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ゴーグルと 鼻に丸めた ティッシュ詰め 仕事の為に 杉山に
入
(
い
)
る🤧 /我きこり
4
老犬はよく食べよく吠えよく眠る脚さえ動けばキミは若者
14
芽吹きては 咲きて散りゆく 花の生 我
傍
(
かたわ
)
らに 見届けており
27
水滴を 吸い付くように吸い尽くす ニトリのマイクロファイバークロス
10
さよならの 言葉吸い込む 皐月の空 また多分君の 夢を見ていた
13
一九三一年九月画を画き戰端を開きぬ旧宗主の名を日本 といふ
30
虚無感を 煽る言葉を 迎え撃つ ミサイルほどの 絵空事 欲しい
47
風吹けば 揺らぐ心は 今消えて 木の下君の 髪結ぶ花
13
夕方は
菫
(
すみれ
)
色してまほろばの如く優しく染まる街角
48
言の葉を編み込み 悩み 絡ませて
解
(
ほど
)
ひては
繕
(
つくろ
)
ふ
推敲歌
(
すいこうか
)
45
これやこの
想像ラジオのジングルは
(
行くも帰るも 別れては
)
知るも知らぬもあふ坂の関 /蝉丸✕いとうせいこう 10/100
11
雪を割り芽吹く命のあるごとく老いた父追い日々を越えゆかむ
30
春雪と土の匂いで走る夜 終わらぬ道が僕の答えだ
27
庭園を 和服の貴女と 散策す 夢見て目覚め 幸せな朝
34
ほどほどに石橋叩きて
歳月
(
とし
)
過ぐも地図捨てた日の欠片もありて
46
無理をして観ずともいいよ春の陽に 心のままに祈り深めよ
31
両膝のピキン!カクカクする痛み押して歩いた一万歩なり/痩せる努力
30
下向いて片手袋を探す海
(
わたの原 八十島かけて 漕き出でぬと
)
人には告げよ あまのつりぶね /参議篁 11/100
10
こころから自分を恥じて振り返る白木蓮の忍耐強さ
22
努力など誰も見てなどいないこと分かりつつある二十代なり
20
海見つめ 君を奪ひし 訳問ふも 優しき波音 詫びに聞こゆる
17
「あきらめず頑張ります」と言う友にわたしの言葉は空回りする
27
バス通りより消え去りぬ銀杏並木 淡々と進む建て替え工事
32
くしゃみして春こじ開ける君とぼく その断面を分けあうルタオ
23
陽だまりに白さ清しき雪柳 澱む憂いも浄められそな
28
バナナとかミカンであるとかブドウとか手だけで剥ける果物が好き
13
「終わったらミートドリアを食べましょう」 喪服の母が小さく笑った
13
回る寿司 店の出口に
鹿
(
しし
)
威し
(
おどし
)
財布のひもの弛みを打てり
36
窓際の 折り紙の鹿に 迎えられ 八畳の間に 荷をほどきけり /猿沢イン
19
守られていた頃思い出したくて自分のための絵本を選ぶ
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