下層でも下卑た政治家比較ない純潔高貴の魂ありき
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暮れなずむ駅の階段 手すりには傷の数だけ笑顔、泣き顔
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追い追われ 想い想われ 手を取って このまま共に老い終われたら
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青年も優しき人も年寄りも理不尽を知る個々の場所にて
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落花生 投げては拾いまた投げて 吾子はよびこむ わがいえの春
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卒業と入学のの春風は、こぶしの白い花を揺らして
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五歳児は自分のことを「オレ」と言う イントネーション作る可愛さ
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眠るの耳元にそっと「さんぽだよ」ささやく夫に優しさを見る
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ぬいぐるみ 暑いときだと撫でる気も起きないけれどペンギンならば
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蝉時雨 ふと立ち止まり目をつむる 矢の如くゆく光陰の中
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粗大ゴミ置き場置かれた姿見に映る私に見覚えは無く
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本当に美しい日はおそらくは忘れてしまう程穏やかで
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来る夏の衛兵のごと門前に立ちて優しい立葵かな
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アメリカンチェリー一粒ちょっとした言葉の棘を反省してる
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いつまでも続いて欲しい信号が 変わって私今交差点
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直接は話さず話せず触れられず緑の通知が私の明かり
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白黒で はっきりさせないこともまた 美しさかも 百鼠色
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ひたすらに眠ることと食べること 愛しさ増して 我が家の老犬 \ もうすぐ17歳
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空を飛ぶ夢など見たことないけれど自転車からはいつも落ちてる
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あの日さえ離れてくれぬこの思い抱えて歩く枯野の草を
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心配のしすぎと友に言われても手の鳴る方へあなたはだあれ?
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三十一の文字は牢獄ならずと舎にいへ蒸し焼かる牝鶏
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「三人で来たかったね」と逝きしを偲びつつ行くコスモスの道
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ありがちの言葉机に残されてあなたの居場所は遠い日の午後
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長押しで電源を切る親指がたしかに息の根を止めていた
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入り浸る飲み屋の影にいる子猫そっと抱き上げ毛づくろいする
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大陸の 友と語りて笑いあう 小さき外交 祈りかさねて
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滝の音聞こへ来そふな油絵の水霧飛び来て吾にかかるごと
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壁に揺れる光の網を綾取りで取って取られて朝のうたかた
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雨の日の黄シグナルは寂しかろう心の岐路にひっそりと立つ
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