かるだもん
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短歌は全くの独学ですが、二十年くらい続けて来たので、もう暫く詠んで行きたいです。よろしくお願い致します。
猫、始めました (笑)

金星を かすめて伸びる 細い雲 宵のジェット機 何処へ行くやら
13
甘長あまながの 軸を切っては 香る青 夏を感じて いる台所
12
柳田に 打たれて完封 のがしても 不敵な笑みの 山﨑福也やまさきさちや
3
水蒸気 たっぷり含んだ 暮れ方の 空美しき グラデーションなり
12
沖縄の 慰霊の日なり の国で 散る命にも 祈り捧げむ
11
もう少し 短命なら 君を好きになれるかも アルストロメリアよ
8
末っ子に 彼氏出来たと LINE来る 双極あっても 楽しく生きよう
8
どこか厭世的な響き、でも ジョージ·ウィンストンのピアノが好き
7
くれないの 花咲く野原 銃器持つ 兵進みゆく そんな不条理
6
駅近し 電車の音で 朝目覚め 夜は終電 送りて眠る
11
水色の 空に白色 薄い雲 梅雨であること 忘れるような
8
花愛でる おうなとしばし 語らへば 梅雨の曇天 明るく見えて
18
沙羅双樹 白き花びら はらと散り 命の儚さ 尊さを告ぐ
12
しとしとと 雨の降る夜は ものかなし 明日あすは晴れると 分かっていても
24
青年が セロを背負って 渡ってく 横断歩道に 影長く伸び
16
うたともの 銀色シルバーな日々 詠われて つぶさに知れば 共感しきり
8
雨上がり 近所の庭に きらきらと 紫陽花、菖蒲、 アマリリス咲く
14
明日はまた 君を送りて 一日が 眠たいままで 始まるのです
9
緑なす 早苗を揺らし さやさやと 梅雨の合い間の 風渡りゆく
10
針槐はりえんじゅの 香り届けば 幼子の 手を引き通う 道、思い出す
7
びっしりと 手帳の予定隙間なく それでも彼は言う「寂しい」と
14
細々と 投稿してる 同人誌 いつか活字に 成るかの歌
9
ネノさまへ 自分の歌を タップして 出て来た画面で 削除できます―編集もね―
4
水無月の 台風一過の 青空を どこへ行くのか 雲が飛ぶ翔ぶ
11
雨を敷く 車の音が いつの間にか 夫のいびきに 聞こえる不思議
7
俵万智の 歌集開けば はらはらと いつの春やら 押し花、サクラ
14
台風が 来るらしいけど この空は 爽やかっぽい ふりをしている
10
音もなく 雨降りはじめ街濡らす 鉛の空は泣いているのか
9
あきらめぬことの強さ 尊さを知る 映画「127時間」
5
瞬間を つかむ力を 我ら持つ 歌詠うといふ てだてを持ちて
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