二台ある パソコンの位置 変えただけ 気分が違う そういうもんか
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昔の絵 写真撮りて 眺めれば 楽曲に付け オーディオマックス
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ニコニコと 微笑むことが こんなにも 簡単だとは 思わなかった
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雨ニモマケズを丸バツして三角に並んだホクロにたどり着いた恐竜
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受験生 手が痛くなり思い出す 帰ってきましたお久しぶりです
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真面目そう最初の印象字で変わる蛇かミミズか恋の始まり
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あと一日で一月終わる朝 ふと思う こうして過去が出来ていくこと
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詠む力楽しむ力がどこにある我がはらぞこを探しつづける
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私ならおはようさんと会釈する向かいのおやじなぜ背を向ける
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床の間の無い我が家のテーブルでちょっと場違い迎春の花
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未来あす思う いいことばかりじゃ ないけれど 続ける日々が 層になるまで
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歌で知る 歌しか知らぬ あの人も 良い一年で ありますように
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神様がどこかにおりて松の内 星の光も一際清く
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団体に寄付したぬいよ、さようなら かわいい天使にもらわれてよね
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あくび呑む授業じゃ見えるそのへんをうろついている時の神様
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粉雪が開けた窓より舞い込んで外は真白く塗りかえられていく
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棺桶に花敷き詰めて春のよな人だったから私の祖母は
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あちこちと ガタくる身体 予告なしサプライズ メンテしながら 1マス進む
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父母ちちははと布団にくるまれホッとした 息子に残る三歳の記憶 /忘れない。阪神淡路
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青空に溶けて蝋梅咲き薫る寒の緩みも今日までらしい
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もう後も ないまま告げた 別れにも 彼女は一人 背を向けていた
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隠し事してはイヤよと医師に言う 祖母はお茶目な少女みたいに
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畦に立つ翁笑顔で「温いけな」モンキチョウ飛ぶ冬の菜園
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あの暑い夏はまぼろしアナ雪のアトラクションへと向かう玄関
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ニラレバと 餃子で友を 偲ぶ夜 震災前の 笑顔懐かし
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寂しげに 漂う雲よ 片恋よ 春を あのを 追うか待つのか
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朝採れで 白菜手にし 仕事場へ 存在感は ダルマ以上で
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雪の下の花壇の計画めぐらせて春待つ間の楽しみとして
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「死ね」と言い「死ぬか」と返してそののちの梨の白さを君に剥くなり
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「恋」という騒がしき日は遠のきてただ在てくれること深く頷く
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