寝たいけど泪止まらず奥二重一首詠めたら夢の中へと
16
落ち着いて ぎゅっと自分を抱きしめて 大丈夫ひとりで生きていける
12
他人事ともう思えない、欄干のもとに落ちる花束はきいろ
9
ロボットでないことを証明しよう ストーブを消し窓を開けます
8
回収が終わった後にゴミがある時間守らん奴が許せん/ゴミカゴ当番
11
草原の 青を覆ひし 白銀に 玉投げる児の 手の赤きかな
9
新しい空気がさぁっと駆けて行く 船出にそっと寄り添うように
9
何時間 かけて仕込んだ 手料理は 食べて一瞬 作り手あわれ
13
深い夜 すべての時間が 押し寄せる たたかう力が 僕にはまだない
9
独りじゃない事は知っているけど ここに誰もいないから寂しい
7
夢があって別に大したことじゃないんだけど 細めた目で何を想う
7
「ホットラテお席までお持ちしますね」白杖持った日人魚は笑った
9
今だけの 期間限定 売り切れで 明日こそはと 二日連続 
9
「じゃあ今日は失礼しますね。お世話様」親子のような他人に成れた
10
ほらな?どんなにでかい石投げたって誰も見とらん。飛沫も上がらん。
7
皆が集まる水域に一石を投じればそりゃ誰でも見るさ。
7
君の注ぐ熱々の紅茶冷ましては 沈むシュガーを飲み込めもせず
7
かが朝で むが冬ならば そが古都で のが徒歩の時 がは奈良だろう
6
思うさま指揮棒タクトを振るえ円環を閉じる舞台の幕は上がった
11
バタンキュー深夜に目覚め白湯麺ジャンクなパワーを啜ってチャージ
15
へたくそな遺書も歪んだ生き方も四の五の言わずこっちへ寄越せ
9
宿題へペンを動かす手が少し遅くなってる日曜の夜  
11
道端の手袋虚空見あげては我温めた人の手恋しき
11
悪い夢一緒に覚ましてくれないか 寝起きに点てる深い珈琲
15
答案の 裏面に描いた イラストに 花丸もらい プレッシャーになる
8
かつて見た花びらの散る戦場いくさばにいつもと違う鮮烈な笑み
9
思い出はナマモノだからテキストに残していつでも読み込めるよう
10
最近さァ、寒すぎるよナ?そーゆーの「寒すギルティ」って言えばイんだよ
7
あちこちと ガタくる身体 予告なしサプライズ メンテしながら 1マス進む
28
午前から外へ出かけて髪を切る午後の予定は特にない
5