歯磨きを したかしないか 忘れれば 一回ぐらい どうでもいいか
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ポテサラと涙のにおいで満ちる部屋
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組み立てに、必ず二人用意して。ネジを締めたら戻れないから。
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人は皆 知らぬを恐るる わけでなし 知り覆る 今を遅るる
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停止した爺の蠢くパンチパーマ博物誌へと寄稿したまで
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流れ星!あれって流れ星ですよね!?テレビで見るより大人しいですね!
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可愛くない 思いやりもない 君をみる しょうがないから 一緒に居ようか?
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母殺し 売女と嘲笑ひし御前さん 刃を研ぎ澄み小夜の中山
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誰々が美人シャンで好いと貴方は笑ふ わたくしの方を見ることもなく
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コンテナを船から降ろすガントリークレーンはさながらUFOキャッチャー
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日本人 右向け右の 性格は 親から子へと コピペーされる
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残ってる 残ってるって いうけれど 売れ残ってる やつやないかい
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人として生きて暮らしている人の存在に揺らされてぐらぐら
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呆気なく古い繋がりほどけてて あぁもういいのかと肩すかし
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崖先の雪を触れた手左の手 嗚呼今日もまた生きてしまった
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君と僕 背の丈の間に流る紫煙 「子どもぢゃァないの、」親めいた微笑
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甘き煙 霞む彼方に微睡むは夢か現か はたまた化生か
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終電の窓にもたれて行き違うあなたはわたしわたしはあなた
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横浜に 春一番が 吹く頃に また会いましょう それまでまちりこ
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恵方巻 向く方角の パターンは 四種類 意外と少な
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オクテット則その過不足を考えて昼過ぎのカフェ •レストラン
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星に願うと 希望を疑わず歌う星達 眩しすぎて今は目をそむく
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孫の手紙 ひらがなの文字 漢字に変わり  前進みゆく 君は中学生
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雲のない青空は正しすぎるからタバコの煙を吹きつけてみる
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淡々としてるふりして 種を蒔く いつかあなたを 助けるように
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みずからを労わる朝のひとときでたゆたう幸福を口にする
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神様がどこかにおりて松の内 星の光も一際清く
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いよいよに小さなアパート二人だけ 新婚生活戻ったようで
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思い出が まだ とんがっていて入れない 部屋の中にも 午後のお日さま
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同じ家の並んだ街を寒風と過ぎれば暮るる人参畑
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