かるだもん
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短歌は全くの独学ですが、二十年くらい続けて来たので、もう暫く詠んで行きたいです。よろしくお願い致します。
猫、始めました (笑)

街をゆく 人は誰もが 人生に 目的持つと 見える日があり
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ツバメ来て 季節変わりを 告げて啼く 頬に触れるは 初夏の風
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すでに夏の 顔見せている この空が 季節の時計 急がせている
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ひらひらと 舞う磯鵯ひよどりに 連れられて この街の空 飛んでみようか
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野の花を 手折るは心 無き人か 或いは花への 偏愛ゆえか
7
クレマチス そうハイカラに呼ぶよりも 鉄線という無骨な名が好き
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もうそんな 季節が来たか 鉢に咲く クレマチスあり 隣家の庭に
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電線に 音符を乗せて 作る曲 風のアダージョ 聴こえるように
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惜しむよに 手を振りて咲く 枝先の 名残の桜 一人見上げる
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花冷えの 曇り空さえ 明けゆかん 記念樹植える 児らの賑わい
5
摂食障害せっしょくの 壮絶なりし苦しみを 静かに語る友の遠い目
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春霞 たなびく空を ゆるゆると 飛行船ゆく ゆるゆるとゆく
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茜雲あかねぐも ほのかに映す 川のおも 春は空から 降りて来るもの
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海の無い 奈良の空をば 飛び交える イソヒヨドリの 美しき声
9
ふと口を ついて出るのは 諦めか やる気の無さか 春の気怠けだる
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ほお張れば フワッと溶けてく 綿菓子の メルティキッスに やられちゃったね
5
ふつふつと 酒はかもして 蔵人の 一所懸命 実りゆくなり
7
思い出す 風運び来る 花の香に 季節にいつも 匂い有ること
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再びと 思う心と 裏腹に 静かに降りて 花散らしゆく雨
7
生活の 中で生まれる歌が好き 「折々のうた」に学びは多く
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