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妄想をすることはとても好きだけど、妄想の後のため息は嫌い。
3
ハイブラの ジャージで人通りを走る 人目が減って きたから歩こう
3
あの雲はシュークリームでこの雲はエクレア 空にスイーツショップ
3
ため息とともにトイレに入ったら、便座冷たくて、ついに泣きそう。
3
そのことに 興味があるわけ じゃないけど 君のことだから 興味があるの
3
朝茜 紫雲たなびき 静けしや 山の音ね響き 幾山越えて 山嶺やまね陽射して みどり一色
3
ひと夏の恋もたった一文の末尾にばってんふたつ書いてサヨナラ
3
脅したり 大声出して 威圧する 軍隊みたい 相手は子供
3
支配とか 強制とかは 人権が 一番嫌う 悪質なもの
3
意識なく 独りベッドに 横たわる 死を前にして 何を思うか
3
日本では 他人とは違う 選択を すればするほど 気味悪がられ
3
縁取りも 見本の色も 気にもせず ただただ好きに ぬる子を見てる
3
泥被り支えてくれし我が
土方
(
とも
)
よ逝き恥さらす己を許せ
3
澱む空 ひとり迎える 夜や悲し 孤独とはつまり 緩やかな死
3
自分史をながなが語る男には あくびとともに哀しみ誘う
3
ほー法華経 千葉の田舎の工場の駐車場にて初鳴きを聞く
3
木葉屑草壁若葉花いきれ 牛迷宮に学生帽は燃えつきにけり
3
平凡でありきたりだと捨てた日が懐かしき詩の一節となる
29
意味ばかり 受けとる人が置いていく お気持ち 拾って洗って干して
14
老犬はよく食べよく吠えよく眠る脚さえ動けばキミは若者
13
朝一番テーブルの上にはバラの花 静かな善き日 古希を迎える
23
しょっぱいのーその目玉焼き、君の
性
(
さが
)
。いっぺんここらで心に
愛
(
あまみ
)
を。
11
来し方の出逢い全てが星となり瞬いている真冬の銀河
46
人住まぬ坪庭の木に絡みつく昼顔の花侘し夕暮れ
51
闇迫る秋明菊の
白魂
(
しろたま
)
が仄かに揺れるハロウィンの宵
35
週一のデイ送迎の車窓より深まる秋の町並みを見る
41
そこにありて 草木の陰に 冴え冴えと
泪
(
なみだ
)
に映る 野菊の
彩
(
いろ
)
よ
22
独りでも 生きよと諭す 声に似て そよ吹く風に 母の恋しき
31
灯台の
灯火
(
ともしび
)
なれば 君が手を 離さじと思ふ 世が終わりても
27
暗幕
(
あんまく
)
に 散りばめられし 銀の鈴 夜風の揺らす 星の
音
(
ね
)
いくつ
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