丸まった 背中をすっーと 伸ばしたら なんか啓示が 下ったような
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任せられ 信頼されて なんぼかな 迷惑かける お荷物かもな
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エビフライの尾は残すのに 読めもせぬエンドロールは見て席をたつ
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エアコンのリモコン探す3時半 28度の脱出ゲーム
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僕は彼氏じゃないし君は彼女じゃないから楽しくやりませんか
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恐ろしい 人間達の 社会では 正義も愛も そこそこになる
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青春の 卒業式は ないけれど このままいけば 晴れて葬式
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問題は この脳みその 中にあり シナプス減少 配線のミス
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ネットとは 人間様の 欲望を バーチャルだけど 満たしてくれる
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なさけない フェーク人生 空想の 自分が生きて 何も残らず
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室外機に腰掛けてアイス食べていた六月のある日。友は人妻。
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変えられることへの恐怖だけがこの世から私を庇って擦り減る
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でっかい音楽 耳を塞いで このままこのまま 夜の真ん中
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ホットミルクティーを飲んで 脳を衝く甘さにあなたを思い浮かべた
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花冷えに 啜る洟、鼻炎 更に花粉 疾くと移ろえ 夏の花火へ
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寝る前に おやつを食べて 満腹に 良くないけれど これも幸せ
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お前らがおざなりに矢を放つなら消えぬ呪いの火矢を放とう
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「好き」だとか「優しくしたい」という気持ち、小さなチョコでしか表現できない。
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「ひとりだと寂しいですよ」と六十二歳の先輩、カフェオレすする。
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書店ではドリルのイラスト人気あり されど憎らし我が雲古
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化粧水冷たい朝の雪が降る。高い方の傘持って出かける。
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持ち主の消えたアメリカンスピリットいつまでこの部屋にいる気なのだろう
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さる株の 底値を狙う 相場師の ごとく米価の 値下がりを待つ /米価下落
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「し」と暫し死んでしまおう済んだなら息吹き返し繰り返す生
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炎立つ天啓として『火の構え』上段ならば頭守れる
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朝の駅。雀が雪をついばんでる。くちばしって寒さ感じないのか?
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過去は捨ててきたというかまあなんか無軌道無気力なだけというか
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頬流れ そこに揺れるの 花影と 名残る雪影 落ちる露音
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一時間考え込んだ文章の送信ボタンを押すのに三日
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どちらさま?と尋ねる祖母の手を握る いつかの私を感じてほしくて
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