かるだもん
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短歌は全くの独学ですが、二十年くらい続けて来たので、もう暫く詠んで行きたいです。よろしくお願い致します。
猫、始めました (笑)

いたむべき 人の命の 多き中 それでも祝う 君のれし日/天皇誕生日に
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風の底に ふと懐かしさ 感じ居り 東京 下町 江東区 春
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アラ還を 過ぎても知らぬ 事はあり 紀行番組 世界を覗く
12
痛ましき 子らの死の報 日々目にす 平和呆けとも 言われる国で
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未だなお 冷たさ残る 空の下 かすかに登る 春の土の香
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友が逝き 早三年の 日は過ぎても さかいゆうの 歌に落涙らくるい
13
早番の 友らのすでに 働きて 気を引き締める 吾の朝七時
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如月も 間近な空に 薄き雲 春待つ心 くを留める
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山焼きの 花火の音に 夜気ふるう 春を呼ぶ火よ 天にも届け
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泡ハンド ポンプよくよく 洗ったら たぶん機能 復活するかも…/ねこ母CATさま
10
録画せし 「歌会始」粛々と 画面の前の 吾も正座せり
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入院で 看護介護を 目の当たり 誰でもできる 仕事じゃないこと
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病室は ほぼ老人ホーム アラ還の わたくし一番 若い人なり
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壮絶と 言うべき人の 人生を 紙面に見たり しばし絶句す/阪神淡路大震災から29
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早朝は さながら野戦 病院で 駆け足響く ナースセンター
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「あなそれ」と 呼ばれしドラマ かつて在り 我に来たるは 「親それ」の日々
10
不調あり 手術と入院 六日間 たかが六日と されど六日と
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晴れ渡る 睦月の空に 深呼吸 新しき吾に なる心持ち
16
古都に聴く 大晦日おおつごもりの 鐘の音 ゆく年があり くる年があり/過去作
12
平安の 歌人を模する 才も無く ただプラトニックを 詠う相聞
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幾つもの 地名をニュースで 覚えども 成すすべ持たぬ もまた哀れ\ふたつの戦争
11
芸人の 下積み思い 涙すら 浮べて笑う M-1をかし
8
冬枯れの 木々の間に 登りゆき 聖夜を照らす 月のさやけさ
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歳を経て マラソン、駅伝観る楽し 孤独と闘う人 美しく
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戦禍とは かうゆうものと 言はれても 理不尽理不尽 死にゆく児らよ
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聖地には 悲しき景色 広がりて 今年はツリーも 出しあぐね居り
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聖地とか 聖夜とかもう ぶっ飛んで 命の重さ 考える日々
13
晩秋の 光透かせば 尾花すら 美しく見ゆ 夕暮れの妙
16
母恵夢ポエムとふ 愛媛の菓子を 味わいて 歌の一つも 浮かんで欲しく
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古代いにしえより 人往来ゆきかいし 明日香村 秋の陽浴びて 悠然と有り
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