かるだもん
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短歌は全くの独学ですが、二十年くらい続けて来たので、もう暫く詠んで行きたいです。よろしくお願い致します。
猫、始めました (笑)

年を経て 嫌いなものが 増えてゆき あの人あの歌 さうゆう自分
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金木犀もくせいの 香りを切に 待ち望む 未だ夏の陽 背に浴びながら
19
秋やのに 磯鵯いそひよどりが 囀る朝 いつまでも 暑いやん言うてる
13
あの日を 思い出してみる 巨大ビルに吸い込まれた 小型飛行機…
12
よるのうみに うかんでいたことなどないけど そのくらいのさびしさだ
21
夜更けには 涼風すずかぜさらと 窓に来て もう秋だよと 囁いてくる
21
憧れはともかく 住むのは無理だ 台風連打の離島を憂う
17
三十六の魂 一つの命で償う 不条理さかな
3
この虫は 外来種らし それもまた 良しとしながら 秋感じ居り
14
空高く 誰が肥ゆるか 知らねども 秋には美味うまし もの多きかな
10
世の中に いろんな人生 在りすぎて 自分の悩み 小さく見える
11
蝉時雨 未だ降りしく大原に 秋待ちて在る寂光院かな
14
長月も 間近になりて 秋の雲 路上の熱を 知らぬふりして
8
雨の夜 明けた朝には 高い空 「ゆっくりでいい」と 秋呼び寄せる
11
中世の 油彩の如き 空見れば 何故か不穏な 心持ちなり
5
G線上のアリア 頭の中でずっと鳴る 何かの啓示なのか…
8
ピッと鳴り エアコン温度 変更す 数分後には 元の木阿弥もとのもくあみ
15
今やもう バックグランドミュージック 甲子園での快音声援
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やや涼し 夕暮れ時に 出てみれば 声もかすれて 鳴く蝉あはれ
12
さくさくと 刻むもたのし星型に 愛想ふりまくオクラたちなり
27
余部あまるべの 鉄橋駅に立ちて見れば 降る雨の音 ひぐらしの声
14
ベランダの蝉 まだ飛べると声掛ける がんばりやと空に放つ
13
甲子園ダグアウト 子供たちは意外と元気だ 頑張れみんな!
7
戦争の 愚かさ語る人減りても 我ら担わんその歌をもて
10
救急車 朝から何度も 走ってる 他人事ひとごとじゃない 気を付けなくちゃ
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法師蝉の 一声いっせい聞けば 耳は秋 他の全ては 猛暑のさなか
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主なき 庭には木々が 生い茂り 百日紅は 手を延ばし咲く
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泣くな少年善戦だった 甲子園の後も未来は続く
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巡り来る 原爆の日よ 人々の 祈りの声を 渡らせ給へ
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アサガオは蒼 サルスベリは白 暑くても 好きな花には 見惚みとれる
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