全米がわたしを褒めてくれるかもポテトサラダが美味しくできて
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寒空に 甘みを蓄へ春ほ待つ ほうれん草は深き緑に 
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止まらずに まわり続ける 暴れ駒 張り手一発 作法はそこから
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あと五分眠っていたいと思ってた 今は眠れず朝を待ってる
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百歳の祖母がわたしに言いました四十八かいもうババアやな
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そうなのか母に聴かせる童謡の歌詞改めて意味をかみしめ
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来客にすました高い声を出す米寿の母の現役感よ
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冬の夜乾燥予防の布マスク自粛手作り「ご自由にどうぞ」
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耳の底 残るあの嘘 消したくて ついやり過ぎる 耳かきの癖
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降る雪のうたは結晶 手のひらで溶ける煌めき想ひ滲ませ
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選抜隊いよいよ遠征 門出の門 険しき山の魔獣へ挑み
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温もりぬ冬の日差しに包まれつ 咲きぬアロエの細くあかき花
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誕生を今か今かと待たれる児生まれる前に既に幸有り
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君の言う「なんかばっかり」 ナイフです 短歌ばっかり あいすみません
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荒川の冷たい風が吹く中を 彼は一人で何を思った
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俺のいる地域だけ雪雲が割れ晴れた。モーセの気持ちがわかった。
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一文字の怖さをおもふ礼状の誤字指摘され電話をかける
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落ち込んでゐても平らぐドブ色の朝ラーメンに半ライスつけ
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真珠貝 信じる者にパールあり信じぬ者は核を持たずに
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水鳥が 朝の川面に 泳ぎおり 凍てつく水に 戦い挑む
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真珠パールにも色と形はとりどりで知らぬ世界は海より深く
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なると巻き切っても切っても「寿」ね 切らずに一本食うべきだったか
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優等生でいられない場所、家にあり母のスープにほどかれる意地
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「あなたには無理」の呪文を噛み砕く 塩味強め母のおにぎり
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「プルルルルッ」予約すっぽけ「ごめんなさい・・」ミスはいざなふ別の未来へ
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許されぬ恋の道にはまりゆく暴君とハグ 民は迷ヘリ
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名も知らぬ遠き島より流れ着く椰子の実達は幸せなのか
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読み違え一太歯ぎしり足元で小川ながれるせせら笑って
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寝てるだけウオーキングも体操もしてないけれど柔軟だ猫
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天下布武 世界レベルで試みし 王らの夢は一代限り
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