別れたら 静まるはずが 野郎ども どんちゃん騒ぎのいびき祭り
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闘いを 終えし者たち 安らかに 眠れ三幕の 上がる時まで 「エイリアン2」オマージュ
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遠き日に 思い馳せる 夕暮れは 秋風立ち 葦の葉戦ぎ 山の端陰り 茜色
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遠き日に 思いを馳せる 夏の日の  秋風立ちて 葦の葉戦ぎ 川の音ね遠く  忍ぶその影 歌を詠む 
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寝かしつける この子もそろそろ 躾け時 いずれ「しつけー」と 言われるのかな
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薄墨流し 山の端おぼろ 春の宵 桜散りぬるを 春を惜しみて 花いかだ
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モノトーンの 花とフルート 口ずさむ 雀へ和む 歌筆の智慧 「星空 慧様へ」
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良いねポチ届いて花は開花してみんなの種が撒かれて行くよ
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海峡のことをおもひてゆく呑みの罪深き足取りあたたかき夜
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手水舎に 穢れ清める 湧き水の 指慈しみ 水ぬるみけり
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蝌蚪かと逃げろやばいぞ逃げろ消防団放水訓練ほら始めるぞ/蝌蚪かと―おたまじゃくし
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かすれつつ経路を上書きするSuica  なんか恋愛みたいでいやだね
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年の瀬の行人の顔見るたびに 己が孤独の現実を知る
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あの時が 最後だったと思い出す 未来が見えて だきしめる今
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愛犬の為と夫は仕方なく 冷え冷えの部屋で布団にくるまる
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気の早い初夏の風吹く通学路夏服のよなミズキの白よ
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搭乗口「8」をさがして 右往左往 乗り遅れる わけにはいかない
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いくつもの花びら風に舞ってゆく夏の化身の百日紅ひゃくじつこう
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来客にすました高い声を出す米寿の母の現役感よ
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原爆忌から敗戦忌へ傾るおほきみに籠る聲の玉音
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一九三一年九月画を画き戰端を開きぬ旧宗主の名を日本 といふ
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朧月と寄り添うように山々は佇んでいる穏やかな夜
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すぐそこの春の気配をかき消してびゅんびゅん吹雪く冬のプライド
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風のにひとの声聴き肩越しの白詰草に春告げる陽は
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言葉にはならない気持ち 春風が吹いて撫でてくこの感情を
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落涙し 絵になる女と ならぬ我 顔面格差に なお泣けてくる
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サックスの深い音色は時をかけ心に届け夢みるごとし
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昼下がり 息子が食べる ポテトみて 笑顔で突撃 0歳の孫
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老木の ひなたの桜 満開で パワーもらいし 五十二の春
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幸運を祈っているよ自らの春を目指して飛立つツグミ
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