無印の良品週刊給料日狙われまんまと買い溜めまくる
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白鳥の 剱超えるや 冴ゆる空   剱凍てつき 岩滑り落つ  静けしや
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きみはただ二回跳べばいい指先でエイトビットのぼくの英雄ヒーロー
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せせらぎの 葦の葉戦ぎ 夏終わる    秋風立ちて 暮れなずみ 夏陽翳り 君の影消ゆ
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わたしも見てと咲く木瓜ぼけの 朱の恥じらいは吾にも似たり
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子どもらが 駄菓子を選ぶ 本気度で 選りすぐられたり 上海シャンハイローズ
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コンタクトつけないままで生活し夜道で月が可愛くなった
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追いつくね 次に測るの いつにする? 二人で刻む 柱の印
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指鳴らし令嬢みたいに微笑むと執事の君が差し出すチロル
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やわらかな春の光よ見ていてね 今からわたし幸せになるの
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逢いたさは時として胸を噛み 瞼裏まなうらに彼岸の桜愛でる君の映りぬ/友の命日に
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剣よりも強くあれかしこのペンで世界平和を夢想するのだ
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タクシーの後部座席が本当の我が家に近く思われ揺れる
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舟浮かべ池から庭を眺めれば春の香りが湖水をかすめ
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やわらかに世界を変える手触りは蝶のはばたき君のまばたき
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桜とか、雪とか、絵とか、イルカとか、二人で見たら、違うのかなと思う。
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花曇りの散歩は夫婦ふたりのんびりと色とりどりの野花愛でつつ
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近距離に在りしが触れず紅白の無数の桃の花よ悲しき
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透けている血管の青と紫を今更ながら優しく撫でる
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ふるさとに向かう列車に乗るときは十の子どもにわれはもどりぬ
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原爆忌から敗戦忌へ傾るおほきみに籠る聲の玉音
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水曜の美術館前バス停で春めく君の頬にひとひら
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冒険という名の種族 転んだり笑ったりするそうして生きる
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いただきを 目指せ 困難 有ろうとも 高い場所ほど 風吹くものだ
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スカートのゆらぎを気づかれないようにそっと心の窓を閉じてる
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カレー鍋かき混ぜつつふと覗き見れば 混沌に踊らされし我の見ゆ             
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春浅き苔の美し信濃路を歩かば一枝桜咲き初む
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三十年住んだ街は懐かしき 愛犬と歩いたあの道この道
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誕生日集い笑えばありがたしデイサービスは日だまりのごと
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朝方の夢に追われて庭に出ず 一叢ひとむらの水仙ありて呼吸いきととのひぬ
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