春雨の 薄墨流し 朝霞 しなやかに降るや 絹の雨 濡れて鮮やかに 野辺の草
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風薫る しなやかに揺れ うしろ髪 匂い爽やか 春の訪れ 恋の旅路は 風のみ知るや 春の夢
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七十七期 二万千番台の 卒業生達 母なる学舎 静けき偉大さ
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杖をつく 君に胸いっぱいの 感謝と恩 君のおかげで 息子は笑顔だ
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ネオン街 今は楽しめ この後は考えない方がいいだろう
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1番若手が出社しました コラ 挨拶が小さいぞそこの上司
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裏切り?違う違う 君が持ってないものが欲しかっただけだから
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延性のある悲しみよ どこまでもどこまでもゆく 小さなお家
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昼寝を「睡眠補給」と言い換えて気取る三月五度の十二時
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ここにいてよ いて欲しいんじゃなくて いなくなるのがいやなんだけどね
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うわべだけのすいませんあなたの目はゴミを見るような目ですよ
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過ごすうちに空いたところも埋まっていくと 思いながらも不意に崩れて
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ありふれた日常を切り取っていただけの 貴重な映像 増えない時間
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端っこの折れた歌詞カードにもらうサインが少し滲んでみえた
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朝茜 山紫に 水澄みて 深山入るや 嶺谺する 日昇るや 山嶺影射す 菩薩像 
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小さな後悔を積み重ねる日々 いつか大きな魔物に変わる
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何者になれずとも 君だけのお嫁さんに なれたらそれで
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うたた寝の 千切れる意識で 歌を練る 眠りの淵での チキンレース
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暴言を吐いた本人雲隠れ 謝る上司誠意感じず
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一言じゃとても足りないだとしても 贈る言葉は「おめでとう」
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手放しに良かった良かったじゃあないけれど それでも贈るよ「ありがとう」
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社員証入れるケースにキティちゃんのシール貼ってるあの子はハタチ。
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アンドロメダ銀河のことを語ってるきみの息白くって白くって
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子カラスの 巣立ち終わりの 静けさよ 朝が来たのも 気付かぬまでに
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墨を擦り五枚の短冊したためる祈りをこめて月は澄みけり
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昨日より少し綺麗な音がする吹き抜けてゆく風とオカリナ
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うたたねの夢の中でも隣にいる あなたを忘れる魔法があれば
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昼下がり木綿色の光浴び うたた寝をする夏の縁側
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言の葉の棘が刺さって抜けません 咲くのを待たずに腐りゆく心
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戻りたい 戻りたくない あの日々を抱きしめて生きる普遍パラドックス
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