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パーカーが握りしめてたこの毛はさ、長いし細いしそもそも赤い
7
「一」を足したり引いたり繰り返すのが人生なんだろうな/釋愛翔様 ありがとう
26
初鳴きのウグイス聞きつつ朝散歩 雪の富士にも春はすぐそこ
55
買物に 作業着羽織る 吾の姿 妻は空にて 怒っているか?
42
ちょっと前 雑草魂 はて今は 個性と防御 サボテン魂
21
奥歯欠け 型取りまでに 二週待ち 接着までに もう二週とは
25
枯向日葵にしろき窩數多ありて項垂れつつ零す種子を
25
最敬礼のこころに星条旗楯てぬ新愛國婦人會長を 撃て
15
敬虔に跪くなき被曝せし額縁に生き長らふるか、天皇!
14
嬰児虐殺に残りたる頭の割れて受難人形劇の耶蘇置く
19
辛口のジンジャーエールと焼きたてのピザで乾杯春の始まり
39
一九三一年九月画を画き戰端を開きぬ旧宗主の名を日本 といふ
32
風が吹く風に吹かれるカーテンを透かす光はもう春の色
48
僕たちの間を桜の
花弁
(
はなびら
)
が舞って君との遠さを知った
10
ひよっこが 意味わからずに 歌わされ あの素晴らしい 愛をもう一度
13
寒緩み買い物帰りにセカストで明るき色のコート手に取り
18
遠き日に 思い描いた 夢多く 白髪混じりて「夢」夢となり
37
青空へ白木蓮のつぼみ立ち再起の君へ春を祈りぬ
40
ピンクから黄色に変わりし店先の居並ぶ花に頬ほころびぬ(再考)
20
夕方は
菫
(
すみれ
)
色してまほろばの如く優しく染まる街角
50
寒々し 風吹ける中 空冴ゆる 耳を澄ませば 時の足音
10
詰んでいる寒くて辛く悲しいと言うあてが無くなるとはこれか
16
春を編む文字の飛び込みはっとすは闇夜に詠みしやさしこころね
16
ワンランク、ダウンダウンの化粧水老けも速まる物価高にて
30
こころから自分を恥じて振り返る白木蓮の忍耐強さ
24
待ち合わせ8時の電車の先頭ね スマホなくてもちゃんと会えたし/昭和時代青春の頃
40
震災後二年経つ日の「浄土ヶ浜」何事も無かったように波寄せ返す (記憶)
29
雨雲が虹を内包するように君への憎悪も恋の病だ
8
特番の「風の電話」に涙して震災の日の夜が過ぎてく
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落涙し 絵になる女と ならぬ我 顔面格差に なお泣けてくる
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