規則正しく生きろと見張る爪 もういらないねさようなら
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しんどいと 言いつつ今は 楽やんか うまくいってる そうもいかんか
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人身事故で寄る辺なくした番たちピンクに誘われ数を合わせる
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緊張で 誰もしゃべらず 降りるとき あずさの中で 頭叩かれ
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国分寺 乗りかえ迷い お隣の 女性に尋ね 礼も忘れて
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おみくじの 意味もわからず 景品を 貰えるものと ああ勘違い
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一限目 ものさしに触れ 身震いす
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本日は鍋をお風呂に入れ皿をまんべんなく 撫でるので定時で帰ります
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人であることを最低限にして
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サザン流れる後部座席で不自由さ抱えてたあの子を乗せて噛む果実
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クソサドの防衛担当齋藤が私に言うの君は機械だ
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僕たち林の中を逃げ回る泥だらけで笑う 遠くにいるから君が好き
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蓋が重なり固まり凝る 出してほしいと叫ぶ我/都々逸
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何もかも、馬鹿らしくなる二十四時 貴方がつくった習慣だから
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抱かれたい 俺は聞こえぬ フリをして 肉まんを買い 半分をキミに
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寝ちゃったの 俺は聞こえぬ フリをして ムニャムニャムニャと キミを抱きしめ
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言語化を するべきことと しないこと 言葉にならない 今夜のふたり
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雨降りて決断の時手に入れろ今こそ此処で繰り出す雷鳴
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資本主義、豆まき恵方巻喰らひバレンタインには恋も商売
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きっと嘘 きみの言葉は み空色 はく息白く 刺さる溜息
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歯磨きも 入浴もせず 一日中 海を眺めて 暮らしてみたい
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穏やかな 紳士のような 人物に なれると思う こんな心で
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悲しみを 背負いて生きる 人々は 報われる日に 勲章を受け
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融け馴染む メルティステラと薬指 きみのいたあと さよならのあと
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気管から腹に落ちる振動があなたの音楽おとを喰らってるよう
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見返して自分に何があるのかと 「ちゃんとあるよ」と伝えていたい
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「我儘」と詰られ慣れていたつもり そんな事ないつぶては痛い
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その日が来たら忘れて遺書なんて残さないから祈らないでよ
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怪物はナイフを握り葛藤す 檻の中なら人間ヒトでいられる?
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手をあげる親なんて普通だったじゃん 拗ねる私のインナーチャイルド
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