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進めねばならぬ物語に戻るためセーブポイント午前四時
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仇とて 己が向けし 銃口の 銃座に見ゆる 娘抱く父 「ミュンヘン」オマージュ
4
復讐に 別れを告げし 公園の 鈍色の空 トレードセンター 「ミュンヘン」オマージュ
4
約束の 前日に送る 楽しみと あなたもきっと 待っててくれる
4
ローポリの雪を見ていた 世界には恐れるものは何もなかった
4
緑葉の 涼風戦ぎ 空碧く 白雲流れ 幾山越えて 尽きせぬ想い 届かねど 独り佇み 暮れなずむ
4
桜散る 心静けし つつじ咲く 陽射しあたたか 夏来たる 雲雀飛び交い 山歌う
4
締め付けの酷い頭にドロップキック これって感電じゃないんですか?
4
半袖じゃ寒く長袖着りゃ暑い袖をめくればうざったらしい/部屋着の迷宮
4
とうげ、とうげ、山の上下、どっち行く?
(
吹くからに 秋の草木の しをるれば
)
むべ山風をあらしといふらし /022/100 文屋康秀
4
時褪せて茶の古本を読む人の静寂「しじま」緩「たゆ」まぬ九段下かな
4
無邪気さと 忍ぶ思いを 抱く君と 僕も同じのオレンジパンジー
4
春の陽に徐々に空まで連れてゆく元気になれるパンジーの白
4
男など 全く以て 役立たず 仕込んだ毒で さあ「Good-bye」
4
経済に ぶち壊される 「人の世」を 起ち上がらせる 老若男女
4
独りだと 可哀想にと 一絡げ ご心配なく
ヒトカラ
(
一人カラオケ
)
アゲアゲ
4
不幸だと思った日にはなれないよ幸せなんてもう来るもんか
4
かすれつつ経路を上書きするSuica なんか恋愛みたいでいやだね
7
年の瀬の行人の顔見るたびに 己が孤独の現実を知る
11
弁当の 青菜はゴマか 塩コブか 聞くため出待ち
朝の雪隠
30
雨だれが 海の景色を 呼んできて 奇跡のように はじまる呼吸
38
吾子の住む 街に積雪 予報でて あのコは靴を 選べるだろうか…
35
搭乗口「
8
」をさがして 右往左往 乗り遅れる わけにはいかない
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路地脇の緑葉の中青柿が顔のぞかせて夏の陽を浴び
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来客にすました高い声を出す米寿の母の現役感よ
19
風の
音
(
ね
)
にひとの声聴き肩越しの白詰草に春告げる陽は
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サックスの深い音色は時をかけ心に届け夢みるごとし
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携帯も 本も見ずただ 穏やかな 景色を眺む 各駅停車
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ベランダのチューリップ今朝咲きそろい 孫は晴ればれ卒園式へ
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春の雨つぼみを濡らし花濡らし 風を誘いて花吹雪へと
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