「マシュマロが好きなんだつて」日曜日はじめて遊ぶきみたちの頬
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消パイの出づる処に除雪来ず 道幅徐々に狭く成りぬる
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チビ猫が ねこベッドから 生えている 壁に映る影 やっぱり猫耳
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百均のデザイン良すぎるバーコード見失いつつセルフレジする
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ようやっと息ができると思った日 そうかそんなに疲れていたか
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あああくそ!早くしなきゃと思うのに社会の窓が見つかりもせず/後ろ前
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転がる豆 追いかけながら 部屋から部屋 付きまとう猫に「福は〜内」
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恵方巻 ばっさり切って皆で分け だって色々食べたいもんね?
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淡墨に青を浸したやうな空にエレベーター塔は孤独に立ちて
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けふはまたトモサンカクなる語を覚ゆ 晩酌すすむ 明日は立春
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まだ口に 残った酸味 あの夏の ミカンの青さ 十六の空
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やすやすとキレイゴトだけ述べたてる 戦後昭和の学級委員のごと
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鬼は外 多様性の この時代  鬼も内にと なる日も近し
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節分で巻き物代わりに牛丼を これも一種の多様性なり
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いつの日かあなたの隣に立った時 がんばったねって頭を撫でて
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明時あかときに 雨の降りなば 帰らずと 仮の宿り寝 後朝きぬぎぬの文
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MDの消えた世界で僕は今子供のお下がりを着て眠る
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両の手で顔を覆って意識下の昏き小路を辿らんとする
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春が来ぬ 自転車パンク 直す度 もらったテレビ 映る瞬間
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神様に背中を向けてでも君のことを見ていたい2月某日
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地獄では 耳を澄まして じっと待て 天から届く 心の声を
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いつの間に アナログからの デジタルに テレビ放送 浦島太郎
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運動を 止めた途端に 肩こりが 体全体 広がり始め
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車検済み まだ半年も 立たぬうち オイル交換 十万キロ超え
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中古車屋 ロビーは広く テレビあり ゆったり座る お客の気分
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冷え机 夏に恋しき 冷たさよ
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指し示す アプリの針は 南南東
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まうしろの きみのかおりに きがついて めかくしされても 本をよむおれ
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彼岸より戻りし切り身に繁栄を 鮪に成りて 男は望む/映画『デッド寿司』
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電気代水道代に交際費ガス代食費住宅ローン
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