あの日から 15年が経つ 今想う 変わらないのは ふるさとへの愛
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前を向け愛しているから前を向け 泣かないでほしい知らないでほしい
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五時の鐘 二度と戻れぬ場所にいる気がして不意に詩が生まれる
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まだ恋にしたくない春 夕焼けが綺麗に見える謎はそのまま
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本当はすべて綺麗だ 狭量な僕の認めぬ歌があるだけ
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朝の縁 答えに触れぬ 問いばかり それでも重さ わずか移ろう
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空覆う 雨雲に似て 気分まで もやる 溺れる 水たまりの奥
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道端に打ち捨てられた私さえ 煌めく君が巻き込んでいる
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アイデアを まとめる為に 夜散歩 カレーの香り パワーが溢れ
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桜映ゆ 水面に憩ふ 鴨たちも ふと花見とや はしゃぎゐるらむ
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幼気な春の魔女たちたんぽぽの杖を回して笑顔振りまく
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春だから訪問看護師入れ替わり前任者の今ずっと気になる
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退勤の時に出やすいじんましん ホッとしているサインらしくて
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ワクワクを強要される四月かな ヴァニラのアイスが早く溶けでて
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満天の星になれずに真っ黒な池の水面に浮かぶ花びら
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近頃はラジオも流すユーチューブ人気な歌は何故か早口
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ちま猫ちゃん しょっきだなにも のれるのよ 「シニア」だけども げんきげんきよ
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鳥の歌いつしかやみて花寒に空の涙の音のみぞする
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玄関を出るたびひらく花がある「がんばれよ!」 と隣のじいちゃん
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花のふる風情を犬も知るやらん木の下に伏し花を浴びをり
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書くことも 読むことすらも 遠ざかり 私の文字は 未だ汚い
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春雷の空に幹割れ雨に沁む 凛と芽吹く葉 若菜色して
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パンツルック 流行はやりて街に 活気あり そむきて揺らげ スカートの花
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むさぼった ハッピーエンドの 動画たち ずいぶん手軽な 快楽ですこと
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風となり卯月の君へ捧ぐのは散り急く白き菫の香こそ
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流れてく川に放すは軽き舟 四季の花びら乗せる折り紙
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若葉より癒しを得られ一服の珈琲は青い瓶の魔法
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新緑に皐月の花の咲きめて青空仰ぐ紅ぞあざやか
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隠蔽を見て見ぬふりの日本人 陰口コソコソ報告しようよ
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パソコン台百均縛りで作りぬく使い心地は明日試そう
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