Utakata
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midland3
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干炎の 白き道を 揺れ進む 砕ける潮も 浜の真砂も
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秋の気を 吸うては吐いて ゆく小川 やわら土手の ヒガンバナの帯
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台風下買い物の影二つゆく その路地曲れば窓のともしび
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雨の打つ道行く傘の小ささよランドセルの背しずく光れる
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悩ましき上天重を食らう様出世払いとのたまいにけり
8
あぶらぜみ地に還らんか横たわる 蝶傍らに舞いのひとひら
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木陰分け切り通しの空の透き澄みてわが身に翠の風や貫く
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夜太鼓 五尺五寸の おのこの背 ただに打ち抜く 実らぬその実
6
山の碧 炎夏に濃くあり 越えてなほ 眼下の大海 いや増し蒼みを
6
幼子の 地球は生きているかと 相談に ラジオ回答 一言も出ず
8
見上げれば はかなき雲も 日に消えて 昇る陽炎 揺るる昼過ぎ
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カマキリの 網戸の前で 鎌を 研ぐ 吾れ出陣の 阻止をせんとや
10
梅雨中の 晴れにまみれた 夏至の日に 西日の作業場 なすすべもなし
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にびいろの 舟の霞の 浦の暮れ たゆたいながら 溶けるごと
10
田植えから 草取りの野良も 執り済みて 農閑の祭り 骨休みの無く
8
見上げたる 雲薄みつつ 陽の一筋 指し示す地(つち) ここに明からし
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つまづいて またその先に 段差あり 脇へ避ければ 足は泥水
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この軽き ポテトチップス かじりつつ 今日も沈みぬ この体重計
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灰色の 雨また雨の 降り下(お)りて 黄金の麦も また雨の中
9
雨あがる 白き道より 立ち眺む 右は翠稲 左麦秋
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眼前の 夕日に向かいて 風を受く 白波は投げし 汝れは何ぞと
4
蒼空は ここに透輝の 槍注ぐ 翠深の山へ 紺藍の海へ
7
3番よ この称揚を 受け給へ 天際へ航る その
朝
(
あした
)
に
9
贔屓負け エアコン壊れる 詐欺電話 コンロで湯が沸く レンジでチン鳴る
8
翠
(
みどり
)
なす山より磯の我にふく 風のうねりよ 果ては青みへ
9
丘の畑 舞うひとひらの ま白き蝶 さや風ともに 弥(いや)遠みまで
4