ふ 鴨たちも ふと花見とや はしゃぎゐるらむ
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花散らし 頬を撫でるあの風を 僕の手中に収めたくなり
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ひい孫が零れ桜の通学路嬉々として行くのどかなる朝
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どんななメロディだろか春風に揺れるネモフィラ奏でる音は
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わたくしの 椿のような 恋心 終わった時に 「落ちた」と呟く
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私はソメイヨシノと声上げる高速道路の雑木ぞうきの中で
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ハナミズキ 晴天の下 花開く 白やピンクに 空を染め上げ
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夫の笑み思いつ供ふ桜餅 春茜見つお下がりを食む
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