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楽したいただそれだけの気持ちから「差別」を「区別」にすり替えるなよ
3
かざす手に沁みゆく暖はしんしんとほのかな雪の火をゆらしつつ
3
ドア開けてよもやの景色は雪の中 不意に異世界 僕を惑わせ
3
薄桃の花びら震わせ寒風の中 花開いたこと悔やむ寒桜
3
東京に 雪降り子らは 破顔する おむすび大の 雪だるまなり
3
私たち大口を叩いてようね青年という生き物だから
14
電車内 揺れにしたがいシンクロす 朝に 眠い おじさんおばさん
18
夕焼けの沁みた空気の手触りと色と香りは時間を止める
22
追憶の君は幼さ残ってるまた同じ星を数えられたら
20
同クラは出ない 水泳決勝戦 大歓声に プールが割れる
19
十五の夜 隣で眠る横顔の奥に 私と同級の母
15
僕たちは 毎日せっせと 食べる 食べる 今日もせっせと 薪を、焚べる
21
おれ人間向いてないやバッタとか良いんじゃないのとどこぞの二人
14
名月を収めた画面 夜8時 送信ボタンは、まだ押せてない。
10
長いこと生きてる気がする 僕だけど。ばあちゃんと並び月を見ていた
24
白鷺は細き
足
(
あし
)
して草を分けひょろ首伸ばし川面覗きぬ
19
湯の川を揃ってゆったり魚たち群がるところが湯の湧くところ
23
初雁の遅れ啼く聲かれがれに蓬老いたれみそらもろとも
28
茜雲あすも良き日になりそうな迫り来るなり燃ゆる黄昏
22
大病をせし弟よや健やかに暮らしておるか案じて祈る
23
じゃが芋を黙々と剥くピーラーは二十余年の現役選手
50
珍しく口から感謝飲んでいる珈琲豆よ育てた人よ
15
柿の葉をかき集めては思い出すみなで集いて落ち葉焚きし日
21
寒月のうら寂しげのそのままに今年はいかに凍てつく冬か
21
檜葉
(
ひば
)
の木の枝の中には遠い土地香りの中に私の中に
44
アマリリスと見紛うほど大輪に咲きし花瓶の百合は微笑む
23
頼まれて買物提げて娘来しシンクの汚れを見かねて磨けり
19
フード越し風が鳴るのを聴いている星瞬いて流れて消えて
51
なんということもない事なんとなく上手くできないそんな今日です
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うすよごれ てちてちホームをゆくきみよ何を見るよ地に近い世界に
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