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銀杏
(
いちょう
)
の木 たんと実をつけ母の顔 凛とぬくもり漂わせ立つ
25
文豪の用紙のマス目踏み越えて万年筆は縦につらつら
16
おい 女子が恋愛相談してんだぞ 「そいつが悪いね」以外喋るな
13
無修正黒縁眼鏡は外してあげる今私だけ見て他は暈して
6
神様の数限りなく今日の日は金木犀の色の夕焼け
44
種を撒くようなことだな押しつけの無い優しさを置き去っていく人
27
そんなことしてもあいつは悲しみも怒りもしないし好きにすれば?
7
どこからが空か海かもわからない大きな碧から生まれて還る
18
軽口は話半分真に受けず呑み込むときは意訳してから
29
孫ら去り片付け終えたテーブルに二杯分のコーヒーを淹れる
31
よじ登る城の階段前後ろで「介護します」と息子ら笑う(犬山城)
25
あれこれと些末の用事詰め込んで 一日早し七十代は
13
いらっしゃい何度もお客に唱えるが我はそんなに来て欲しくはない
11
秋麗ら 母の写真と 話す日の 多くなりけり 彼岸花萌ゆ
17
大仕事 終えた翌日 機嫌よく 二日目になり 来る疲労感
20
一日中汗流しただろうおじちゃんの冷えたビールが誇らかに立つ
12
地球よりもでかい猫の腹の上で眠る夢をみたい
12
雨続き秋は静かに深まりぬハロウィンを待つかぼちゃのランタン
42
いつもなら つがいの雉鳩 ぽつねんと 今日は素直に ごめんて言うよ
38
宴
(
うたげ
)
終え 友飲み残したる 杯の 祭りの後に 似たる寂しさ
18
最後にはあなたの墓前が残されたこの故郷で変わらないのは
12
人生という名の旅人の休憩地コンビニへ寄る人は様々
9
久しぶり 秋の畑に立ち寄れば 白菜の葉が レースになりおり
22
宇宙人・妖怪・かわいい猫を見た1dayコンタクトを捨てる
11
毎日の山の変化を目の端に初暖房の車通勤
27
カメロンパンひとくち食べてあの頃の祖母が一緒にいる気がしてる
15
いきなりのサビから歌い出すような妻のことばが
宇宙
(
そら
)
を彷徨う
23
肝臓に
痼
(
しこり
)
のあると 医師の言う 悪夢か現か あぁ藍染めの空
12
病院の ベッドで
独り
(
ひとり
)
見る空と 今年最後のツクツクボウシ
18
幼少に 給食残し 叱られて 今は完食せし 病院食
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