一文字の怖さをおもふ礼状の誤字指摘され電話をかける
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落ち込んでゐても平らぐドブ色の朝ラーメンに半ライスつけ
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真珠貝 信じる者にパールあり信じぬ者は核を持たずに
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水鳥が 朝の川面に 泳ぎおり 凍てつく水に 戦い挑む
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真珠パールにも色と形はとりどりで知らぬ世界は海より深く
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なると巻き切っても切っても「寿」ね 切らずに一本食うべきだったか
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掛け違う 言の葉の海 沈み込む 澱をまさぐる 歌をこじらす
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「プルルルルッ」予約すっぽけ「ごめんなさい・・」ミスはいざなふ別の未来へ
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許されぬ恋の道にはまりゆく暴君とハグ 民は迷ヘリ
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霜枯れの 大地に根を張る玉葱の 冬を乗り越え春を待てをり 
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読み違え一太歯ぎしり足元で小川ながれるせせら笑って
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天下布武 世界レベルで試みし 王らの夢は一代限り
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楽しいの糸をくるくる手繰ってく何処へ繋がる糸かも知れずに
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「立つんだジョー」我と我が身に投げかける ホカペのうえで平たくなって
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朝ご飯 今日はバナナを加えよう 力が必要 もっと力が
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思った事をすぐに口にしまいと圧縮したまま忘れ去ってる
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鳥の声 虫の声 静まりぬ冬 遠くより聞こへ来るや予鈴
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スマホってアラーム「止まれ!」もダメなのね ちゃちゃっと改良できないかしら (音声認識で)
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口開けて良かつた歌を思ひだしこそぎ落され歯垢とともに
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神様は80億を比べつつ念波を数値化スカウターかけ
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再会を誓い一旦別れたら夜明けのホットコーヒーはなく
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メロディーは船を励まし海を越え語呂の響きで猫は踏まれて (チャラチャンチャッチャッ♪ )
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見上げてみえる空よりカーテンの隙間からみる空が好き
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積まれてる石の意味などわからないのにぼくたちはさらに積んでゆく
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結露、結露 滴るしずく拭えどもパッキンの黴ニタニタと黒し
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旅立とう道連れもなく金もなく明日だけあるあの日のように
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ない袖は振れず なおさら触れもせで <詩的飛躍>の 得難きにほい/改
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不安でも一日ずつを生き延びて 詠み返す日に泣けますように
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好きなもの選んでいいよに歓声こえ上げてメニューに飛び付く小さな君よ
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静かなる炎を抱きて闘いし タイ緩むるを背中で感ず
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