小雪舞う 老いの一票投じ来る 願いは一つ平和な暮らし
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投票所 通常業務 並行し 来客多し 息つく暇なし
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「お疲れさん」雪も嫉妬も溶けだして猫の眠りが夜を正すよ
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黒豆の 茶を飲み干して 立ち上がる 明日も家族を支えようじゃないの
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耳たぶの冷たさをなで身をすくむ 君乗るバスを待つ停留所
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普段とは 違う弱気な 君と会う 目元に滲む マスカラの黒
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瞬間にサイズアウトとなってゆくされど愛しき小さき服等ふくら
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「普通」という二文字をのみ込み雪を掻く僕の未来よ、滑走路なれ
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やせ婆の遠吠えだってかまわない平和ボケだと笑わば笑え
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咲き初めのしだれ梅にもぼたん雪つかの間だけの白き世界よ
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順風に海風吹いたか島国は 中波小波に大船動かじ
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はすにふる六花りっかを払い投票へ白の景色に平和の願い
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大変だそう言いつつも一票を守ろうとする雪国のひと
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庭の雪に巨大な氷柱つららを突き刺して「勇者の剣!」と異世界ごっこ
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願うのは議論のすえの採決をたとえ単独2/3も
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「ゲルニカを世界の国旗に刻みましょう」人の心を刻まぬように
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雪国の春雪原せつげんの凍み渡り これに勝る愉しみは無し/異論は認める
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黙々と 歩く姿は 徘徊か エキササイズか  ほくそ微笑む我
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サザエさん日曜にやる始まりでベランダに出て明日を語る
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みぃちゃんのママがドア開けえっと言う髪切ってから初めて会うね
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午前四時 目覚めて月を探したら 孤独を溶かす 蜜のしずくだ
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挑戦は多難な船出「信を得た」までまだ時間かかるねビール
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雪おもくさくら草泣く声がして白無垢掘れば紫ねむる
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この頃は 短歌うたの浮かばぬ日のありて 言の葉探しに風の吹くを待つ 
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献立の予定は未定 差し出す料理に驚きもせず 食す君
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今日もまた納豆もやしを並ばせて財布の底の静かな反乱
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一年の辛苦に耐えし老い梅の蕾つけしがヒヨドリの
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辛酸を 舐めて麻痺した この舌に 効くものはなし 私は無敵
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読みやすさは正義とおもう言葉派とか人生派とか超えて俵万智
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勤務中窓外に見るレアな野鳥メガネとマスクで興奮隠し
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