腹の虫 飼えばむしばむ心の和 虫は大好き黒い怒りが
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ヒーターの 前に陣取る 愛猫きみの脚 少し寒いね 春は近いね
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仕事には 工夫するほど 深みあり 効率上がり やる気も上がり
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雪虫と呼ぶを知らない子供らのその雪虫が春に飛ぶこと
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人殺す武器の輸出に耐え得ぬと矜持の道ゆく社長の光り (3/6)
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石橋を叩いて渡らぬ七十路ななそじの君の復職苦難へ飛ベリ
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一日ひとひ終へ バツ印増へゆく暦 過去へ戻らず 歩みぬ印
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ミッションはゴミ出し、チャリ通10km、お仕事さ お金に吊られ宙を泳がん
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完璧な朝じゃなくてもいいじゃない 光を浴びに靴履く休日
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農協の旅行直前キャンセルす去年の約束やはり叶わず
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約束の旅行叶わずふさぐ吾に梅満開と杖渡す夫
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木蓮がゆうらり揺れて思い出すこの花こわいと言ってたひとを
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あと一品買えば送料無料です罠と知りつつカゴに一品
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月こもる 闇より出づる 旅人は 巡り会うため 光の海へ
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息子帰省 いそいそ始む ご飯作り われはやっぱり 甘き親かな
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WBC 生で試合観れずとも ドームの外で熱気分かち合う
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もう桜咲いてしまうよ咲くんだよ咲くんだよあなたがいなくても
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ぼんやりと 車窓流れる雲見つめつ 春の夕暮れ 君待つ我が家へ
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すぐそこの春の気配をかき消してびゅんびゅん吹雪く冬のプライド
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はや満開 多摩川河川敷 白く染めをる雪柳や 早春
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涙する 悲しみさえも 食いしばり 負けるものかと 静かに立てり
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まっすぐな学ぶ姿勢の眩しかり小さき歌会の仲間のことば
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二日酔いと浮腫み無念極まれりガリガリ君しか食べられぬ刑
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自信薬あれば誰もが主人公 優の劣のと思わなくなり
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雨上がり 立ち上り来る土のを 風が運びて啓蟄のこう
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俯きて君を見送る紫のクリスマスローズ風のささやき
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北風に 凍えてなびく 梅の花 春は足踏み 曇天もよう
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一粒の梅酒の梅に染み渡る 過ぎ去りし時間ときの流れを想う
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ぷっつりと噛めばはじける春の香の 翠の粒やえんどう豆食む
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ベトナムへ行かぬと決めた「Aの意志モハメド・アリ」継いでいこうよ全人類で
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