カカオレス チョコ風ではなく これもチョコ 私はいったい どこまでが私
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木々たちの枝が脈打つ春の音おのおの自由に姿かたちを奏で
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すれ違う双子の姉妹のベビーカー微笑みくれて僕を励まし
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若人が雪と氷を友として 命謳歌すミラノコルティナ
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訃報あり 行くことかなわず 手を合わす 幼き頃の 思い出めぐる
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セルフレジ もっと単純化してくれよ 昭和世代をいじめないでよ
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身を削り言葉の角を丸めれば雷避けるプロのわざかな
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寒いにこそ 一入ひとしおに 温もりを感づ我が家 床暖にココア/床暖房
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あたたかい気持ちを色にしたような たらこもバターもたっぷりパスタ
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春色の陽射しに背中押され行くリハビリ散歩で気持ちもほぐ
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独り占めしたい景色を長靴に詰めるみぞれが降る日のために
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はや過ぎて卒寿の兄の七七日なななのか供えの花は明るくまとめ
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宵闇を兵おび緩め歩の進む 金魚片手に繋ぐ父の手
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会いたいと願うほど濃くなる現実 風に舞う君に奏づるパヴァーヌ
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雪解けの カタクリの花ひっそりと 薄紫に春待ちわびて 
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暮れ六つや 天辺にづオリオンに 近し冬の終はりを感づぬ/午後六時
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吾れ見つめ 顔近づけし 蒼瞳羊駝アルパカや 想いがあふれ 笑顔もあふれ
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垂れていたつららも消えて晴れ渡る空色西に走る電線
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いつもならバレンタインデーバレンタインによく荒れた冬将軍の姿が見えぬ
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皆は言ふ人は一人で生きられぬ さふでもないと私は思ふ
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八戸であがなひきたる八幡馬 男馬女馬を離して飾る
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ラジオより春告げのうた聞こえ来て胸を開いて顔を上げたよ
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母無き仔熊 自然の恵みに囲まれて 山中の暮らし 続けと願わん
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満開の山茶花並木はべに燦燦 冬のフィナーレ飾る如くに
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かっちゅうのお窓の前のほんの前しょうもないけど着ると違うね〜
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いちご食べ口から垂らしよだれだと果汁のままに自ら破滅
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二文字が 喉につかえて 息がつまる まるで私は 白雪姫
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渡す当てなく買った菓子食べ終わり空箱見てはただ情けなく
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指折りで 片手が余る 卒業前 結んだ手のひら 重ねる想い
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ばらの花 ずっと欲した 美しさ 手にした瞬間 醜くうつる
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