山の端にゆるゆるのぼる月ありて花明かりもさす私の住む町
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6人でグループLINE作ったよ 四六時中が着信祭り
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消えた短歌思い出してはメモに書きまさに推敲二つ三つ四つ
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野良猫をとんと見かけぬ町となり駅前開発ついぞ始まる
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「さくら味バウムクーヘン」食べてみたなるほどこれは桜餅味
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ご近所の子供と遊んで洗われる再び汚れるおばちゃんだけど
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風冷えの 夜はポトフで 温まり 街も嵐の 熱気に包まれ
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今日だけのまじないだから書いとこか虫除け札は逆さまにして/卯月八日に
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地球儀をまわせば指が街を消し 僕らは桜の圏外にいる
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最終便  繋ぐ右手の温もりと左手刺さる入場券と
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辛ひ時 腹の底から 絶叫を上ぐる代はりに 三十一みそひとに綴づ
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やさしさを求めるだけの人だからずっと本音は言えないままだ
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いにしへのひじりむてふ春霞憂き世をよそに山にみちたり
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咲けば散る 愛しきゆゑの 儚さに 夢か現か 桜花日月
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アメリカが爆弾背負って来る明日わびぬれば 今はた同じ 難波なる 身を尽くしても 逢はむとぞ思う 20/100 元良親王
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春風を彷徨さまよひ 羽化したてのはね休ませつ 花求む初蝶はつちょう
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転勤で夫と別居一人行く桜の花は今年で四度目
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夫と私同じ表情かおして交わす一言オオタニサン 今日の天気や如何ならん
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散々に風を吹かせて 春は往く 戦の嵐 まだ収まらず
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日本は 知らず知らせず 鎖国する 検索すれば 一目瞭然 ※ 皇室 🇯🇵 JAPAN
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平和だよ 「大谷」「五輪」 つつがなく それ変だよと 溜息をつく
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築五年八畳一間のワンルーム私の人生対策本部
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満天の星になれずに真っ黒な池の水面に浮かぶ花びら
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待ちて詠む 歌の花束渡す日の君の微笑み思う楽しさ 「詠み直しました」
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吾を恋し 人恋し故 吾を愛し 人を愛せて 永遠がたゆたふ
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透き通る赤の燃え立つ煌めきのルビーへ抱くあなたのこころ
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脚本こうぞうで趣き変わるワンシーン歌人は監督カメラを回し
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氷の張った沈黙を今愛で溶かして ぐらつく足元抱いて支えて
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雨の音 煙るにおいと甘い味 みんなわたしを気にも留めない
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薬草と薊の香る庭園で共に頂く金銀花の茶
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