あしひきずる 罪なき鴨を ただ喰ひ 関心あると 動物愛護
7
手のゆびと足のゆびとの関を切り 血のめぐりゆく冬の夜の風呂
23
辛そうに 云いきる君を 感じみて 気付いているのに 気付かぬ振りを
8
『素面』と書いて『シラフ』と読むと知った午後 ひとり想像を楽しまん
8
キモいかなこんなアニメが好きなんて 人目気にしてラバスト外した
7
帰宅する食べるすぐ寝るチャージするしばれる割れる湖面の上で
16
いっしんに冬の太陽あびて立つ風にゆれてもゆれないススキ
12
検診の 結果出た日の 晩御飯 急遽変更 健康メニューへ
14
枯渇の木々 雨の雫染みわたり 眠りし冬芽 春へといざなう
10
甘えたり突き放したりわざとじゃない私は距離が測れないの
9
「子供っぽい」思われたくないでも相応に 可愛い服も着てみたい
8
紙パック 交換される日 待ちわびて 今日とてルンバ壁に佇む
11
いまはまだ「他国や財務省のせい」 やがて言い出す「国民のせい」
7
泣きながら一人貯め込むNISAより二人貧しく笑うがいいさ
9
たくさんのものを壊したけれど 君が笑えてるならそれでいいや
7
白百合のように笑うきみに "月はずっと綺麗でしたよ"なんて
8
冬だけど 外の寒さじゃ なくこころ ぬくみみぐるみ さめざめと雨
8
メダル取り コメント聞いて 涙腺が 結果どうあれ みんな頑張れ
7
掃除機がホコリの粒を飲み込んで床の広さを噛みしめている
6
オリオン座も見えない街ですが半額の豚まんを あなたと食べるとちあわせでふ
5
乱気流 揺れる機内で 父親は 専用飛行機 赤子を揺らす
5
貧乏で なにもやらない 父親に 息子の批判 グサリと刺さる
2
パンケーキ パパはパキケファロサウルス ぼくのあたまもまるくなるかな
2
襟巻を巻くか巻かぬか迷ってて散歩途中に後悔の日々
2
ふと思う もう7年か 片想い 嫌いになれない ただ1人だけ
2
時違え 闇は平等 この星と人達作る 影絵の世界
2
米国に 「諂って諂って諂って諂って諂って」 日本
2
連絡をあの子に入れて背を丸めケーキ雨宿りさせつつ帰る
2
打ち出の小槌振りたれば 大店があぶく銭出す 「のらりくらり」と
2
静かなる メダル授与式 語らずも 国境を越え 胸に染みいる
2