母の負を父のいさおで拭ひ去り 私は独り介護あしたを編めり
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中々にご立派でしょう うちの子のシール帳ですニ枚のふすま
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満開の 桜便りは届けども 我がふるさとの蕾は硬く 
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しづかなる部屋 コチコチと秒針の音だけ聴こゆ いねられぬ夜は
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新年度気になる事は多々たた有れど雨風あめかぜあとの満開桜
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窓枠に切り取られた空の青 雨に洗われ 何と清々し
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「一月は行く二月逃げ三月は去る」とことわざまで残るほど/同感
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萎るるを知らず散りたき桜花散り敷くものは涙なりけり
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病院へハート舞う風 並木道 帰りにケーキ春のご褒美
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通院をメインディッシュに一日を盛りつけている老後のふたり
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期待せぬときに雨は降るものと 納得をしてはなは散りゆく
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スーパーの 待合喫茶に 聞こゆ声 病と年金  身に詰まる午後
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ゆっくりとバイク走らせトンネルを抜けては眩む目に在りき母
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罪咎つみとがをしばし忘れし散り桜 何人なんぴとの上分け隔てなく
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笑い声 透過してゆく春の陽に 苦めの珈琲が未来予想
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週末は 花散らし雨 降ると言う 我見ぬうちに散ること無かれ
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雨の打つ小箱ひらいて子猫抱き寝息に胸の温む遠い夜 「チャー君」
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一泊の兄の寝床に酔い覚めの温冷保つボトルを2本
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ぐちゃぐちゃの豆腐顔して爆発だ 君だけにしか見せない自分
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たばこ火の終えしまでにピーヒョロとトンビを真似て仰ぐ空かな
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大地揺れ遠きあなたを照らす目が上下左右に彷徨いやまず
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5回死と遭遇したが目が覚めて思った神は不確かだった
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ジョーカーを引いてしまってトランプの引き際見えぬ切り札虚し
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団塊の端にも春はひかり満つ 妻とおとなうたまゆらのはな
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桜舞い欅は芽吹くさわさわと御宮をわたる風の依代
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通院の日にテレワークは有難し ねこのおひるをやる人がいる
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読んでいる二つの本に退職の警官がいてシンクロニシティ
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鉄橋を壊すついでにひとが死ぬ石器時代にもどす野蛮に
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訪れし かの要塞ゆ 四五キロの フジャイラ港に 上がる爆煙 /3月14日イランドローン攻撃
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春霞む 天つ御空(みそら)の 退(そ)きへにて 天翔(あまかけ)るらむ 君が御魂(みたま)は /挽歌
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