休み時間 隣の席で 大勢に 囲まれ笑う 君の横顔
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ストレスが たまる日々でも 気遣いを グリーンスムージー 気休め程度
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苺大福だいふくをキメなきゃやってられないよ 試験と就活 中指を立て
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温燗で自分の機嫌とりながらエドシーランでおやすみ不穏
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春立つ日きまりのような陽射し受けごみ収集車は給油を受ける
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かさね着の万葉・古今のかたわらにニュートン・オイラー置かるも愉し
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生更木の 凍てつく大地に麦踏みの ザクザクの音春近づきぬ 
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三層の劇中劇を観るような半覚醒の悩ましき朝
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列をす 灯籠のあか燈火ともしび 古き和風のイルミネーション
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退職の日は近づきて 吾の中に 被害者という 鬼が目を出す
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体操のお兄さんの如キッチリとラジオ体操するASDアスペの彼
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われの政治に沈みゆく午後の選挙車へ冷たき瞥を送る
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面並べる演説臺のたれかは嫉み読みて辿りぬわが闘争を
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ぬか床を久かたぶりに掘り返し 胡瓜と蕪を埋めて春待つ
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休暇前だんだん仕事やる気なく全て未来の自分に依頼
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細りたる 五輪の聖火 灯されて ガザ・ウクライナ 吾に迫れり
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気のせいか立春すぎの日照にっしょうにさしもの雪もかさちぢみたり
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じゃがいもの畝作るには丁度良い陽気だったが疲れた日だった
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乾きたる 地に春風の 駆けめぐる 木々育てよと 花粉飛びけり
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君の手を トランプさんが 握り締む 永久の別れか 永遠の別れか
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いちど降り 商店街を 抜けるって 俺はスパイか 乗換案内
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落ちた白粉 滲む紅 こんな顔見ないで 誰のせいでこんなに
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生きてると暗い闇夜もあるけれど、それでもいつか暁は来る
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いつまでも回れ回れよ風車今この現世、忘れるように
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紅のくれない水に溶けてく絵の具たち知らない内に染まったぼくら
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アプリなどお持ちでしょうか? 「大切なひと」に私は入ってますか?
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地獄では 耳を澄まして じっと待て 天から届く 心の声を
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いつの間に アナログからの デジタルに テレビ放送 浦島太郎
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運動を 止めた途端に 肩こりが 体全体 広がり始め
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車検済み まだ半年も 立たぬうち オイル交換 十万キロ超え
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