少しずつ 距離を置こうと してた事 わかっていたよ 今元気かな
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ひさびさに エンタの神様 堪能す ミルクボーイと どぶろっくが好き
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腰までの髪をザクザク切りましたヘアドネーション出来るのも最期
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晴れの日をともに祝った君は今どうしているか二五・二・五れの
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食べてやる林檎無花果、服着るし、肋骨だって誰にもあげない!
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眠れずに記憶の海を漂ってこの人生もわるくはないと
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勉強はビリでもいいが弱い子は必ず守れ指切りげんまん
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母ちゃんはお前が守れ男なら絶対泣くなよ指切りげんまん
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寝る前に爪痕残して眠りたい足掻くおのれの深層心理
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泣きながら電話をかける恋愛のかけられる方になってしまった
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亡き父が 鍬持つ傍ら描きしは 墨絵の達磨吾は短歌うた詠みし 
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声変わりかもしれないね十年後なにを語ろう成人の日に
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悪名が無名に勝る民主主義五十二パーは無関心にて
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また市長何度行ってもいい証拠さあ初恋をしに行きましょう
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朝はパン 昼はパスタで 夜うどん われら米族 小麦族へと
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賑やかな孫らの歓声来てみれば指さす先の部分入れ歯よ
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寒中の寝具は重いが常となりそれこそ夏のタオルケットまで
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さみしいをさびしくないと書き直しさびしくないよさびしくないよ
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今ここに背中預ける君はなく眼前の敵に天命を知る
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凍える夜 融雪剤を撒く凍結防止剤散布車きみを 我 ヒーローと呼び讃えたい
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一瞬だけ 全て忘れてみたくって 寝逃げに走る ねこのおやつまで
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ドブ川といわれようとも隅田川 きみに溺れてオフィーリアになる
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わたしから色とかたちを奪っておいて 言葉だけよと残した神様
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様々な 人間模様 描かれて 雲の流るる 冬の夕焼け
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四桁の印字されし明細票二つ折りにすれば 足元降るサービス券
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偉そうに人生を語るこの人はうたが詠めないし 今は私も詠めません
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聞くたびに木に生る靴の絵が浮かぶ今ですらなおちっちゃいわたし/靴が鳴る
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白床の中夜の底 あなたの鼾がすごく聞きたい
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夜の端 今日もバッグをポチります 腕は二本でわたしはひとり
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同世代訃報の多き昨今を馬耳東風に、生きてみている
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