桜映ゆ 水面に憩ふ 鴨たちも ふと花見とや はしゃぎゐるらむ
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春風に 舞い立つ心 人々は 浮かれ飛び交う わたげの如く / 新学期
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どんななメロディだろか春風に揺れるネモフィラ奏でる音は
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私はソメイヨシノと声上げる高速道路の雑木ぞうきの中で
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「ただいま!」と母に抱きつく一年生 登校三日目 桜満開
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山吹の枝垂れる様の美しさ丸く刈り込むいもいまいまし
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着飾って 見え方気にする よりずっと 素直なほうが 可愛げあるじゃん?
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新緑に皐月の花の咲きめて青空仰ぐ紅ぞあざやか
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オメラスを 去りて彷徨う道半ば 自由という字の 檻に似ており
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信号が青と気付けど膝痛でダッシュ出来ない吾は老人おいびと
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雨音に 耳を傾け 筆を執る 疲れた日には 雨は優しく
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夜風よかぜ香る 春の星粒 すくい取り 新しき星座 空にえがかむ
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慣れるまで三年かかりし尾張弁 今では我もその一員に
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逃げ逃げて此処まで来たり桜樹のもと 涙拭いし桜花はなの褥に
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せせらぎを 泳ぐ花びら 追ひかけて 躊躇ひ覗く 春の望月
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陽の光私をもっと駄目にするロキソプロフェン飲んだ朝にて
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あの山に守られているこの川に生かされている春は往くとも
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我が古家ふるや 燕 あちこち 巣を作る 母は笑顔で 猫はパニック💨
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黒焦げの鍋並べ嫁の粗相と訴うる 記憶に抗うその声哀し
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今日くらい早めに寝ろ、と愛犬の 気遣い受けて布団に入る /介助のために昨晩徹夜
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赤っ恥晒して生きる我が身には 新芽青々 心ひいら
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寝返りを打つたび揺れる胸の内 もう辞めてやる ここは我慢だ
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春秋も知らぬ常盤ときはの山隠れ花も紅葉も見ずは長閑のどけし
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足曳きの花の追っかけ四日間 恵みの春は深き眠りへ
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花を食べ 暮らさむとせしが 愛らしき エディブルフラワー食用花  花瓶に生けぬ
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よどみなくマイヒストリーを語る人 そういう人と距離を置きたい
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心痛に足が重くもデイケアへ笑顔の迎えこころ華やぐ
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浄化草じょうかそうもんもんじんはすり潰し煎じて飲めば心浮き立ち
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友は来ずシロツメクサにかさぶたを剥がされ夜の道は明るい
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そよ風に乗りて吾の目に入り君へ 写メして贈る白きサフィニア
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