欲しいもの挙げ連ねたら切りがなし 人の欲とはおそろしきかな
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1Kの狭い部屋には収まらぬ強い物欲われを支配す
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病故やまいゆえ1人が苦手雨音を 聞き帰り待つ息子きみは休日
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蒲公英たんぽぽの群れの目線で桜見て何とか撮りたいこのツーショット
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業務スーパーぎょうスーで 異国情緒を カゴに詰め 当たりあるかな 運試しする
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新年度 あいさつ回り 時追われ 雨天の土曜 車中で一息
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雪解より湧き立つ土の匂ひこそ生きている日の切なき証
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窓開けてけぶる空見る 霧雨の木々の狭間の声は雀か
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久々にサイト開けた喜びは短歌うたへの思いかみなさまへの思慕か
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うたかたの皆さまの短歌愛しくていいね押すのに忙しい夜
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「天才」と気軽に言ってくれるなよ努力してるし見せないだけで
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報道も安いお茶パック未入荷もギリギリまでは待つ気を保つ
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麦茶でもおいしいものの日本茶のわずか葉酸とれるうれしさ/ペットボトル除く
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葉桜に 新たな明日へ 導かれ 風にさらわれ 君にさよなら
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廃屋の荒れにし庭に水仙の栄華の名残り一隅を照らす
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ストーブを点けて観ている Tシャツの誰かの春と同じ国とは
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舞ふ桜 躑躅つつじつぼみ 顔を出し 初夏の如 風温し清明せいめい/二十四節気
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歩道橋から見渡せるパノラマの街に桜の敷き詰められたり
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アイデアを まとめる為に 夜散歩 カレーの香り パワーが溢れ
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春嵐も花粉も過ぎて神経が落ちつきそうな季節は近し
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美味すぎた鶏白湯麺のレシートを再来店の切符として抱く
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暗き世は 愛しき世なり あと少し 「力」蓄え 日の出を待とう
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物音に動じず 熟睡す愛猫 よほど疲れてゐたのだらうか
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ふうわりときみのうなじをくすぐった春風にさえ嫉妬している
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春の上飛行機雲と電線があやとりをなし蒼空ほぐす
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黒き羽ゴミを見張って塀の上 話しかければ春の友達
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春風になれたとしてもこの声は あたしのこの手はあなたの元へは
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ハムエッグ久々に食うハムエッグ気持ちいいほどうっすいハムだ
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またひとつ着ている服を薄くする桜青空六月の陽気
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いつの日か通り抜けたし 日本一長い商店街の端にて
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