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「あいうえお」みんなはじめに習うのに いつまで経ってもわからない「あい」
10
AIが 瞬時に提示 夕飯の レシピを頼り ピンチをしのぐ
21
日常のほんの小さな幸せが崩れぬように甘噛みをする
15
「
寒みいから ひゃっけぇ水は 掛けねぇよ
(
寒いから 冷たい水は 掛けないよ
)
」母がつぶやき 墓石乾拭き /父月命日
42
「ごめんね」と言えない言葉が喉奥に詰まってしまう息苦しい日
10
極寒も春に近づくステップと思えば
2
月も少しいいかも
13
元気でも慈しまれているような気になれるからおかゆが好きだ
23
一本の線の違いなだけなのに、こんなに違う「
辛さ
(
つら
)
」「幸せ」
17
思春期と言う言葉でみな片付ける、そんな大人になりたくないな
11
改めて実感したら「あっそうか」一夜の恋も初恋みたい
23
ユーミンの歌詞が優しく飛んでゆく冬と春との間の空に
59
婚前に 君にもらった ミントチョコ 潤むまなこで 遺影に供へ
40
もう一度 始めよう それが別れの 春であっても
12
幾春
(
いくはる
)
を 越えれど 未だ芽吹かざる 蕾の秘める恋よ 何色
16
吐く息にいつか消えてくときめきと君が焼いたパウンドケーキ
10
処方箋まだ書けないよ私にはもっと訊かせてなにがつらいか
14
黄泉ばかり見ている人の袖をひくこの身をもちて碇となさん
16
それぞれの背負ふ荷物の重たさを触れずに終わる今日の女子会
72
羊羹の栗大き方きみに遣りふと手の触れし春炬燵かな
26
勾配は何
‰
(
パーミル
)
かその先に何が見えるかまた明日が来る
43
背伸びして したこともない 失恋を 感情込めて 歌ってみた日
32
黄砂来て薄汚れたる雪原を 染め直せるか如月の雪
23
いつの間にわれを気遣う年になり孫は手をふり家を出てゆく
36
人の世と 猫の世つなぐ 縁側で 冬用毛布をたたんで くしゃみ
44
青纏い私は綺麗に歪になった 春の売り買いとかしよう
7
針を止め欠伸のひとつ伸びをして夜の明けたるにひとりと思ふ
27
信長記太田牛一の忠義たるおれと比べて米ひとつぶの
21
猫短歌最近詠めぬ感じある詠まない僕にニャンニャンと鳴く
23
暮れていく西の空は茜色 雨の1日結ぶ
彩
(
いろど
)
り
35
堅雪に追いかけ回る童のころ 幼なじみの声甦る
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