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あと五分眠っていたいと思ってた 今は眠れず朝を待ってる
16
百歳の祖母がわたしに言いました四十八かいもうババアやな
29
冬の夜乾燥予防の布マスク自粛手作り「ご自由にどうぞ」
19
降る雪の
華
(
うた
)
は結晶 手のひらで溶ける煌めき想ひ滲ませ
19
誕生を今か今かと待たれる児生まれる前に既に幸有り
17
荒川の冷たい風が吹く中を 彼は一人で何を思った
25
俺のいる地域だけ雪雲が割れ晴れた。モーセの気持ちがわかった。
9
一文字の怖さをおもふ礼状の誤字指摘され電話をかける
15
落ち込んでゐても平らぐドブ色の朝ラーメンに半ライスつけ
9
水鳥が 朝の川面に 泳ぎおり 凍てつく水に 戦い挑む
28
窓外
(
そうがい
)
に
揺蕩
(
たゆと
)
ふ枝葉 降車口 冷ゆる手の如 頬
触
(
ふ
)
るる風
25
玄関の鍵の音(ね)でホッとするくせに口を開けばトゲが混じって
31
真珠
(
パール
)
にも色と形はとりどりで知らぬ世界は海より深く
22
歌紡ぐ僕に寄り添ふ街灯に「がいとうさん」の力を貰ひ (アンパンマンの詩的なキャラ)
17
優等生でいられない場所、家にあり母のスープにほどかれる意地
25
「あなたには無理」の呪文を噛み砕く 塩味強め母のおにぎり
27
許されぬ恋の道にはまりゆく暴君とハグ 民は迷ヘリ
23
名も知らぬ遠き島より流れ着く椰子の実達は幸せなのか
27
即興で下ネタにして子は笑う「読み聞かせ」とはちがうな、これは
14
奇妙でもこの言葉たち紡がせて 伝わらなくてもいいからどうか
10
おさしみや半額のシール越しにみる朝はまぶしいからカーテン閉めるね
7
厳冬の朝の布団のぬくもりは離れがたきもう少しだけ
20
「立つんだジョー」我と我が身に投げかける ホカペのうえで平たくなって
24
「いいね」などなかった時代が良かったね 少し寂しき。サラダ食みつつ
24
思った事をすぐに口にしまいと圧縮したまま忘れ去ってる
7
膝で寝て 口チュパチュパしニヤリ笑う 夢でも君の 母ちゃんでいたい
9
息子から 少し早目の 贈り物 幾つになれど やはり嬉しく
26
憤
(
むづか
)
りぬ赤児 おもちゃを差し出しぬ子連れの女性 気遣ふ車内
28
再会を誓い一旦別れたら夜明けのホットコーヒーはなく
21
顔つきが自信満々選ばれた瞬間ボツのギネスを忘れ
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