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春触れて涼宮ハルヒの雪がやむエンドレスな日々誰ぞしるらん
10
羽のないバッタじゃ飛べない
板が
(
厚さ
)
ない
(
1cm
)
ならばスライス板
タテ
(
5mm
)
に切り (中学時代の課題)
14
万葉の 防人たちの 長き道 誰ぞ知る人 家族への愛
16
情景の言の葉の糸 見へたらば
筆
(
ペン
)
とふ編み針で紡ぐ歌
27
今日こそは開花宣言春うらら 思い新たにそれぞれの道
15
萩は秋それなら春はぼた餅と彼岸のたびに餅の名を問い
24
窓帷
(
カーテン
)
を
開
(
ひら
)
かば しとどなる
窓外
(
そうがい
)
春暁
(
しゅんぎょう
)
を濡らし そぼ降る雨/しとど=びしょ濡れ
26
早朝の動物病院の駐車場。斜めに停まった小さな車。
8
きょうもまた童謡ひびく夕暮れに老いたる父は安酒を飲む
20
ア・イ・シ・テ・ル 丘の上から旗を振る飛行機雲の先へとのびて
14
陽だまりで柔軟剤がいつもより やわらかになる春先の芝
11
野花詠み妻偲ぶひと我に沁む はじめて知った「狐の剃刀」/キツネのカミソリ
9
大切にしてもらったね先生にいつかどこかでまた会いたいね
10
雨けぶる土色景色
畔
(
あぜ
)
の肩肩身狭そにへばりつく雪
19
春なかば うす紫の朧夜に 時の篝火 言の葉揺らし
21
アスパラに、ベーコン、卵炒めたら、弁当箱を彩るは春
21
二種類の 機序の違いを わが知れど 処方のままに 朝なさな飲む
12
しゃべっては笑い続ける人形の背の配線が切れかけている
16
午後七時立ち食いそばで一人づつ 言葉交わさぬ背中、背中
22
春彼岸実家に帰り墓参り桜は咲かぬが
牡丹
(
ぼたもち
)
いただく
11
「弱音吐いちゃだめだよ」と言って祖父は小遣いをくれた。私は三十路。
10
透明な空気を吸って今日もまた濁ったものを吐いて生きてる
8
無垢なまま過ごした日々はもう遠く大人になれないめだかの学校
11
ネガティブな 話題が多い 毎日で 桜の開花 貴重なニュース
9
長閑な寝室のような君の心も 二人で住むと狭くなるでしょう?
8
澱む空 ひとり迎える 夜や悲し 孤独とはつまり 緩やかな死
6
三年は へこんだままの ガードレール 並んだコーンの
赫
(
あか
)
い葬送
9
無配慮の免罪符酒羨ましい 嫌悪を越して溺れ死にたい
4
損得で 考えるのは 損だよと 計算高い 新人に言う
4
勝ち負けで 考えるのを やめてから ただの一度も 負けてない俺
4
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