共感を得る事だけが目的になった世界は、歩みを止める
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やることがひとつふえるとひとつへる動的平衡なりし老後
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「月が綺麗ですね」を待つきみの横顔は月
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ウタカタに 初投稿の 胸高鳴り みんなの歌に ワクワク青春
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膝の上 ねこの体温に 思ふこと あの日を生き延び 今があるから
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帰り際 手を振るお子の良い笑顔 またねと言えぬが辛いところ /クリニック受付
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冬日向まきの上には名も知らぬ蜂 黄金の腹動きたり
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皆眠る 刻はつとめて 書を開く このひとときは 我が財宝たからなり
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真っ赤だと褒められたりんご刃で剝かれ自慢の真っ赤脱がされてゆく
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千切れゆく毛糸の端のそれぞれを私みたいな夫婦と思う
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上階で移動させてる家具の音再び家の建具が開かない
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あの暑い夏はまぼろしアナ雪のアトラクションへと向かう玄関
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齢二十歳取り柄はないがのうのうと生きてる僕はたぶん景品
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シュートって腕より足と股関節?学ばず痛めた肩が疼いて (🏀 テキトーでも楽しいから困る・歌も同じかなぁ?)
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幼日の 温もり恋し湯たんぽの 布団の中で触れ合う指先 
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「がんばろうこうべ」を腕に巻きしめてイチロー打てり希望を空へ
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縫いぐるみのお猿を乗せてカート押すばあ様お茶目な幼女になりて
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幼日おさなびの学友と 影踏み遊び 思ひ出の 故郷ふるさとの公園
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日が昇り今日も行き交う人の群れ階下に降りて吾も歩まむ
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朝焼けのビル立ち並ぶベランダで嗅覚動く猫の眼哀し
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友達の 先にあるのが 恋ならば 私と君は どちらになるの
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おとうちゃん めんきょのこうしん いったよと しらせにくるよ ニャーンとくるよ
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寂しげに 漂う雲よ 片恋よ 春を あのを 追うか待つのか
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新聞の立正大の広告の風に吹かれて麗し乙女/イラストが可愛い
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予選向けボクサーのよに減量す のど自慢てばフライ級なの?(猫母様に返歌)
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喪のはがき、賀状もやまい報じおり静かにのぞむ 十三階段
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一日を表したくて鉛筆と七七余し暇を知る午後
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わたくしを守らなかった大人らクソガキの尻拭いさせられる青春
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君が好きなあの子に化ける一枚をかがんでえらぶ夜のけものみち
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春霞 峰に落ちゆく日の玉は 五ヶ月前の 線香花火
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