イカの腹分けて流るる墨の川いつ耳取るか鬼と相談(百人一首・二十七)
4
子ども当てに呑み屋に寄らん初ツモを引き惑わせるギラギラの母(百人一首・二十九)
4
有り金をくれなきゃ見栄で別れるとアカナメ語る不気味な話(百人一首・三十)
4
BRBさよなら二度と会いませんように!
4
青きのする 校庭に 草取り自動の ラジオンカー
4
さり気なく 軍国主義が 近づいて つつがなきこと 悪しき予兆
4
朝夕に飯を求める野良猫のために生きてる健康的に
12
玉響たまゆらの雨が今宵を包み込む眠れる僕も眠れぬ君も
36
バナナにも背中とお腹があるのだと吾子に教わる春の朝食
62
ガラス越し淡く舞い散ることもなく 変わらぬ私 置いてゆく秋
27
新品のマフラー整え 無意識に 君の温もり探してしまう
25
三十年住み慣れた家を後にする また新婚ね 小さなアパート
52
年の瀬の気配とどかぬ病室で正月準備考えており
24
この部屋の座椅子の窪みばあちゃんが生きてた証小さな重み
40
来世とか あるとしたらば 犬かネコ 木とか花とか クジラがいいな
17
先輩へ 花が綺麗に咲きました 瞳に映る朱色の私
18
三十年住んだ街は懐かしき 愛犬と歩いたあの道この道
49
さりとてものどかなりけりこの春をかぎりとすらむつひのひとひら
17
まだ恋にしたくない春 夕焼けが綺麗に見える謎はそのまま
7
雨やみて 窓に張りたる 花びらに とき儚きを 想ひ知るかな
20
朝の縁 答えに触れぬ 問いばかり それでも重さ わずか移ろう
9
空覆う 雨雲に似て 気分まで もやる 溺れる 水たまりの奥
27
アイデアを まとめる為に 夜散歩 カレーの香り パワーが溢れ
23
楽園の如く花たち咲き香り二季というのは寂しい言葉
52
幼気な春の魔女たちたんぽぽの杖を回して笑顔振りまく
13
いつだって手を伸ばしたら触れられる 夢の中でも温かい君
36
春だから訪問看護師入れ替わり前任者の今ずっと気になる
33
花散らし 頬を撫でるあの風を 僕の手中に収めたくなり
16
曇天に星を隠した雨夜空 故人を偲ぶ月の命日 /2026.04.08
24
満天の星になれずに真っ黒な池の水面に浮かぶ花びら
19