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萌ゆる朝窓辺見ながら春を着る薄手エプロン鍋が鳴ってる
7
夕焼けを抱きしめました手を広げ駆け寄ってくる子の背中ごと
8
ありがとうただただ君が我が子だと想えば熱き涙とまらず
11
わたくしの心は誰にも明かさない正しいだけの青空なんか
8
タッパーの器とふたの大きさがいちいち合わぬわたしの運命
10
紫陽花は雨を愛する花だから包み込んでよ雲も涙も
10
わたくしに夢があったか忘れたが夏に向かってひまわり植える
7
まだ青きトマト湯がいて皮剥けば香り顔出す小さき夏は
7
君の手が蛍をそっと包んでる世界で一番優しい灯り
11
揺れそよぐすすき穂とまる赤とんぼ飛べ空よりもまだ空の上
11
雨垂れがキン・コン・カンと打ち鳴らす観音びらきのおれの肋骨
2
ラムネよりあの日の泡が溢れだす目にも指にも甘い想い出
7
立ち上がれ転んでもいい走り出せ向かい風ゆく君はまぶしい
9
進める日進めない日があって良い 右脳と左脳寄り添いあって
11
シンデレラの靴みたいな救いが欲しい 合わないヒールで踏みしめる帰途
7
ただ会って話して食べてまた話す また会う日まで生きるとしよう
19
貧困は望まないこと清貧は自らのこと律すると見る
8
蝉の声聞いて 今日から夏になる サイダーみたいな予感 はじまれ
8
無くなれば 満たしてくれた おやつ缶 空っぽにして まだかな と待つ
24
眠たくて 首もげそうなこの人に 右肩を貸す 次の駅まで
36
大切な 人をなくした
短歌
(
うた
)
詠めば そっと静かに 「いいね」は増えて
13
彩りが 消えて寂しい畑には 揺れて咲く花
菊芋
(
きくいも
)
の花
17
坂の街転がり落ちぬよう母は君の手つなぎ登ってみせる
13
母という海を超えゆきいつか知れ人しか人を刺さぬということ
11
やはり「また・・」
再燃病
(
さいねんやまい
)
に 悩まされ 岐路→岐路→岐路と 道は永遠
7
新米のとぎ汁 植木鉢に撒く いただきますの似合う夕方
26
言葉では つい言い過ぎてしまうから 秋色の葉を 貼ってポストへ
22
あなたには 長生きをしてほしいから ポテチは私が食べてあげます
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何度でもあなたの母になるだろう違った星で生きたとしても
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アスファルト 押し上げ根っこが背のびして 立って春待つ 桜の並木
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