ハナミズキ送迎会の道光り白き花びら空へ羽ばたく
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庭先にそびえるモミジ陽を浴びて 若葉きらめき生命いのちみなぎる
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不在の 自由奔放 ヘデラのツル 我がもの顔で隣家のフェンスへ
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チビ猫の 首輪もどっか 見当たらない 買い替えどきを 知らせているか
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せいくらべ 孫はつまより 十センチ 高くなりけり アスパラの如く
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泣きながら パンを齧った そのひとに 月明かりみて 影を重ねる
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無邪気にはしゃぐ幼きまごが今 時折目を伏せ もの想うようになり
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蒲公英たんぽぽや庭に届きしわたひとつ植ゑてブタナと知りぬ粗毛あらげ
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どこからか宅配された髪の毛の束の根元に血がべっとりと
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親ごころ尽きることなく病める子と代われるものかと思いこそすれ
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母の愛 うざがる君が お風呂場で 口ずさむのは はなみずき
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本当の恋に別れを告げた後 月が初めて満ち欠けをする
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朝漬けの歌は働くすがしさの旨み吸い込み夜に馴染んで
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何日か先の気温の予報見て薄手の部屋着まだやめておく
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十津川の緑青色ろくしょういろは夏を呼び 戸惑う桜は春を終ふ
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「 向日葵や ※   米国の長トランプさんを 張り倒す 」 あんた一人で 何が出来るの ※「角川春樹氏」の俳句の冒頭
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吾が内に 世界再編 策は無し 「金」「金」「金」カネカネカネだ あるじトランプ
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明け方に ただいまという 母の声 安心をして もう少し寝る
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鳥や虫 受粉者のため咲いてるが 勝手にめでる ヒトが疎まし
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夜の中 静かな声が 響いてる
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この先も いくら時代が 経ったとて 人の愚かさ 目に余るほど
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強い者 目上の者に ゴマをすり 立場の弱い 者を虐げ
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今日も又 暗い心で 出かけては 早く終われと 時計を睨む
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毎日が 精神修行と 決めつけて 何とか過ごす 最終コーナー
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厳しさで 子供だましの お遊びを 無理やりやらす 保育士上がり
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厳しさで 細かいルール 乱発し 妥協許さぬ 教員上がり
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世間では いくら時代は 変わっても 昔のままで やるしかないか
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もう夜なのに街に出れないごめん ciまだ回っているから
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影法師 コートの隅に 取り残す
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春風に 背中を押され 前進め
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