柔村
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投稿数
155

ときどき、のんびりな投稿です。

眩む日々 まぶたの裏で泳ぐ透明な魚を夏と名付ける
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かさぶたを剥がす 台無しにすることだけは得意でごめん おかあさん
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夜と海の汽水域で月がしゅわしゅわ溶けるのを眺めてようよ
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将来はくらげになって、海底人たちのアイ・ラブ・ユーを聞きたい
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手を振って別れちゃったら握ってた熱が空気に溶けちゃうような
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ひまわりの才能がない 輪郭をふちどるひかりで泣きそうになる
7
あなたにはあなたにだけの海があり、あ、さざなみ、と思う まばたき
5
「バッドモーニング」寝起きに唱えたら、これより悪くはならないから
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わたしまだうまくできない ひとらしいせいかつ ひとらしいあいしかた
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君が見た背中の星座をわたしは知らないまんま夜を超えてく
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うっせえよって思ったら肉を焼く 人もなかみはどうせおんなじ
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たましいをやすりで撫で回されてるみたいな日にもきみはやさしい
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最後にはなんて名前をくれますか 人間の♀ 春生まれです
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題名もない本の行間をどこまでも往くこがねいろのひかり
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傷を掻きむしること、髪を触ること、だめな癖だけ増えてゆくこと
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こんばんは そちらの暮らしはどうですか 六等星のワンルームより
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遠くまで行こうよ ぼくがいなくても回る世界をたのしむために
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繋ぐ手のひらに書かれた「いつまでも」の消費期限を知らないふたり
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胸の中、レースのように重なった思いがいつか真珠をつくる
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心臓をあげます しろく輝いた、それは確かに愛だったのだ
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きみを好きと思った回数分の花を束ねていつか贈るよ
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透明人間になって君が読む本のページを眺めていたい
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ホットミルクに似た声の人だった まろやかに溺れてくみたいな
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あめだまとバンドエイドをおまもりに生きていく なにか欠けたままでも
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はりぼての足でこのまま駆けてってほんものを見たい ぜんぶぜんぶ見たい
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眠ってる間だけどこにもいない 毎晩ちょっと死んだ気がする
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眦で爆ぜた火片が種となりいつかよく似た花が咲くこと
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てのひらで慈しんでた太陽の焼け跡が疼いて眠れない
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修正ペンで塗りつぶした一角がそのまま流れてくエンドロール
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埃だと思い込んでた ずっともう星は真上でひかってたのに
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