確実に 視力落ち 運転も ままならぬよう 老いたる極み
4
闇鍋の 食材買いに 訪れた ついで教えて 生物の本
4
混乱と 焦燥の日々 いい方に 行っているとは 信じられずに
4
トマトやら バナナを入れて ぐつぐつと 闇鍋つつく 今日は何の日
4
目覚むれば 頬撫でゆけり 春風や
4
半分に割ったピザまん三対二 三をあげるね二の方がすき
4
いつもより ちょっと多めの 食物繊維 お腹ゴロゴロ 取りすぎ注意
4
大谷のフリー打撃はパーンと音球が消えたぞなんと五階席 お題「消える」
4
勝手に決めた君はこうから外れてく君に興味が失せていく
4
12ビカリアの図を描き損ね加点をば得ず旧理総B
4
躁が来ることだけ願って見つめてる 天の明かりが神になるまで
4
意識する遺書の宛先は人の子の私へ 体を奪ってごめん
4
簡単な 義務も忘れて 単純な 割り当てさえも 果たせなくなり
4
失敗は 数々あれど 成功は 当たり前だと 言われてしまい
4
この人生は私がプレイヤーじゃなきゃ多分途中で終わってそう
4
とりあえず上手くいく気はするのよ。と、根拠もなくハンドル握ってる。
4
君がためクレーンゲームにお金積むボタン押す指に期待ふりつつ
4
朝に聴く小鳥の囀ずり心地よく ひよの絶叫減るセロトニン
4
人のよう うまく化たと褒めあって 春はほころぶ毛布の宇宙
4
偉そうにするなよ、私。毎朝のバスであの人に会うの期待してて。
4
あなたから見えていようがなかろうが 今日のわたしは世界一かわいい
12
生きること 喜びあえる山めざす 道の左右に 駒草咲いて
41
雪だるま並んで浴びる如月の日差しよ僕も溶かしておくれ
55
黄砂来て薄汚れたる雪原を 染め直せるか如月の雪
22
燻炭を撒いて融雪促すも 新雪積もって元の木阿弥
16
もの言はず追ひ越してゆく息子の背ほのと匂ひて犬見まはせり
23
この街に 何年ぶりかの 雪が降り 小5の僕が スマホを翳す
14
源泉に 湧くる言の葉 かき混ぜて 生まれ流るる 数多の泡沫うたかた /リメイク
26
如月の優し朝日に照らされて蕾ふくらむ沈丁の花
37
そうだよね 真面目すぎると損だよね さぞかしあなたは不真面目なのね
9