かるだもん
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短歌は全くの独学ですが、二十年くらい続けて来たので、もう暫く詠んで行きたいです。よろしくお願い致します。
猫、始めました (笑)

引き出しに 半袖がまだ 残りても ヒヨドリ鳴けば すでに晩秋
23
金木犀もくせいが秋の深まり運び来る小さき花が大活躍なり
18
夕暮れに 鳴る鐘の音 聞きながら 深まる時間 深まれよ秋
21
電気ポットで お湯沸く時間 長くなり こんなとこにも 小さな秋が
32
戦争は いつ終わるのと 呟いて 空を見上げる 人の悲しみ
22
「千秋楽」行司が言えば 吹く風も 急に秋めく 両国界隈かいわい
25
朝の風 ほんの微かに秋が居る やがて手に取るリモコン哀し
25
見上げれば 空はすっかり 秋仕様 おーい季節よ 降りておいでよ
36
ぬと おうなは病みて花々も 首を傾け色も褪せゆく
24
気がつけば 今日は9·11メモリアルデー 遠き国へも 鎮魂の祈りを
20
恥じる事などない 君は美しい あの日確かに輝いていた/ パラで輝く選手達へ
18
帰り磯鵯いそひよどりの声聞けば暑さのとげも消えゆく心地
19
風強く 吹いているかも 分からない 駅チカ便利 でもビルばかり/ 台風上陸に思う
12
涼しげな 器のような 昼の月 空にはすでに 秋の食卓
21
美しき 尖塔真直ますぐ 空に伸び 訪ねてみたき 異国の街々
11
人々はミカドのために嗚咽おえつせり心の叫び隠したままに/「戦争は終わった!」
12
蝉はまだ夏おしみつつ鳴くけれど空にちらほら秋の雲あり
23
サチコムラセ、 リチャード·ギアに 子どもたち 巨匠の撮りしナガサキ想う/ 黒澤明「八月の狂詩曲ラプソディ
12
僅かながら秋の気配を感じ居り午前十時で二十八度
17
広島をヒロシマとふ名で呼ぶこの日祈りは深く決意は固く
22
せめてもの惜別として蝉の声酷暑の夏を好きになれずば
15
灼熱の道を歩けばスイスイと赤とんぼ来てエールをくれる
20
日々猛暑 花との出会い 少なくて しおる心に 鶏頭のあか
20
磯鵯ひよどりも磯恋しかろ街の夏美し声もしばらく聞かぬ
14
蒸す夜に ふと空見れば そこだけは 別世界のごと 涼しげな月
19
クマゼミが一斉に鳴き梅雨明けを知らせる朝の空のまぶしさ
20
去る日には 友の見送り 有難く サヨナラ越後 また来るからね
15
新潟の 上空飛べば 濃く薄く エメラルドなる 水田うつく
28
フリルでも バルーンパンツも 何のの やっちゃえワタシ 外に出てみよ/ 勇気要りますけど 笑
18
初蝉せみ鳴きて「あゝ夏が来た」どころじゃない猛暑乗り越え生きようぞ とか
14