ちょっと待て生じゃヤバいぞこのカニは義父母と病院送りは嫌だ
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どんどどんっ太鼓が鳴って笛ひゅるり 町の餅つき 心で「ヨイショ!」
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「おなかちゅいた」の ねこに ひとくちおやつやり そのまま二度寝 月曜の朝
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本当に 大台切れそに なっている しばらくカフェオレ カロリーハーフで
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しゅっとした振り袖娘は彼氏付き やっかみ目線で脇見運転
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サクラ咲け 思いを込めて ただ祈る 落選メールは来ていないんだ
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昔日の冴ゆる朝 成人の日に 母の一張羅いっちょうらまとふ姉
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寒風に負けるもんかと下向きの椿の花が一輪二輪
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成人の日が動くのはいいけれど記念日だった人はふくざつ
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ライブの日 暗闇の中 恥じらって 密かに繋ぐ 僕と君の手
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掛け声の 余韻抱いて 影並べ 大きな夕焼け 背負って歩く
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どの人も無駄だと知りつつとりあえず 行列並ぶパワースポット
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並ぶことそのこと自体が楽しみな 群衆心理のパワースポット
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ひさびさに エンタの神様 堪能す ミルクボーイと どぶろっくが好き
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ひでちゃんの夢をいっぱい見て「ねんね」したら夜明けのコーヒーうまい
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母ちゃんはお前が守れ男なら絶対泣くなよ指切りげんまん
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薪は爆ぜ驢馬の吐息が白くむアンデスの峰ケーナが渡る
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寝乱れたいいね夜明けのコーヒーを飲んでる途中また姫始
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泣きながら電話をかける恋愛のかけられる方になってしまった
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亡き父が 鍬持つ傍ら描きしは 墨絵の達磨吾は短歌うた詠みし 
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悪名が無名に勝る民主主義五十二パーは無関心にて
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また市長何度行ってもいい証拠さあ初恋をしに行きましょう
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辛ひこと有りし日の宵 腑と冴ゆる空見上ぐれば 微笑みぬ星
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ぼんやりと微睡む朝の薄明かり 雨音響き 瞼が落ちる
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忙しなく雛を世話する合鴨よ子育てお互い頑張りましょう
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ありがたき降っては融くる今冬も温暖化ならば憂慮あるべし
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さみしいをさびしくないと書き直しさびしくないよさびしくないよ
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今ここに背中預ける君はなく眼前の敵に天命を知る
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傘立てに残された傘色褪せて帰る場所なら既に忘れた
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どんよりと 灰色の雲 垂れ下がり 心も沈む 真冬の正午
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