古くて黒ずんできたフリスクで爽快になる口と胃の中
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寒さ返る 囲炉裏火弾け 茅葺きの   峠凍てつき 月影冴ゆる 独り酒酌む
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降り積もる 雪に吸わるる 音もなし 霜柱踏みて待ち人来たる 灯り灯り 馬いななくや 春隣
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「ダメな奴だ」と自分を呪う癖にようやく気付く夜/都々逸
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缶コーヒー ひとくち飲んで 深いと言う キミは笑うが マジだよ俺は
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春寒(はるさむ)に 悔いることなし おぼろ影 陽射し影朧 夢かうつつか
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美しい一枚の絵のような黒羊駝きみの姿に一目惚れ
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シャバいのがシマを作ってその中で価値がないことばかりしている
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Geminiさん、「げみに」で出てくる 可愛いね ひとかと思う二月の末に
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変な奴 自分がなんか 恐ろしい 周りに合わす ことをしないし
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褒めること 話し聴くこと 笑うこと それができたら 十分すぎる
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レーザーを 当てたところが 液流れ 眼圧下がる そういう理屈
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白光る 鋼の板を 眺めては 朧げながら 時は過ぎゆく
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胃袋が中からひっくり返る妄 苦か怒かわからぬ心の消化
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亜は鉄か獣かの意義を問ひゐたり ただ君は人にて在り 恥 嫉妬
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アンテナに かかる小さな アイデアを 歌にするのは 愛であるかな
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春雨の おぼろ霞て 山の端よ 朝の陽の緑葉射して白銀の玉溢れ
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朝日射し 雪間に揺れる 木立影 枝を透かして 白銀眩し 心澄みゆく
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背負った業ごうわざを磨いて業なりわいへ わたくしなりの自業自得
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かかかかか このもんどころ かかかかか めにはいらぬか かっかっかかか
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紹介状 レントゲン撮り 説明する医師 「どうされましたか」 は不要ですか?
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違和感を感づる事が作家なり独り嘯き厠に急ぐ
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引き取り手なき遺骨ギリギリ生活の目立つ高齢政治家は無視
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追い追われ 想い想われ 手を取って このまま共に老い終われたら
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青年も優しき人も年寄りも理不尽を知る個々の場所にて
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落花生 投げては拾いまた投げて 吾子はよびこむ わがいえの春
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卒業と入学のの春風は、こぶしの白い花を揺らして
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五歳児は自分のことを「オレ」と言う イントネーション作る可愛さ
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眠るの耳元にそっと「さんぽだよ」ささやく夫に優しさを見る
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ぬいぐるみ 暑いときだと撫でる気も起きないけれどペンギンならば
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