強風で ゴーゴーいう日 年取った 女性が二人 5階に来る
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こんなのどうってことない −それぞれのキャパシティ−(笑)かっこわらい……はは
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石混じる 借り菜園に しゃがみ込み 穴を掘っては 水溜め作り
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老いぼれは 前頭葉が 退化して わがままになる 情けないやら
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老いぼれは お思いついたら やりたがり 情けないやら 恥ずかしいやら
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工場の 壁が日光 反射して 風も防いで 温室効果
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丸まった 背中をすっーと 伸ばしたら なんか啓示が 下ったような
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任せられ 信頼されて なんぼかな 迷惑かける お荷物かもな
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エビフライの尾は残すのに 読めもせぬエンドロールは見て席をたつ
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聞いとくれ Ai達よ 聞いとくれ 人間達は 孤独なもんだ
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気の利いた 返事を返す Aiに あんたほんまに シリコンチップ
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春が来て ミスの連発 下手こいた めげてる間にも 老化は進む
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物忘れ 他人に迷惑 かける度 引退したい 潮時でっせ
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長生きを したいしたいと 望むけど 運動を避け ネット釘付け
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あの子の傷は癒えていないといい 私の言葉を助けにしてね(自由律)
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始業前のラジオ体操の時でさえあの子はかわいい。色即是空。
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雨の日、香る生臭さ、死体の蝶、グロテスク
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金持ちは 悠々自適 傷つかず のほほんとして リスクを避ける
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潮時を 全く読めぬ 性分で 辞めてほしいと 言われてやっと
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「さよなら」と言うタイミングは何度でもあったのだから、だから、二人は。
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澱んだ胸の底を素手でさらうとやけに澄んだ源泉があった
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切なさを右の奥歯で噛み締めて眠る子羊果てのない夢を見る
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裏返したいぷしー差したはずなのに気づけば表線も外れて
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遠くから 光を求めて 来たヤツに 明る過ぎると 文句を言われ
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あなたには ユニクロの服が わたしには プラステの服が 明日届くわ
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ボス猫が ケトルに写る 猫様に 其奴そやつは誰ぞ!!! 言わんばかりに
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知らんがな。その哲学も、こだわりも。思いつつ淹れる、ぬるめのコーヒー。
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夕方の窓になりたい 住宅は、わたしのために明るくはない
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血の色は玉虫色か大国と云はれる国が世界をまはす
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諧謔ユーモアと 忠恕おもいやりさえ あればいい  世界平和は かくも易きに
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