春がきた 人が行き交う 交差点 喧騒の中 キミが現れ
3
空白と 余白の違いを 語る俺 キミは笑って 詭弁よと言う
3
性分が災いしてか損ばかり それでもきっちりけりをつける
3
生きるとは何故生きるのか考えてまた考えてまだわからず
3
友達の誕プレ買ってうれしいな渡せる日までは生きていられる
3
おすすめのマッチングアプリ。先輩に教わったけど、たぶん忘れる。
3
悪口と悪口の間にパンを食う。パンも悪口も変わらぬ昼休み
3
もう多分会わない人達の安否が並んでる 何も起こらない春
3
あゝ花粉 童の鼻にゆくからず 鼻水垂らさず しだれ梅かな
3
有ってしまう言葉で無と虚を現したい 矛盾だらけの人間なんだし
3
拙者も凡百ふつうであるから堪えられぬとは知りつつも夢見る流浪人むしょく
3
朝を待つ眠れないまま目を閉じるまた夜を待つ眠れないまま
3
手のひらに収まる薄い端末で億光年の果てまで行こう
3
目の前の待ってたバスを見送った 変な快楽が離れていかない
3
一日が長くて苦痛の日が続く 短かすぎるのはアルパカきみとの時間
3
あなたとの 距離は零から こどもぶん 心は一から 零へと変わる
3
自分が歩いてる今を踏む今今今 パスワード忘れてしまうカラ
3
陽温かく 黄色一色 春はそこ メジロさえずり 春を呼ぶ
3
彫像の陰茎はあるものとする「世界の起源」には触れぬのに
3
午前二時 母の土下座の上に乗り 「お馬さんだね!」寝て!お願い!!!
3
カレー鍋かき混ぜつつふと覗き見れば 混沌に踊らされし我の見ゆ             
3
君の名を小さき衣に書きつらね 聞こゆ足音 手を止め思ふ
3
東日本大震災から15年、仮設病院での支援を想起す
3
じいちゃんとじいちゃんいぬが歩いてく朝凪あさなぎのみち海のある町
3
ねえなんでそんなことすら言えぬまま朧風さえいまは痛くて
3
休日の惰眠あっての高出力プライベートに馴染めぬ涙 (平日休み)
3
昨日より少し綺麗な音がする吹き抜けてゆく風とオカリナ
29
うたたねの夢の中でも隣にいる あなたを忘れる魔法があれば
10
昼下がり木綿色の光浴び うたた寝をする夏の縁側
11
言の葉の棘が刺さって抜けません 咲くのを待たずに腐りゆく心
11