かるだもん
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短歌は全くの独学ですが、二十年くらい続けて来たので、もう暫く詠んで行きたいです。よろしくお願い致します。
猫、始めました (笑)

吾子らみな あの日この日の 我を越え 父母ちちははとなる 感慨深さ
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七五三縄しめなわの 如くにじる 石餅は えにしを願う 気持ち託され/ 石山寺
16
密やかに にほへば春や 沈丁花 を探せよと 囁くがごと
23
十四年 辛苦抱えし 人々に 光の差す日 来るを祈れり
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力尽き 黄金こがねの花弁 はらはらと 散らすも優雅 ラナンキュラスは
19
雨降れば 鹿も宿れる 軒の下 古都奈良ではと 笑みも浮かびて
23
転居して 磯鵯イソヒヨドリの声遠く 猫と暮らすも やや寂しくて
29
今日一日 死なずに生きた そのことを まずはめよと 主治医に言われ/はぐれ迷子さまへ 私にもそういう日がありました
18
眠る猫 ぬくみ愛しき 背を撫でて 夢は見るかと 聞いてみて居り
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カップ麺食べれば猫が隣からガン見してきて食べにくいったら(笑)
24
宅配の切り花春の花となりせわしき日々をしばし反省
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寝たふりで つまが仔猫に 声かける 聞くは楽しく 聞くは嬉しく
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退職と 引越しそして 猫始め 詠めぬ日々には 友の歌
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「痛み」詠む うたともの歌 身に沁みて そばにゆきては 背をさすりたし
39
午後二時で すでに我が影長くなり 今日も見つける 晩秋ひとつ
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引き出しに 半袖がまだ 残りても ヒヨドリ鳴けば すでに晩秋
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金木犀もくせいが秋の深まり運び来る小さき花が大活躍なり
18
夕暮れに 鳴る鐘の音 聞きながら 深まる時間 深まれよ秋
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電気ポットで お湯沸く時間 長くなり こんなとこにも 小さな秋が
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戦争は いつ終わるのと 呟いて 空を見上げる 人の悲しみ
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「千秋楽」行司が言えば 吹く風も 急に秋めく 両国界隈かいわい
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朝の風 ほんの微かに秋が居る やがて手に取るリモコン哀し
25
見上げれば 空はすっかり 秋仕様 おーい季節よ 降りておいでよ
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ぬと おうなは病みて花々も 首を傾け色も褪せゆく
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気がつけば 今日は9·11メモリアルデー 遠き国へも 鎮魂の祈りを
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恥じる事などない 君は美しい あの日確かに輝いていた/ パラで輝く選手達へ
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帰り磯鵯いそひよどりの声聞けば暑さのとげも消えゆく心地
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風強く 吹いているかも 分からない 駅チカ便利 でもビルばかり/ 台風上陸に思う
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涼しげな 器のような 昼の月 空にはすでに 秋の食卓
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美しき 尖塔真直ますぐ 空に伸び 訪ねてみたき 異国の街々
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