ただ会って話して食べてまた話す また会う日まで生きるとしよう
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ニンジンの 新芽の横でニンゲンも 朝日を浴びて水を飲む今日
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魂を悪魔に売れば21グラム痩せられるという噂
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無くなれば 満たしてくれた おやつ缶 空っぽにして まだかな と待つ
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大切な 人をなくした 短歌うた詠めば そっと静かに 「いいね」は増えて
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彩りが 消えて寂しい畑には 揺れて咲く花 菊芋きくいもの花
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新米のとぎ汁 植木鉢に撒く いただきますの似合う夕方
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言葉では つい言い過ぎてしまうから  秋色の葉を 貼ってポストへ
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そこにある 風じゃない声 耳澄ます 人差し指で評する前に
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10秒で 返信しないで ポストから 片道3日が ちょうどいい距離
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言の葉が 胸に詰まって ヒリヒリと 痛む夜には うたかたが効く
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ごつごつの桑の根っこに まばらの芽吹き 緑の生長 いのちたくまし
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久々にぐっすり眠れた日曜日窓開け放ちヨガでスタート
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川の辺でトランペットを吹く学生 澄んだ音色が空に溶け込む
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ひと言の「ありがとう」に励まされ さあ、拾うぞ明日もゴミを
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ビワの木は挿し木してから二十年 今年もたわわに大きな実を付け
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アンジェラという名の薔薇を挿木する未来が少し明るくなりぬ
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食事終え今日はゆっくり茶が飲める ちょっと雑だが息子が皿洗う
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思春期の 中学68年生 卒業試験に苦戦しており
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雨音に眠い目こすり窓開けば ほのかに香る土と草花
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身を寄せて傘に入ればここだけが宇宙みたいで もっと降れ降れ
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かっと照る陽射しを受けて朝歩き 小径に一輪ひまわり微笑む
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鳥たちは頭寄せ合いついばんで 草刈りの後に残ったご馳走
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愛犬の為と夫は仕方なく 冷え冷えの部屋で布団にくるまる
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表情が豊かになる孫 うする母 ああ、歳を取るってこういうことかな
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兄ちゃんのあのブルドーザーが欲しいんだ! ヨチヨチ歩きはあともう一歩
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猛暑日は子供の遊びも奪い取る 歓声消えた寂しい公園
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老犬は一生懸命生きている 介護しながら癒される日々
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気が付けば ひこばえ青々繁ってる ああ、生きてるね 桜の切り株
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愛かもな 自分ではなく君のため賽銭箱に小銭を投げる
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