かるだもん
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短歌は全くの独学ですが、二十年くらい続けて来たので、もう暫く詠んで行きたいです。よろしくお願い致します。
猫、始めました (笑)

次々と 寺院の鐘は 響きゆく 八月六日 広島の日に/奈良にて
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連なりて 絶景となる 茶畑に 荒れるも有りて 和束わづかの山々
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此処に居るよと 雲間の月は囁く 熱冷めやらぬ 夏の夜空
10
ベランダで 蝉を助けること二回 恩返しとか有ってもコワイ
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音信川おとずれがわという名に 強く心惹かれる 未だ見ぬヤマグチ
9
夕立ちで 地面の熱は たちまち水蒸気に まるで街はサウナだ
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広場には 蝉の亡骸なきがら ふたつみつ 夏本番は これからなのに
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深き青の つる成す花を検索しらべれば バタフライピーとふ豆と知る
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明日はまた あの職場にて 働くを ふとどうしても 怖気おじけづく有り
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なかなかに 変えるはかたき マイナス思考 ウルフルズ聴き 気合を入れる
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「いい歌詠むなぁ」と うたともの短歌うたに 浸って過ごす 佳き時間
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窓拭きの ゴンドラ揺れて 思うこと 誰かに支えられ まわる日々
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「梅雨明けです」 鶴の一声 雲たちが 退場すれば 空は真夏に
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悠久の藤原京に陽をあびて 凛と輝く蓮の花々
9
ひらめきし 歌を何度も 推敲す 咀嚼反芻そしゃくはんすう 繰り返すごと
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シャクシャクと 植木ばさみの 音はして 緑の木々は 整髪される
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鈍色にびいろの 空を映す 海はまた しても鈍色 荒れる日本海
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河鹿蛙かじか鳴き ひぐらし歌う山奥の 温泉に来て魂洗う
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オニヤンマに 螺旋階段らせんかいだん出会でくわす 話しかけてる 変なわたくし
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寂しきは 山間やまあいにある 球場の 使う人無き ナイター設備
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「君」といふ 言葉で詠われし 幾多の魂の幸せを願ふ
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蝉鳴いて 梅雨明けしたかと 思案する 予報を聞けば 大雨降るとか
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賑やかな ツバメの子らの旅立ちに いろいろ有っても生きて行ってね
10
平日の 二連休なり 何をしよ 思った朝から 腹痛、ダウン
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梅雨明けと 思えるほどの 青空に カゴいっぱいの 洗濯物干す
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水害の ニュースを耳に 熊本の オクラを刻む 祈る気持ちで
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気の置けぬ 友とパン屋で お茶すれば 心の重荷 ふとほどけゆく
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玄関に 巡る季節に 挿す造花 紫陽花忘れ 明日は文月
11
梅雨晴れの空、有り難く思いつつ 今年の夏もまた暑いのか
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驟雨にて 洗濯物を取り込めば にわかに狭くなる我が家かな
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