Utakata
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七竹
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テクニカルライター、元翻訳者。仕事柄堅くて具体的な言葉が好きです。今更ながら、百人一首の本歌取りをしています。
百人一首と検索するだけで歌と解説は見つかりますので、是非見てください。ルビに怖がらず。
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中年の同窓会の夜半まで
(
天つ風 雲のかよひ路 吹きとぢよ
)
乙女の姿しばしとどめむ /僧正遍昭 12/100
10
下向いて片手袋を探す海
(
わたの原 八十島かけて 漕き出でぬと
)
人には告げよ あまのつりぶね /参議篁 11/100
8
これやこの
想像ラジオのジングルは
(
行くも帰るも 別れては
)
知るも知らぬもあふ坂の関 /蝉丸✕いとうせいこう 10/100
10
抜け感がくすみ始めて春来たる
(
花の色は 移りにけりな いたづらに
)
我身世にふる ながめせしまに /小野小町 /9/100
9
ニュース見ず皆既月食に気付く夜
(
我が庵は 都のたつみ しかぞすむ
)
世をうぢ山と 人はいふなり /喜撰法師 8/100
11
働き者の総理は空など見上げない
(
天の原 ふりさけ見れば 春日なる
)
三笠の山に 出でし月かも /阿倍仲麻呂 7/100
13
歌詠みの熟考中のメモ帳の
(
かささぎの渡せる橋におく霜の
)
白きを見れば夜ぞふけにける /中納言家持 6/100
14
声帯を取られたチワワに話す人
(
奥山に 紅葉踏み分け 鳴く鹿の
)
声聞くときぞ秋は悲しき/猿丸大夫 5/100
10
東海道新幹線の車窓から
(
田子の浦に うち出でてみれば 白妙の
)
富士の高嶺に 雪は降りつつ /山部赤人 4/100
13
南西の医療のない国でトゲ刺さる
(
あしびきの 山鳥の尾の しだり尾の
)
長々し夜をひとりかも寝む /坂上田村麻呂 3/100
11
夏が来る捨ててあるような室外機 衣干すてふ 天の香具山 /持統天皇 2/100
9
夜遊びと祭りが終わる月曜日 我が衣手は露に濡れつつ / 天智天皇 1/100
11
高額の現金を持つ。本名を知らぬ娘の学費になるそう。
14
旧市街未来の候補は現れず蔦草絡む茶色いポスター
15
自販機のペットボトルが水筒に名前を変える午後の仕事場
16
愛してる。ああ?愛してる。
(
奢った3000円、利子つけて
)
愛してる→→「レターパックで現金送れ」
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おじさんのギトるLineを盗み見る 駅と駅と気と遠くなる
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イヤホンが汗で没する さようならはFマイナーのFUZZで
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「人は死ぬ」あらゆる人の最終話 善悪すらも彼岸に消える
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アカウントああアカウントアカウント 重ねた便利に頭がきしむ /芭蕉
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大体の嘘はニベアで隠せるとガールズバーで教えてもらう
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体温を計る7度2分である。平静な顔で実家に帰る
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青白い画面が夢を叶えてくれるマッチのように携帯を擦る
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朝焼けを見ずに今後は過ごすのかデジタル太りで食事中毒
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録音の駅構内のアナウンス1/2で左右違える
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喫煙所探し回って旅をする山の中すら宝を拾う
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怖いから歯をむき出して威嚇する 動物すらもしない仕草で
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面白きこともなき世を面白く電気の網抜けはるかの家に/高杉晋作辞世の句に下の句
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銀杏を食べる我々石器時代からSFあたりまで続くのだろう
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筋肉をスクリューにする小舟たち区民プールの大うなばらに
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