Utakata
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柔村
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ときどき、のんびりな投稿です。あけましておめでとうございます。
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ホットミルクに似た声の人だった まろやかに溺れてくみたいな
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あめだまとバンドエイドをおまもりに生きていく なにか欠けたままでも
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はりぼての足でこのまま駆けてってほんものを見たい ぜんぶぜんぶ見たい
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眠ってる間だけどこにもいない 毎晩ちょっと死んだ気がする
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眦で爆ぜた火片が種となりいつかよく似た花が咲くこと
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てのひらで慈しんでた太陽の焼け跡が疼いて眠れない
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修正ペンで塗りつぶした一角がそのまま流れてくエンドロール
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埃だと思い込んでた ずっともう星は真上でひかってたのに
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遠くまで来ちゃったなって思うから浜辺を歩くのってこわいよ
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さよならの「なら」を言う時いつも舌がもつれちゃって終われなくなる
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にんげんのことばがつうじないまちでにんげんとしてくらしています
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すべすべの小石を拾い上げるように話したことをポケットに入れ
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頭上数メートルに浮くもうひとりの僕がうたう レストインピース
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散歩中のハッピードッグとすれ違う数秒ゆっくり回るペダル
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きたないもきれいも全て薪にして 煤の中でも歌ってよ、スター
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本当は粉薬だって飲めないし、なりふり構わず泣きたかったし
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やくそくは勝手にほどけてくもので、ふと立ち止まる 靴紐もそう
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単三の電池2本で旅をした僕たち、今はどこへも行ける
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もしいつかアメーバになる日が来たらマーマレードの瓶で飼ってね
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ドーナツを食べたからだが宇宙になる 神さまもここにいるでしょうか
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窓際でふっくら眠るねこを幸福として数える通勤路
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サルビアの蜜の味だった内緒話 今でも口でころがしている
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いつの間に散ってしまってたんだろう 変われる期待とか桜とか
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噛み切ったざらざらの爪でやさしく撫でるみたいなちぐはぐなひと
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背を押した指の熱さをいつまでも忘れられない河底の石
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今日までの一年とケーキをおなじくらい大事に抱えられたら
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多分もう会えない人だ 読み終えた童話の中でほほえむように
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ひび割れた足をあぶくが笑うけど、それでも波と踊りたかった
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僕達のことばは炎 揺らめいて熱を残して消えていくもの
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きみのこと映す液晶の熱さに繋げやしない手のひらを思う
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