宵闇に散り際を急く花ふらし ゆく春惜しみ並ぶ歩早む
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香りつき練り消しレジへ持って行くボールペンしか持ってないけど
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透明の水彩画からこぼれ落ちだいじな欠片かけらうまくけない
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真っ白な紙の中から現れし尾っぽを立てて迎え出る猫
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衣川 仁王立ちして 死してなお あるじを守る 盾の弁慶
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低く飛び白高ければ黒今朝も白鳥たちの編隊が行く
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住宅街 カレーの香り 帰り道 ひとりぼっちの部屋は夕暮れ
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自炊の字すらも浮かばぬ三年目TKGなら作っているよ
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西風が 雲送り出し 室内に 晴れ晴れ曇り 晴れ一瞬曇り
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彼岸には帰ってくるよと言いながらなすびの牛にまたがったパパ
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目をそむけ 知らないふりを したけれど じわじわ怖く なりゆく世界よ
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真夜中の 北西の風 寂しくて いきものがかり 「YELLエール」を聴く
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ミモザ色に 願いを託し 植樹する 毎日会えるね 声もかけるね
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許されて安穏感ず関係を持たず久しき月日流るる
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カニューラもドレーンも下げてはしゃぐ子等小児病棟エレベーター前
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母と医師姉妹のように会話するナースステーションカウンター越し
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すいませーん ボールを拾って 投げてやる 別れ話を してる途中で
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深夜の稲妻 菜を刻む刃先に落ち 雨は胸に川と流るる
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utakataに投稿始めて丸二年重ねた駄歌は八百余首也
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初歩的なミスで叱られ帰り道、ちびちび飲んでる春のお汁粉。
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紅しじみ風の野の辺に吹きまぎれ草端にやすみ今日は居るらむ
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支持率が上がったままの内閣は 何でもありの世界を拓く
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聞いとくれ Ai達よ 聞いとくれ 人間達は 孤独なもんだ
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気の利いた 返事を返す Aiに あんたほんまに シリコンチップ
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恐ろしい 人間達の 社会では 正義も愛も そこそこになる
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春が来て ミスの連発 下手こいた めげてる間にも 老化は進む
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物忘れ 他人に迷惑 かける度 引退したい 潮時でっせ
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長生きを したいしたいと 望むけど 運動を避け ネット釘付け
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なさけない フェーク人生 空想の 自分が生きて 何も残らず
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始業前のラジオ体操の時でさえあの子はかわいい。色即是空。
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