愛犬の骨壷を抱く 嗚呼キミもここに一緒に来たかったよね \ 新居に移りました
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淹れたての コーヒーの香りは 僕をまた 君へといざなう 飲み終えるまで
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先輩へ 花が綺麗に咲きました 瞳に映る朱色の私
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晴れた日の 雪解けの音 心地良き 穏やかな風と 春色の空 
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あの日から 15年が経つ 今想う 変わらないのは ふるさとへの愛
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前を向け愛しているから前を向け 泣かないでほしい知らないでほしい
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五時の鐘 二度と戻れぬ場所にいる気がして不意に詩が生まれる
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さりとてものどかなりけりこの春をかぎりとすらむつひのひとひら
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まだ恋にしたくない春 夕焼けが綺麗に見える謎はそのまま
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本当はすべて綺麗だ 狭量な僕の認めぬ歌があるだけ
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雨やみて 窓に張りたる 花びらに とき儚きを 想ひ知るかな
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朝の縁 答えに触れぬ 問いばかり それでも重さ わずか移ろう
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空覆う 雨雲に似て 気分まで もやる 溺れる 水たまりの奥
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道端に打ち捨てられた私さえ 煌めく君が巻き込んでいる
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アイデアを まとめる為に 夜散歩 カレーの香り パワーが溢れ
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幼気な春の魔女たちたんぽぽの杖を回して笑顔振りまく
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いつだって手を伸ばしたら触れられる 夢の中でも温かい君
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春だから訪問看護師入れ替わり前任者の今ずっと気になる
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絹の雨 菩薩の如に優しけれ 花の命を慈しむかに
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曇天に星を隠した雨夜空 故人を偲ぶ月の命日 /2026.04.08
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ひい孫が零れ桜の通学路嬉々として行くのどかなる朝
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満天の星になれずに真っ黒な池の水面に浮かぶ花びら
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ちま猫ちゃん しょっきだなにも のれるのよ 「シニア」だけども げんきげんきよ
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ランドセルがスキップしてる、筆箱をドッちゃんガっちゃんさわがせながら
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鳥の歌いつしかやみて花寒に空の涙の音のみぞする
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花のふる風情を犬も知るやらん木の下に伏し花を浴びをり
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戻らばや花かんざしの童女わらはめの姿包みし春の夕暮れ
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夫の笑み思いつ供ふ桜餅 春茜見つお下がりを食む
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あしひきの山切れるところ古屋連なり 日入る海に雪崩れん如し
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パンツルック 流行はやりて街に 活気あり そむきて揺らげ スカートの花
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